興味を感じたExperimentを自由気ままに実践している備忘日記!

2020年、18差し引くと和暦の令和2年に。
平成は、西暦に12加算して和暦に。
昭和は、西暦から25引くと和暦に。

スミスチャートを使えるようになるために・・・その2

2020年07月31日 09時30分12秒 | 測定関係・周辺ツール

1.横軸はRを示し、右端が∞、左端が0、横軸の値からの円はどこでも同じR値。

2.横軸の右端から放射状に延びている線はリアクタンスを示し、上半円が誘導性、下半円が容量性の値。

アナライザに7MHz用ANTを繋ぎ、表示した値が、Z=100+40jxだったとすると、チャートにプロットするときの変換値はz=2+0.8jXとなる。

Rが2、jXが0.8の赤のポイントでプロット。

これをRが1.0(50Ω)とjXを0にもっていけば理想的なマッチングが取れる。

SWRの円はプロットしなくても、見ただけで2.5前後あるし、この際横に置いておく。

続く・・・。

イミタンスチャートにしたら、ごちゃごちゃして見にくいので、例を修正。

アナライザに7MHz用ANTを繋ぎ、表示した値が、Z=100+50jxだったとすると、チャートにプロットするときの正規値はz=2+1jXとなる。

Rが2、jXが1の(赤の少し右上)ポイントとします。

 

 

 

 

 


スミスチャートを使えるようになるために・・・その1

2020年07月30日 13時36分49秒 | 測定関係・周辺ツール

スミスチャートは見たことがあるけど、使えるスキルがないので勉強してみる。

例えば、MFJ259B等でR30とX15と表示した場合、(インピーダンスは、Z=30±j15[Ω]とみて良いのかな?)
RとXの数値を、同軸のインピーダンス(50Ω)で割った値がスミスチャートの座標となるので、R30を基準の50で割ると0.6、Xの15を基準の50で割ると0.3と、それぞれの座標が求まる。
スミスチャートの横軸がRなので、この軸の0.6と、Xの±側(横軸の上側か下側)の0.3の交点が、そのインピーダンスの座標となる。
う~ん、上か下か・・・どう見極めるんだろう。

容量性か誘導性かの判定
測定周波数を高くしていってXが減少すれば容量性・・・スミスチャートの下側へ進む
測定周波数を低くしていってXが減少すれば誘導性・・・スミスチャートの上側へ進む
として判定して合っているかな。

【7/31追加】

SRA友の会の仲間から、MFJ259BのR・Xの見方と容量性、誘導性の判定はOKと確認が取れたので、次のステップに進みます。

 


伝送路トランスでのSRAインピーダンスマッチングについて備忘録。

2020年07月26日 23時09分37秒 | 測定関係・周辺ツール

ここまでの実験結果。

伝送路トランス3段コア3回巻きで0-3が理論値450Ωにならず(理由不明)。

実測値0-3···276Ωでマッチングをとってみる。

前提として、

①使ったコアは、AL値444らしいスリーブコア。(コアによって全く違うので、FT114-43では値が変わるが傾向は同じと思われる)

②SRA側のリンクコイルは2回巻き程度

以上で実験した。

 

①コア巻き数が多いとImp変換率が高くなる。

● コア巻き数大 > コア巻き数小 = Imp変換率大

②コア3回巻き0-2は276Ωよりもかなり低い。

この時、AA54のR値は大きく出る。

● コア3段3回巻きの0-2 > コア3段3回巻きの0-3 = AA54のR大

③コア3回巻き0-3は276ΩでほぼSRAのImpに近くなり、AA54のR値はほぼ50Ω、Xは0、SWRも低い。

● 276~288~300Ω = AA54のR,X,swr良好 (SRAのImpもこの辺)

④コア4回巻き0-3にするとAA54のR値はほぼ無くなる。(Imp変換率がSRAのImpより大きい為)

● コア3段4回巻き0-3 > コア3段3回巻き0-3 = AA54のRほぼ0

要するに、

①SRAのImpよりマッチングトランスのImpが小さいとAA54のR値は大きくなり、

②SRAのImpよりマッチングトランスのImpが大きいとAA54のR値は小さいか無くなる。

③伝送路トランスのImpがSRAのImpにほぼ近くなると、AA54のR値はほぼ50Ωに近くなり、Rの山のてっぺんのXは0になる。(共振周波数)

④伝送路トランスのImp変換値の調整は、コア巻き数によるか、3段の場合は0-3を使う事になるが、コア巻き数変更は作業が面倒臭い。よって、リンクコイルの巻き数の助けを借りる事になる。

