昔は日本のあちこちで見ることができたというオオルリシジミ。
今では東北地方では絶滅してしまい、本州と九州の限られた地域でほそぼそと生息しているにすぎません。
環境省では絶滅危惧Ⅱ類に、長野県では準絶滅危惧に、一旦は絶滅したものの保護活動して復活しつつある安曇野市では絶滅危惧Ⅰ類に其々指定されています。
そんな貴重な蝶を今年も撮影してきました。
オオルリシジミ(大瑠璃小灰蝶)♂♀
シロツメクサに訪花して吸蜜中のオオルリシジミ♀
そこへやってきたのは♂
好みではなかったのか?(笑)、逃げる♀を追いかける♂
本能的に子孫を残そうと♂は必死です。
そして、こんなシーンも。
交尾中のカップル(下の2頭)の♀を横取りしようとやってきた♂(上)
オオルリシジミの食草クララを植えて、安曇野市の各地でオオルリシジミの保護活動をしています。
♀の成虫がクララの花にやってきて吸蜜をしていました。
クララだけでなく、カラスノエンドウにも、
桜の実(サクランボ)にも、
(たぶん)カゼクサ(ミチシバ)には蜜があるのかな?^^;
さきほどの交尾シーンをもう少しはっきりと撮りたかったのですが、
クララの葉がカブってしまい、なかなか思うように撮れません^^;
ときおり吹く風に煽られている瞬間を連写してみたら、
どうにかこんなシーンが撮れていました。
また次の世代に貴重な命を繋いでくれることを願うばかりです(^^♪
撮影:2021年5月28日、長野県安曇野市
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