今まで、インナー放射板型のHLJ式を記録してきたが、実はOutside放射板のHLJ式タイプ2もある。
ガサツなイラストだが、放射板をスパイダーコイルの外側に配置したもので、最初の頃スパイラルコイルで何度か試作してみたが、工作が面倒なので保留していた。
他の方法で、もう少し簡単に出来るかも知れない。
これでしばらく遊べるので、トライしてみようかと思い始めている。
今まで、インナー放射板型のHLJ式を記録してきたが、実はOutside放射板のHLJ式タイプ2もある。
ガサツなイラストだが、放射板をスパイダーコイルの外側に配置したもので、最初の頃スパイラルコイルで何度か試作してみたが、工作が面倒なので保留していた。
他の方法で、もう少し簡単に出来るかも知れない。
これでしばらく遊べるので、トライしてみようかと思い始めている。
以前からJHA(冗談・半分・アンテナ)として作成してきたが、今回からhlj式アンテナと名称変更する。
手作りリッツ線は6本撚りでも直径1mm以下なので、専用のスパイダー枠を作った。
ツイスト線クラスの太さで巻くと丁度良い間隔でも、細い線だと羽根と羽根の間隔が広過ぎて、交差する線の部分がグチャグチャになるから、間隔を狭くして交互する線がきれいに積み上がっていくようにするため。
今回のスパイダーコイル枠の諸元は、
外枠の直径14cm、放射板の直径11cm。羽根の長さは1.5cmとした。7㎒用HLJ式アンテナ。
手作りリッツ線は10m。
線が細いので、全部巻いてもまだ余裕がある。(ピンボケ写真だな)
羽根の数が9枚、9角形なので切り込みと切り込み間が直線分となり巻き始めから6回巻き程度は放射板にかぶっている。
このまま測定して、共振周波数は約6.6Mhz。
SWR2~2の帯域が、一回目180KHz。2回目200KHz。3回目220KHz。
マッチングトランスの一次、二次巻き線を変化させた結果だが、まだ最適巻き数が不明。
いずれにしても、びっくりするほど広帯域になり、 ほぼ7MHzをカバー出来そうだ。
CMCをアンテナから2mのところと、TX出力端子直後のところ2か所に挿入して実験した。
このくらいのRF電流値なら、同軸からのRF電流が原因らしいゲーム機Iは解消されると思う。
CMCの位置に関する実験。次3/3は
http://blog.goo.ne.jp/ja7hlj/e/8f0df302b27cec0cb838480c78328556
6年前(2010.5)に、SRAでとても参考になる実験をしていた。
この実験は、JHAにも応用できると考える。
過去の実験を埋没させないために、備忘的に再登録しておく。
しっかり忘れていた自分に歳を感じている。
①は、短同軸をRAD本体と測定器に接続して、共振Fとマッチング調整
②はRAD直下にCMCを挿入し、その後7mの同軸を経由して測定器に接続
③はRADから7mの同軸の同軸を経由してCMCを挿入し、測定器に接続
①と②を比べると②は①の誤差の範囲で調整はほぼとれており、微調整で済む
①と③を比べると③の共振Fとマッチングは大幅に変化するので、再調整が必要
この事から、①で本体の共振Fとマッチングをとれば、②は微調整で済む、③では本体からCMC直前の同軸までアンテナを構成している事になり、本体と同軸までを考慮した再調整が必要である。
③では、アンテナからCMCまでの間の同軸がボディエフェクトを起こしやすい。
本体調整後にCMCを入れるなら②とする方が共振Fの変化が少なく、CMC以降の同軸長での変化はDPでも経験した同軸長由来と考える。
更に、室内調整をしても周囲の影響を受けており、当然、実際の空間に設置する場合には再調整が必要になるので、室内では荒調整レベルで良いと思う。
【2016.8の追加】
なお、6年前の実験では受信に関しては実施していなかった。
今年、②のパターンに近いANT本体から1mのところにCMCを入れて、その後TXまでの長さを7mとし受信の実験をしたが、メチャクチャ受信感度が悪くなることが判明。原因は分からない。
ANT本体からもっと離さないとだめなようだ。
CMCの位置に関する実験。次2/3は
http://blog.goo.ne.jp/ja7hlj/e/9b3107ecb6ce4c3da2afabaed294b1f8
今までJHAのコイルは円形ばかりだったが、楕円形ではどうなるか興味が湧いたので実験する。
昨日、久しぶりに外設置の「ゴクリ空き缶SRA」を高くした。約10mくらいかなぁ・・・・・。少しマッチングがズレたので、何度か2階と現場を行ったり来たりしてまぁまぁのところまで追い込んで、夜に岡山市南区の局と交信。My59、His59+。コンデションが良いようだ。
解像度が悪いなぁ(-_-)
