以前、岩田健太郎先生の記事を紹介したのですが、その後新型コロナウイルスが広がってしまい、岩田先生がダイヤモンド・プリンセス号での問題点を指摘したことで変な風に有名になってしまいました。
それはさておき、感染症の専門医として岩田先生の新型コロナウイルスについての本が出るというので、きちんと勉強したいなと思い、読みました。
『新型コロナウイルスの真実』
ピンクのノートは新しく導入した、何でもメモノート。
オタク活動の一部として、興味のあるYouTubeを見ることがあるのですが、これはいいかもと思っても、さあ〜〜っと見ちゃうと後でどうだったかしら?どこで聞いたかしら?と探しにくいので、気になることはメモしとこうと思って導入しました。
また、本も内容を覚えておきたい部分をメモしとくといいかなと思って。
特にこの本のような新書や勉強系の本は内容を把握するためにも、メモしとくといいかなと思います。
小説も長いものだと登場人物や話の筋、気になる言葉とか書いとくといいかなと思います。
付箋も使っていたけれど、付箋が多いと、結局探すの大変だったりするので、メモを試してみようかと思います。
このmarumanのノートはとても書きやすくて、ミシン目も入っていて、好きなノートです。
ということで、新型コロナウイルスに関する事を色々と勉強しました。
新型コロナウイルス感染症については連日テレビでもネットでも様々なことが言われています。
その中から、どれが大切な情報なのかを選ぶのはとても難しい。
この本の最初に、新型コロナから自分を守るために一番大切なものは情報である。とあります、しかし、正しい情報を得て判断するのはとても難しいです。
その中で、きちんとした情報を得て、結論を決めつけずに、正しく判断するためには、正しい基礎知識を持つことが大切。
ということで、ウイルスとは?コロナウイルスとは?から分かりやすく説明してくれています。
基礎知識を持った上で、いろいろな情報から、自分の頭で考えて判断すること(他人の判断に任せて右往左往しない)、安全を考えて行動するが大切で、安易に安心を求めない、など、大切なことが書かれていましたよ。
また、日本における問題点も書かれていました。
PCR検査についてもありましたが、日本でありがちなのは、全体主義になってしまって、科学的合理的判断よりも情動や形式主義での判断になってしまいがちであるということ、専門性へのリスペクトがないこと、パニックに乗りやすいこと、など、本当にそうだなと思いました。
信用できる情報源としては、厚労省の感染症のページ、感染症の本当の専門家の発信する情報、海外の大手メディアの情報(BBC,ニューヨークタイムズなど)をあげてありました。
一番信用できないのはTV情報(ワイドショー)だし、ツイッターなどのネット情報は玉石混淆
とあって、そうだよね!と思ったです。
動的平衡の福岡伸一氏のウイルスと他の生物や人間との関係を書いた記事も先日読みました。
ウイルスは高等生物が登場した後、その遺伝子の一部が外部に飛び出したもの。
しかし、ウイルスは他の生物の細胞の中でしか生きられないので、色々な生物を行き来して遺伝情報の伝達の一躍担い、進化の加速に関わっているらしい。
時にウイルスは宿主を病気にしたり、死を招いたりすることもあるけれど、生命にとって不可避的なものである以上、これからもウイルスと共存して行くしかない。と。
また、様々な病気と闘いながら医師を続けている前田恵理子さんのこの記事にも、なるほどなと思うと同時に、この新型コロナウイルスによって、これから世界も、日本も、自分も長期的に付き合っていかないといけないし、もう元の世の中には戻れない中で未来を模索しなくてはいけないのだろうと思いました。
大局的にはどうなるか分かりませんが、今現在、私達がするべき事は
正しい情報を選択する。
安全に考慮しつつ、安易な安心を求めない。
勇気と愚行をはきちがえない。
そのフェイズによってぶれる事を容認する。
知性を信頼する。(反知性主義に陥らない→アンチヒューマニズムになりかねない)
考え続ける。
この本を書いた後に、新型コロナのフェイズが変わったため、岩田先生も一部の考えが変わったようです。
変化する状況の中で判断するっていう事だなと思います。
自分の説を事実が変わっているのに、意地でも変えないというのは科学的ではないという事ですが、自分も陥りやすい事だなと思い、柔軟な考えが大事だなと思いました。
爽やかなブルーのお花を見かけて、久しぶりにお花を買ってみました。
部屋が明るくなりました。 やっぱりお花はいいな。