ここまでリンクコイルは2回巻き程度

 

また、SRA本体に巻いたリンクコイルについては、

①巻き数が2~3回の間で伝送路トランスコア3段3回巻き0-3とSRAImpと同等になる(276Ωにマッチする)。

● リンクコイル巻き数が2~3回(276Ω付近) ≒ コア3段3回巻き0-3 ≒ SRAImp

②巻き数が4~5回だと伝送路トランス276Ω以上にマッチする。

● リンクコイル巻き数が4回以上 ≒ コア3段4回巻き以上0-3 

③リンクコイルの巻き数加減で、ある程度伝送路トランスのImpに合わせる事が出来る。(限界はあるが) 

● リンクコイルの巻き数加減(限界はある) ≒ 伝送路トランスのImp

④リンクコイルの巻き数が多くなると共振周波数は下がるので本体の共振コイルを解き合わせる。

 

①コア巻き数を何回にするかと、

②伝送路トランス何段にするか、

③またリンクコイルの巻き数は何回にするか

の3つの組み合わせで調整することになる。

複数バンド用は未だ未だ先の話し。


伝送線路トランスの理論Impと実測の乖離

2020年07月12日 12時13分05秒 | 測定関係・周辺ツール

どうも、うまくいかない・・・((+_+))

なんでこんなに想定外だらけになるんだろ・・・、奥が深いのか、工作が下手なのか。

試験の際送信する周波数によって値の変動がすごく、どれが本当か混乱する。

実機に合わせて、合う物を使えばいいのか・・・でもシングルバンドならそれでも

良いが、2バンド、3バンドとなったら使えないのでは。

 


スマホのマイクロ波を検出したい。先ずは第一段階クリア

2019年12月01日 17時07分45秒 | 測定関係・周辺ツール

第一段階、WiFiルーターの2.4か5GHzを検出した。

結局、ダイオードはまがい物の1SS106を使用し、電圧を9Vにして、アンテナは2.4GHzに合わせて1λループとした。

最初メーターで見ようと思ったが、メーターの針がフラフラしてしまい良く分からなかったので、LEDにした。

LEDが点滅している。

ルーターから離して電源をオフにするとLEDは光っていない。

 

この調子でスマホのマイクロ波を検出出来ればよいのだが。

基地局にスマホのマイクロ波が届くか届かないか迄離れれば、スマホは最大出力の200mWになるはず。

それにしても、スマホの出力を23dBmなどと分かりづらい表現にしているのは何故?

単純に200mWと表示するか、併記すればいいのに。何かやましい事でもあるんだろうか。勘ぐりたくなる。

スマホは最大出力200mWなのだが最低出力はどのくらいだろう。WiFiの出力10mWに反応してLEDが光るようになったから、スマホも光って良さそうなのに何で光らない?

実際にへんぴな場所までいって測定してみるか、電車の中で測定するか、どうしようか。

 

 


スマホのマイクロ波を検出したい2

2019年11月30日 21時54分10秒 | 測定関係・周辺ツール

スマホのマイクロ波を検出したいと、いろいろ手を変え実験しているがなかなか実現しない。まず、前記事の電界強度計の電圧を3Vから9Vにしてみたが、ダメ!

ならば、1N60よりVfが低いと言われる1SS108を探したが廃盤の為入手困難。

ネットでブログ記事を見ていたら、1SS106が1SS108より更に低いようなので探したら秋月電子通商で買える。しかし、日立ではなく中華製品のようだ。バチモンかもと思いながらも一縷の期待を持って20本購入してみた。

到着後、早速デジタルマルチメーターで測定してみた。⤵️

1個目

2個目

20本全部こんな感じ(泣)

ネット記事では、Vf=0.18Vとのうたい文句だったのに····。きっと日立の正規品の場合なのかねぇ。

中華製の1SS106はまがい物だった(泣)

前記事で使ったダイオード1N60のVfは0.367V前後だったのでいくらかマシだけど(泣笑)

┐(´д`)┌

仕方なく数十年前のジャンク袋からゲルマニウムトランジスターを探し出してCBを短絡しEとのダイオードにして測定。

2SB405だが、こりゃ低い!

