魔法ー３

　いつも仏頂面さげて、なに？なんかあんの？もっと、にこにしたら？
　聞けば学校でいやな事があるらしい。
　大人から見ればくだらない！無視しちゃいな！と言う事でも、子供には深刻なんだな。
　逆手にとって、おちゃらけちゃえば？といっても、それができれば悩まないのだ。
　う～ん・・・
　夜寝る前に、魔法の言葉をかけてあげた。
　幾日か続けたある日、「ぼく、にこにこ笑う事に決めたよ。」
　いい事あったのかな？魔法の効力が現れた。

勉友

　高３になる息子は、春休みは相変わらず部活に専念している。
学校は言う。「一日１０時間勉強せよ！部活が忙しくて・・・なんて言っているようでは、○大は受からなぁい！」
しかしですなぁ、試合の後、招待試合に備えるため学校に帰って練習。
そして普段は毎日午前か午後か必ず練習なんである。
午後から出かけた日にゃあ、帰って来るのは夜である。いったいどうやって１０時間勉強しろというのでせう。
物理的に無理ですわ。
　でも「早く宿題をやっつけないと・・・」という事で、
午前中で終わった日は、弁当持ちで学校に残り部活の友達とやってくる。
午後からの日は、８時に家を出て、近くの図書館で勉強してから部活に参加。
ほんの束の間の３日間の休みは、友達と図書館で一日勉強だ。
部活の仲間は良き勉友でもある。ガンバレ！