こっちのほうがゴクリ空き缶SRAの感じが分かる。
ま、これでも屋根高から2~3m高いかな~(-。-)y-゜゜゜
普段は風が強くなると途中まで下げているので、そのままになっていた。
しかし、SRAの工作はなんといっても工作費用がとてもとても安価なのがいい。
さきほど、巻き終わった18MHz用のJHAを室内で調整し、ワッチしたら奈良県生駒市斑鳩町の局が出ていたので呼んでみた。一発でMy57、His59QSB。
よほどコンデションがいいのかな?室内のJHAで交信実績が出来た。
面白いなぁ!JHA・・・・ジャパン・ヒマワリ・アンテナ。
今回のコイルは4芯で巻いてみた。
以前も記事に残したと思うが、もっと単純で見易い表にしたので再登録する。
こういうのを想定している。
アレー化用平ブームは、デュアルバンド用にも流用出来ると思う、っていうか元々デュアルバンド実験用に考案し工作したものだ。
デュアル用には間隔が開いていないと相互に悪影響を及ぼしてしまうだろう。
ただ、アレー化には間隔が開き過ぎない適当な低いバンドが良いと思う。
ワイヤー系ブロードサイドは間隔を開き過ぎると、サイドローブが大きくなるようだから、両方のJHAのスパイダー枠が余り離れすぎない大き目な枠(ローバンド用)のほうが指向性が絞れていいかと思う。3.5か7が適当かな・・・・。
今のところ、7MHz用の試作品は数枚ある。3.5MHz用も3枚、21MHz用は1枚、50、144はそれぞれ1、2枚づつ。
今回は18MHz用の2枚目を作成した。
7と3.5、あるいは7と18の組み合わせを想定。
18MHz用JHAの作成手順。過去に何回か載せているので、自分用解説は省略。
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それから、デュアルバンド用のトランスマッチも新作に合わせて調整しなくちゃ。
少しでも軽くしようと、小さ目のフェライトコアに巻いてみたが、片方がうまくマッチングしない。正規のFT114-43か140-43を使えば良いのだろうが、ノイズ防止用のパッチンコアSFT72SNや、小さ目のトロイダルスリーブコア(43材に近い)で代用しようと試みているせいか、なかなか思うように両方バンドのマッチングがとれない。(-_-;)
ま、なんとかなるだろう・・・・・。
今までの実験で、JHAを使える送信アンテナとして動作させるためには、コイルの内径はアルミ板に隙間無く巻く事、線は一番よさ気なのがリッツ線。
アルミ板とコイルの内径に隙間があると、アルミ板に与える影響が弱くなり、コイル単体としての動作が強くなってしまうようだ。
なぜなら、トランスマッチングの二次巻き数が少なくなる事と、帯域が狭くなることで推察した。
単線で巻くよりも、複数の線を捩った線でコイルにした方が発生磁力が強くなって、アルミ板に強く影響を与えられる。
今までのこまとめとしての備忘録。
帯域を広くする事ができた。
何も考慮せず、作りたてのスタンダード版のSWR2⇔2帯域は41kHz程度だったがコイル枠の見直しと、線の種類を見直してみたら広くなった。
①作りたての時は、アルミ板とコイルに若干ながら隙間があったので、これを隙間がなく巻けるよう切り込みを深くして、再巻き直したところSWR2⇔2が65kHzまでになった。
トランスの巻き数比は5巻:10巻が最良となった。
②まだ狭いなぁ・・・・、0.5mm単線で巻いたのが原因かと想定して、同じ直径のアルミ板と13羽のスパイダー枠(羽少し長め)を作り、より線を選んで、青白2本捩った線を巻いてみた。
トランスの巻き数比は5巻:13巻が最良となった。
その結果、SWR2⇔2の帯域は約100kHzまで広がった。
今回はこうしたら広くなったが、このとおり作ればすべて帯域が広くなるかは不明。
今後の参考とするため、忘れないうちに記録しておく。
スパイダーコイルを巻き終えたら、MFJ259Bで共振周波数調整、インピーダンス調整を行う。
コイルの巻き数はコイルの直径により区々だが、今回の例は内径120mm、外径約160mmで約22回弱巻きなのでインダクタンスは約116μH、共振周波数は7056Khz、従って、自己容量は約4.4pFか。(別に容量が幾らか問題じゃないけど・・・)
インピーダンスマッチはフェライトコアトランスマッチで、一次巻き数5回、二次巻き数は8回だった。
いつもは1:2の巻き数(5巻き:10巻き)でほぼ合うのに、今回なぜか少な目だ。
帯域が狭くなる原因かなぁ?今回はSWR2⇔2が41Khzととても狭い。
作るたびに安定した帯域が得られないのは何が原因だろう・・・・(-_-)
いずれにしても、スタンダードな作り方は以上で終わり。
後は、疑問を解き明かして性能UPしていくだけだな(-。-)y-゜゜゜