八甲田山春山スキー
私は、毎年、数回のゲレンデスキーしかやったことがなく、したがって技量もそれほどではないのだが、先輩に誘われて八甲田山春山スキーに行ってきた。
大岳の登りから高田大岳
酸ヶ湯温泉をベースに、前日の18時までに翌日のツアーの申し込みをする。ロングコース1日、ショートコース半日・1日などのコースがあるが、当日は天候の具合や残雪の状況でどのルートになるか分からないとのこと。
ゲレンデと違い不整地なうえ、雪の状況の悪さは考えるにあまりある。自分でルートが選べないため、果たして付いて行けるのか大きな不安がよぎった。
大岳の登りから高田大岳
酸ヶ湯温泉をベースに、前日の18時までに翌日のツアーの申し込みをする。ロングコース1日、ショートコース半日・1日などのコースがあるが、当日は天候の具合や残雪の状況でどのルートになるか分からないとのこと。
ゲレンデと違い不整地なうえ、雪の状況の悪さは考えるにあまりある。自分でルートが選べないため、果たして付いて行けるのか大きな不安がよぎった。
予定期間の天気予報は悪く、「まあ湯治でもいいさ」、という気分で出かけたが、結構いいお天気になった。
ツアールートは出発の朝に発表され、ガイドの案内により行動する。基本的には、八甲田ロープウエイで田茂萢岳の山頂公園駅に登り、そこから各ルートに向かう。ロープウエイが利用できない時は、徒歩でルートの上部まで登り、そこから滑降することになる。
ルートは切り開かれているわけではなく、アオモリトドマツの樹間を縫うように滑ったり歩いたりしながら広い斜面に向かい、滑降する・・・の繰り返しで、いわゆる「山スキー」だ。
私の腕前では手強いツアーだったが、なんとかガイドや参加者の足手まといにならず(・・・と思っている。)無事に帰ってこれた。
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第1日目(4/25)
八甲田国際スキー場(午後)
山頂駅から赤倉岳、井戸岳、大岳(左から)。八甲田国際スキー場は、ロープウエイを挟んだ、ダイレクトコースとフォレストコースしかない。ダイレクトコースを2本滑ったが、上部は狭くコブの急斜面で手こずった。最下部にリフトのある広い斜面があった。
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第2日目(4/26)
小岳の肩から箒場岱ルートを下り、風の当たらないブナ林で昼食。この日はショートツアーとロングツアーが同じ行動になった。天気は良くなってきた。
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第3日目(4/27)
山頂駅~大岳環状ルート~硫黄岳ルート(ロングツアー1日)
大岳ヒュッテから硫黄岳。希望者は、硫黄岳まで徒歩で登り、すいれん沼ルートへ下ったが、私は硫黄岳ルートを酸ヶ湯温泉へ下った。この頃から雨になった。
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第4日目(4/28)
山頂駅~八甲田温泉ルート(ショートツアー:午前中)
ここを滑り降りると温泉ルートは緩斜面が続くことになるが、今回は温泉ルートを横切り、右手の大斜面に案内された。大岳の斜面より大きくて長いのではないかとガイドが話していた。その後、沢や雑木林を抜けて温泉ルートの終点に出た。
春山スキーは初めての経験だったが、ゲレンデスキーとは一味もふた味も違う感じだ。まずリックを担ぐ。ガイドはいつも15kg位のリックを背負っているとのことで、リックを背負ってないと上手く滑れないと話していた。私は、リックを担いでスキーをしたことがなかったので極力小さなリックにしたが、いまいちしっくりこなかった。
また、狭い場所や小枝などを避けるために、急に曲がらなければならないこともあり、昔のようにシュテムしたりステップターン的な回転も必要なようだ。ショートターン(ウエィデルン)を軽快にできる位の腕があれば別だが、板のカーブを利用して回転するカービングスキーは不向きなような気がした。ともあれ、大変良い経験になった。
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