台風8号の後に、フィリピンの東海上には新たな低圧部が解析されています。
なんだか、9月2日の図の下にも熱低らしきものもあるようで、次から次に来そうですね。
嫌ですねぇ・・・。(-_-)
現在は、低圧部とは周囲より気圧は低く、循環は認められるものの、中心付近がはっきりしない熱帯擾乱(ねったいじょうらん)で、中心付近がはっきりしてくれば、台風のたまご、熱帯低気圧の発生ということになります。
気象庁の天気図の予想をみると、現在発生している低圧部は今夜には熱帯低気圧となり、あす27日(木)午後9時には中心気圧が1000hPaまで下がる予想で、まだ気象庁から公式的な情報は出されていませんが、フィリピンの東海上で中心気圧が1000hPaというのは台風へ発達する一歩前の状態とも考えられ、この熱帯低気圧(あるいは台風)の週末から週明けにかけての動向が非常に気がかりです。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予想では?
参考までに、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の計算では、今後発生が予想される熱帯低気圧が発達しながら、30日(日)から31日(月)にかけて、沖縄付近を北上する予想です。(*上図ではあえて台と表示)
その後は東シナ海から転向し、来週の後半にかけて、日本海へ進むような計算となっています。
これはあくまでもヨーロッパ中期予報センターの計算による参考ですが、種々の計算でも、週末から週明けにかけて沖縄周辺に北上してくる予想で比較的そろっていますので、沖縄や奄美はまず今後の進路に要注意と言えます。
記事元:ヤフーニュース 杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
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