『メタルフォーゼの縁側』は漫画が原作の映画です。
この鶴谷香央理さんの原作漫画がとても好きだし、映画の前評判も良かったので是非見たい。
しかし、例によって映画館が遠い〜。
山口市には映画館がなくなってから久しく、隣の防府市と宇部市には映画館があるけど、見たい映画が上映されていない場合も多いのでした。
最近はアニメ系が強いらしく、私の見たい映画はマイナーのようです。
やれやれ。
それで今回も車で高速使って1時間ちょっとの下松市の映画館に行って来ました。
最近運転が苦で無くなってきたので、見たい映画は我慢せずに行くことに。
基本、高速道路(山陽自動車道)が空いているので、それほど大変な運転ではありません。
映画は評判通り、とても良かったです。
漫画の良いところが壊されずに、さらに芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんのお二人の演技によって登場人物が生き生きとしていたように思います。
ビジュアル的にも漫画より素敵なお二人でした。
そして、BL漫画を初めて読んだ雪さん(宮本信子さん)の反応にそうよね〜って思うし、私が最近「チェリまほ」や「美しい彼」とかを見た時の意外にもいいな〜と思ったのと似てるのでニヤニヤしたり。
うらら(芦田愛菜)ちゃんが自分が好きな事を隠している感じもわかるし。
誰かと語り合いたいのはどんな沼人(オタクともいう)も一緒だし(笑)
しかし、この映画で私が一番印象に残ったのは、芦田愛菜ちゃんの爆走!
愛菜ちゃんの走り方がいいのですよ。実際にもこの人足早いんだろうな。
そして、めちゃくちゃ走る❗️
なんで監督さんはこんなに愛菜ちゃんを走らせたんだろう?って思うくらい。
でも、疲れ知らずに走る姿を見て、若いって全力疾走できる事なんだな〜って感じました。
私が最後に全力疾走したのっていつかしら?なんて見ながら思った。
全力疾走できる歳と腰が痛い歳との肉体的な年齢を映像として示しつつ、好きな物を見て感じるところは年齢とは関係ない事をさらに強く語りたかったのかな。
若さはうらやましいけれど、歳をとって積み重ねた雪さんの感性もいいなと。
そして、年齢は関係なく、幾つになっても新しいものに感動したり、グッと来たり、沼に落ちたりするのって本当に楽しいなと思いました。
本当に歳は関係ないのよ!
全力疾走はもう多分できないけど、いつまでも内面は好奇心を忘れず新しい事を求めていたいなと思いました。
映画はほとんど原作を踏襲していますが、所々マイナーチェンジもありました。
それもまた良し。
いわゆる感動ポイントでないところで涙が出たり、クスッと笑ったり、映画館が空いててよかった。
もう一回漫画を読み返そう❗️