6年前(2010.5)に、SRAでとても参考になる実験をしていた。
この実験は、JHAにも応用できると考える。
過去の実験を埋没させないために、備忘的に再登録しておく。
しっかり忘れていた自分に歳を感じている。
①は、短同軸をRAD本体と測定器に接続して、共振Fとマッチング調整
②はRAD直下にCMCを挿入し、その後7mの同軸を経由して測定器に接続
③はRADから7mの同軸の同軸を経由してCMCを挿入し、測定器に接続
①と②を比べると②は①の誤差の範囲で調整はほぼとれており、微調整で済む
①と③を比べると③の共振Fとマッチングは大幅に変化するので、再調整が必要
この事から、①で本体の共振Fとマッチングをとれば、②は微調整で済む、③では本体からCMC直前の同軸までアンテナを構成している事になり、本体と同軸までを考慮した再調整が必要である。
③では、アンテナからCMCまでの間の同軸がボディエフェクトを起こしやすい。
本体調整後にCMCを入れるなら②とする方が共振Fの変化が少なく、CMC以降の同軸長での変化はDPでも経験した同軸長由来と考える。
更に、室内調整をしても周囲の影響を受けており、当然、実際の空間に設置する場合には再調整が必要になるので、室内では荒調整レベルで良いと思う。
【2016.8の追加】
なお、6年前の実験では受信に関しては実施していなかった。
今年、②のパターンに近いANT本体から1mのところにCMCを入れて、その後TXまでの長さを7mとし受信の実験をしたが、メチャクチャ受信感度が悪くなることが判明。原因は分からない。
ANT本体からもっと離さないとだめなようだ。
CMCの位置に関する実験。次2/3は
http://blog.goo.ne.jp/ja7hlj/e/9b3107ecb6ce4c3da2afabaed294b1f8