大ちゃんの怪我からの復帰戦となったフィンランディア杯。
こちらも当時、新聞でその優勝を知りました。
（あの頃は新聞が重要な情報源だったのだなと隔世の感があります）
そして、どうしても詳細が知りたくて、初めてYouTubeを見たのが、このフィンランディア杯の大ちゃんの演技だったのです。
こんな風にTVでやらなくても動画で見ることができるのね！と思ったのを覚えています。
今じゃTVよりYouTubeばっかり見てますが（笑）
私が想像してたよりも仕上がっていて、ちゃんとトリプルアクセルも跳んでいて、凄いわ〜〜って思いました。
そして、そこからグランプリシリーズでもだんだん調子をあげていって、グランプリファイナルにも出場。
オリンピック代表を決める全日本選手権では、４度目の優勝をしました。
こうしてバンクーバーオリンピックへの道を走り抜けたのですが、私はこの怪我→復帰→オリンピックという過程で、すっかり大ちゃんの本気のファンになって行ったようです。
（まだ自覚なし）
なんで自覚がなかったか分かるかというと、演技を録画してなかったから。
今考えると、なんで録画しなかったの〜〜って思うけど、この頃まだTVで見るだけで録画してなかった。後でまた見るって発想がなかったのね。。。
そして迎えたバンクーバーオリンピック❗️
オリンピックは他の競技会と違うと選手の方々が言うけれど、それは見る方も一緒で、通常はそれぞれの競技のファンしか見ないのに、多くの普通の人がTVで見るし、色々な情報も出てくるのがオリンピック。
大ちゃんの怪我からの復帰の様子とか、これまでの道のりとかも多くの番組で放送されたので、ますます大ちゃん頑張ったね〜〜〜！（涙）って思うようになったように思います。
そんな中、大ちゃんのDVDなるものが発売されたのです。
選手のDVDなんてあるんだ？と思って、すご〜〜く迷って買ったのを覚えています。
それまで誰かのDVD買うって言う発想がなかったので、これは私が買ってもいいものなのか？って思ったのよね。
そのDVDが来たのがちょうどオリンピックの時期でした。
そして、歴代でもカッコ良さではNo.１のショートプログラム「eye」
オリンピックでの滑走は仕事中で見られず。。。
おまけにすでにこんなにファンになってたのに録画もしてなかったの。。
でも、２位につけたってことはチェックしていて、良かった〜〜！と思いました。
オリンピックだからちゃんと演技はTVで後でもやってくれました。
「eye」の大ちゃんは本当にステップが切れ切れで、凄くカッコよくて、ジャンプも決まって、素晴らしい出来でした。
そして、ショートプログラムとフリーの間の日に、届いていたDVDを見たのです。
いや〜〜、このDVDである意味完全に落ちました❣️
それまではTVで見る選手としての大ちゃんしか知らなかったので、このDVDの中にはそれ以外の素の魅力が入っていて、復帰までの苦悩も入っていて、凄く感動したし、凄く楽しかった。
そしてフリーの「道」
こちらはラッキーにも仕事の合間の時間で、TVの前でライブで見ることができました。
いや〜〜、初めてこんなに緊張して選手の演技を見ました。
とにかく表彰台に上って欲しいと思って見ていたので（本気になって見た初めての試合かも）
フリーの「道」は振付師のカメレンゴさんの振り付けの本当に素晴らしいプログラムで、映画の「道」の世界を描いているのだけど、映画のザンパノ、ジェルソミーナ、マットという3人の登場人物が綯い交ぜにになったような世界観で、映画の印象をそのまま思い出せるし、それを浄化してくれるようだわ！と。
プログラムの最初に4回転を跳んで、転んでしまったのですが、その後はほぼ完璧に滑って最後のステップは素晴らしかった！最初の転倒を忘れてしまうような感動のフィニッシュ！
（もちろんジャッジは忘れませんが（笑）
点数が出るまで、他の選手の演技、３位表彰台が決まるまで、の緊張感は、子供の受験結果を待つような気持ち？ いや、それよりもドキドキしたかも。。。
そして、男子フィギュア初めてのオリンピック表彰台へ❗️
あ〜〜〜、本当に良かった〜〜〜〜‼️
こんなに嬉しかったのって、久しぶり❗️って感じでした。
この時に大ちゃんにハマった理由をまとめると、
・怪我からの復帰
・当時のジャッジシステムでは失敗すると減点が大きくて避けていた選手が多かった4回転をあえて跳んだ心意気
・プログラムの世界観を滑りきる！（ショートの「eye」とフリーの「道」じゃ全然違う人）
・多くの番組やDVDで、それまで知らなかった大ちゃんの人となりが、とっても良いなと思ったこと
などなんだけど、本当に刹那的には、「道」のプログラムの中で、オリンピックの試合中なのに、そして4回転失敗があった後なのに、凄く自然に、そして凄く柔らかく微笑んでいた瞬間に、私は大ちゃんの沼にハマったのです。。。。。
ここから、私の本格的大ちゃんへの道、スケオタへの道が始まったんだな〜〜と、今思えば懐かしいような気持ちです。
（注）スケオタとはフィギュアスケートお宅という意味です。やれやれ。
バンクーバーオリンピックの後にトリノで世界選手権があり、その世界選手権で優勝して、初めての男子フィギュアのオリンピック銅メダリスト、初めての世界選手権王者になったわけです。
この後に、当時盛んになってきたネットでの検索で、ファンのブログやいろいろな情報を見るようになっていき、一回は大ちゃんの滑りを生で見て見たいと思って、初めてのアイスショーに行ったりして、どんどんと沼にハマっていくわけです・・・
色々な選手のファンの方達が、それぞれの時期に感動して、ファンになっていらっしゃると思います。そして、それぞれの思い入れがあることでしょう。
この時に本格的に大ちゃんのファンになって、私の生活は金銭的にはあまりよろしくないけれど（笑）、PCやネットを必要に迫られて使える範囲が広がったし、普通では出会えないと思う大ちゃんファンの方々と出会うことができました。
何より歳を重ねると、誰かを応援すること、ドキドキすることって少なくなってくるから、大ちゃんのおかげで、フイギュア全体への関心も高まったのもあって、日々関心を持って過ごせるのは、この時にハマったおかげです。
なので、いつも 本当に大ちゃんありがとう❗️と思っています。
大ちゃんのおかげで、私の世界は確実に広がりました。
バンクーバーの後、どんな感じで広がって行ったか、またはどんな感じで沼にどんどんハマって行ったかは、またいつか。。。😉
（ザ・フェニックスがあんまり凄くて心が動いてしまったので、大ちゃんの事を書きたくなって、思うままに書いてしまいましたが、いちいち長い！（笑）