他のゲルマニウムトランジスターも低い。

さすがに個体によってバラツキがあるが、低いのが多い。

ただ、これで5GHz迄のマイクロ波を検出出来るのか、甚だ疑問。

 もう、何度も期待しては裏切られているので、疑心暗鬼になっている。

 

 

 


スマホの電波を検出したい

2019年11月25日 20時43分55秒 | 測定関係・周辺ツール

スマホの電波を検出したくて、下記回路を参考にした。

臨床工学技士の為の電子工作さんのブログより

 

上記回路で2.4GHzを検出しているとの事で、早速ブレッドボードに組んでみた。ダイオードは1N60を使い、電源は3V。LEDは、赤、黄、緑の3種類で実験したが大差はなかった。C、R、LM358は記事掲載回路通り。(電源電圧が3VなのでLEDに直列の510kΩは無し)

結果は、430MHz迄は点灯したが、WiFi(5GHz)は無反応。携帯·スマホ(1.7~2GHz帯)も無反応だった。
LEDの代わりに7mA電流計で実験したら、WiFiでわずかに反応があったが、携帯·スマホでは無反応だった。おそらく基地局のアンテナが2~300mのところにあるので端末の出力が絞られているからだろうと思われる。
電源電圧が3Vなのも無反応の原因かもしれない。
高周波増幅1段を付ければ感度が上がると思うが、適当な回路と部品がないので実験できない。(泣)

 

430MHz、100mWでこの距離だと メーターが振り切れている。もっと離れてみたが、約3m位離れても反応が有った、

 

 このままではスマホのマイクロ波を検出出来ないが、狭い電車やバスの中で数台のスマホから集中放射された場合でも同じかな·······。金属製の車体の中で、ある程度はシールド効果があると思われるので基地局との信号のやり取りは最大出力の200mWになっているかも知れないし。でもそれはそれで、マイクロ波の健康被害が出そうで恐い事であるが。

 

 

。 

 


ヤフーブログ廃止になる前に移植。自作簡易クランクポール

2019年10月07日 06時49分16秒 | 測定関係・周辺ツール
スライドする42.7mm単管の下にロープを括り付けて途中に滑車をつけて
昇降させる。
縮めた時の高さは約4.5m、スライド単管を延ばして
更に釣り上げポールをセットした時は約10.5mを確保できるようにした。
今までのアンテナポールの部材をフルに活用することとした。
イメージ 1


4.5m高の部分と42.7mm単管のてっぺんにステーを張ると強風にも耐えられそう。
縮めれば4.5m程度と家の高さよりかなり低くし、暴風を避けられるようにした。

【4月12日21:25分】追加
昇降部のマンガです。
イメージ 2


上の滑車はSRAを取り付けた釣竿を釣り上げる滑車です。
下の滑車はスライド単管を引き上げる滑車で、地上から約4。5m高の所にある48.6mmの筒に取り付けます。
そして、紫色は吊り上げロープを示し、引き上げて余長になったロープを基礎部にくくりつけて固定します。

(2012/4月日記)



ヤフーブログが閉鎖する前に移植。短波レベルメーターの製作

2019年10月03日 12時48分33秒 | 測定関係・周辺ツール
自作したアンテナについて、相対的な強弱を観測するためラジオIC、TA7642+レベルメータ(短波用)を作成してみた。



こちらの回路を参考にさせていただきました。  http://www8.plala.or.jp/InHisTime/page056.html




変更箇所は、

①電源を3Vに統一した。

②LMF501TをTA7642に差し替えた。

(TA7642は、セリアで100円ラジオを大人買いしていた(^-^;)

③TA7642のO端子と電源の間の 1kΩを2.4kΩにした。

④アンテナ回路のコイルを変更した。





最初にブレッドボードに組み込んだのをそのまま使った。(基板に組み換えるのが面倒だった)
ケースは、100均の文箱のような物を利用したので、ユッタリした感じで組めた。




受信範囲は3~11MHzで、ハムバンドの80mと40mの2バンド用となった。

ものすごく感度良好だ。
なにしろアンテナアナライザーの測定出力で、7mくらいの距離でもレベルメーターが振りきれるので、ハム用受信機のSメーター並に感じる。


ちなみに、送受の距離を1m以内にして、同調回路をつけずに直接アンテナとつないだ時は、18MHzまで感知してレベルメーターが振り切れた。(下手に同調回路は付けないほうが良いかも知れない)

