懐かしい友達

　携帯が鳴る。開くと懐かしい名前があった。昔々ある所でお世話になった。私よりもずいぶん若い男の子だけど、面倒見が良く、仕事はきっちり、年上からも年下からも好かれ、そして信頼された。しかし彼なかなかの苦労人だ。そこに勤める前も後も、紆余曲折いろいろな事をやってきた。偶然再会したのはいつだったろう・・・結婚したのは知っていたけど、それからいつのまに離婚して、いつのまに再婚して、いつのまに子供が３人いた。
よし！仕事しよう、手伝っておくれ。彼の人間性を見込んでスカウトした。事情があって断られたが、その時働いていた接骨院からこのたび独立したんだと。おめでとう！話があるとかで、近近会うことになりそうだ。