子どもがそれぞれの勉強のために山口を離れて、旦那と二人暮らしになったら、時間的にも精神的にも自由度がとても増加しました。仕事と最低限の家事以外には、本の虫な生活をしようが、へたれな生活をしようが、DVD三昧しようが自由です。ちょっと前に本の整理がだいたい終わったので、ちょっと快適な本生活を送れるようになりました。(あの本は何処?と思った時に探せるようになったので)
ということで、二人暮らしながら、一人の楽しみの時間に最近読んだ本は以下のとおりです。
『いつも旅のなか』角田光代著
月並みですが、旅に出たくなりました。旅にもその人その人のスタイルがあって面白いな。
『恋する文豪』柴門ふみ著
文学作品をサイモン流に批評していて、私とは違う見方だなと感じる所もあるけど、なるほどと思うところもあり、面白かったです。特に徳富蘆花の『不如帰』が県大のK先生のレポートで読んで、びっくりするほど面白かったのを思い出しました。
『酒を愛する専門医が教える アルコールの健康学』長田敦夫著
とても解りやすく書いてあって、アルコールが好きな人は一度読んでみたらいいと思う本でした。
『スープ・オペラ』阿川佐和子
35歳の独身女性の話なのだけど、叔母さんも同居することになる二人の男性も、そのほかの登場人物もちょっと~だいぶ変わっていて、それでいて妙な温かみがあるので、憎めない話でした。私はこういう話を読むと、結局人は愛情や血のつながりだけではなく、友情でのつながりが一番ではないかと感じます。家族も突き詰めれば友情だと思うので。
『「超」整理法』野口悠紀雄著
読み直してみたら、IT関係の事は、日進月歩なので古くなってしまっていたけれど、時間軸で整理するという発想は、画期的だし、わたしも影響をうけているなと改めて思いました。
『RUSKIN'S ROSE』ヴェネチアの薔薇・ラスキンの愛の物語 ミッシェル・ロヴリック&ミンマ・バーリア著 富士川義之訳
ミレイの展覧会関連で、ミレイの奥さんの前の夫のジョン・ラスキンとローズという少女の(ある意味清らかな)恋の話ですが、ラスキン氏もローズも相当エキセントリックな感じです。ラスキン氏は知の巨人として知られているらしいのですが、人間関係では、相当変な人という感じは否めません。
DVDで『長州ファイブ』を観ました。山口県に住むものとして、観ておかなくてはと思って借りたのですが、結構面白かったのですが、最初から半分くらいまで、登場人物が誰が誰なのかよく分からないという状態でした。すでに、この話を知っている人なら解るのかもしれないけど、もうちょっと説明がないと、???という感じでした。後半に5人でイギリスに渡るあたりからは、面白くなりましたが。
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さこお
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