21MHzは試してみなかったが、もしかすると28Mhz あたりまで感知するかも・・・・。





【7/29追加】

受信アンテナについて、同調回路を付けた時High Level Jokeアンテナを外して、他のアンテナにした時の送受実験記録の一部を公開。

送信:7MHzでアナライザー出力をSRAから送出
受信:ワンターンループアンテナ(Φ25cmくらい)+ICストレートラジオ短波用+レベルメータ
受信側同調回路ありの場合、送受7m離してレベルメータ振り切れ
この時は、1.6mm単銅線ループでの実験だった。

dBm表示出力のW出力換算

2018年02月02日 23時04分21秒 | 測定関係・周辺ツール

dB表示のパワー値

 

1 mW を基準とする dB(dBm)

dBm = dB mW = 10 x Log10 (mW 単位で表したパワー / 1 mW)

 パワー値 dBm値      パワー値 dBm値

0.1mW -10 dBm       10mW 10 dBm

0.2mW -7 dBm       20mW 13 dBm

0.5mW -3 dBm       50mW 17 dBm

0.7mW -1.6 dBm                70mW 18.5 dBm

1mW 0 dBm                       100mW 20 dBm

2mW 3 dBm                       200mW 23 dBm

3mW 4.8 dBm                    500mW 27 dBm

5mW 7 dBm                     1000mW(1W) 30 dBm

【有限会社 レーザークリエイト様サイトより】

ということは、AA-54の仕様を見ると電力出力は+13dBmになっているので、20mWという事になる。そうか、結構出ているんだな。


LANケーブルの皮をむく道具を見つけた

2017年10月14日 23時07分30秒 | 測定関係・周辺ツール

LANケーブルの皮を剥くのに今までは、力技で引っ張りながら剥いていたが、裁縫用の道具にちょうど良い皮剥きツールがあるのを思い出し、早速100均で購入してきた。 

 

とても良い具合にむける。 

これなら10mでも20mでもスムーズにむける。 

少し時間はかかるけど。 

あと、焦ったり、急ぎ過ぎるとケーブルを持った方の指や手に刺してしまうので注意が必要でおます。 

2回刺してしまった。おおぉ、血がぁ~(T_T) 

 

 

 


リッツ線工作機の充実

2017年02月26日 16時27分26秒 | 測定関係・周辺ツール

モーター付き自動撚り機と撚る前の長線を巻き取っておくプーリーを作り、一応リッツ線工作機が一揃い出来た。

 

今回は、うまく稼働するかどうかお試しで8条撚りに挑戦する。

 

結構うまく巻けて、時間も最初より早かったと感じている。(正確に時間を測れば良かったが忘れてた・・・(-_-))
もう、10m巻き終わりだよ。

低速モーターがクルリクルリ勝手に捩ってくれるので楽だなぁ・・(^^)/
人力でやることは、指で撚りを左右にしごいて撚り癖を低減させる事と巻取る事。

巻き終わったプーリーを外して、あとはスパイダー枠に巻くだけ。今回0.2mm線8条撚りで、ノギスで測ったら太さは0.9mm弱程度だった。

 

リッツ線の撚り時間は短時間だったが、前行程のもう一組のプーリー工作で時間がかかり、巻き取ったリッツ線を家に入れるころには手がかじかむほど寒い午後だった。

 

 


手作りPPバリコンの容量は?

2016年07月28日 21時14分04秒 | 測定関係・周辺ツール
 
手作りバリコンをカスタム社のELC-100で計測してみた。
解放状態で9PFほど。
 
まず、縮めた状態で最大容量は、
46pF-9pF=37pF
 
次に、引き抜いた状態では、
21pF-9pF=12pF
 
25pFの可変幅である事がわかった。・・・・・・でもこのELC-100テスターの測定周波数は、
250Hzです。
 
ハムが使うMHzオーダーでの容量は?
MFJ-259Bで650Ω以下のところで測定してみた。最大で
69pFか。・・・・コネクタのリード線のストレー容量分もあると思うが、31Mhzで28pFとなったのでなんのこっちゃ??。
 
引き抜いた状態で
40pF
 
650Ω以内だと、約7.095kHzのとき69pFで、18.12kHzのとき40pFとなった。ストレー容量は最低も最高も同じだろうから、差分は変わらないと思うので
可変幅29pFかぁ(-_-;)
周波数でこれほどの差があるんだなぁ・・・・・・。この場合限定だけど。
 
じゃ、この手作りバリコンの容量はどれを使えば良いんだ?
はてさて??
 
 
 【追加 :7月30日】
MFJ259Bで計測した時のストレー容量が28pFだったが、
最大は、69-28=41pF
最小は、40-28=12pF
ということは、ELC―100 テスターと。。。。なんとまあ!