1,Sittin' on Top of the World/Johnny Shines (Biograph) 1LP 600円
1930年代に3年間に渡ってロバート・ジョンソンと旅して廻った仲だったというジョニー・シャインズ、デルタ・ブルース風の弾き語りのみならずエレクトリックなバンドスタイルの録音も残す。私はというとChessの「Drop Down Mama」で聴ける2曲、Vangardの「Chicago Blues Today Vol.3」での6曲、Muskadineの「On the Road Again」での2曲あたりが真っ先に思い浮かびます、それらはすべてバンドスタイルの録音ですが、今回購入の1972年のBiograph盤は弾き語り録音、ナショナルのスティールギター(ジャケットにはこう表記されていますが所謂リゾネイター・ギターでしょう、ジャケ写は違うギターを持っていますが)を使ったボトルネックのデルタ風。60年代のフォーク・ブルース以降は「ロバート・ジョンスンのスタイルを現代に伝えるブルースマン」として売られるようになったようで本盤もそんな一枚。バンド・スタイルでの魅力には勝てないと思うのですが。
アルバム・タイトルにもなった"Sittin' on Top of the World"は1930年のミッシシッピ・シェイクスのオリジナルで、ハウリン・ウルフのヴァージョンでも知られる曲ですが、我々の世代だともう文句なくクリーム、「Goodbye」に入っていたジャック・ブルースの激唱とのた打ち回るベースが忘れられず。ナン百回聴いたことか! 以上、蛇足でした。
Sitting On top Of The World ........Johnny Shines
2,The Guitar Wizard 1935-1953/Tampa Red (Blues Classics) 1LP 600円
3,1935-1942/Tampa Red (Old Tramp) 1LP 300円
4,Vol.2 1929-1940/Tampa Red (Old Tramp) 1LP 300円
まとめて仕入れたタンパ・レッド、所謂戦前のシティ・ブルースの代表ギタリスト/ボーカリスト、洗練されたしゃれたスタイルで大人気を誇った人で、1920年代終わりから50年代の終わり頃まで350曲以上の録音を残しているそう。この3枚で聴けるのは戦前から戦後すぐの頃までちょっとモダンになった一番の人気を誇ってた時期の録音。人柄も伺えるようなユニークな風貌をしていた人ですが、その音楽もこの風貌から伺えるようなスマートで洗練され流麗なシングル・トーンのボトルネックギターを聴かせてくれます。
Tampa Red - It Hurts Me Too
Tampa Red - You Missed A Good Man
5,Blind Boy Fuller 1936-40 (Old Tramp) 1LP 300円
この手の戦前ブルースものは安いとほぼ見境なく買ってしまいます。
戦前キャロライナ・ブルースの大御所、リゾネイター・ギターをかき鳴らして歌う有名な"ピッコロ・ラグ"や"ラグ・ママ・ラグ"は軽快そのもの。ラグのみならずボトルネックギターもこなして伝統的なバラッドや大衆受けをするようなボウディ・ソングも歌っているようです。
このLP収録曲は初LP化曲ばかりを集めたとのことでさきのラグ曲や"Step It Up and Go"といった有名曲は入っていません。そこら辺りはかつて取り上げたYazooの「Truckin' My Blues Away」とBCの「Blind Boy Fuller with Sonny Terry and Bull City Red」でバッチリです。
Piccolo Rag (Blind Boy Fuller, 1938) Ragtime Guitar Legend
1930年代に3年間に渡ってロバート・ジョンソンと旅して廻った仲だったというジョニー・シャインズ、デルタ・ブルース風の弾き語りのみならずエレクトリックなバンドスタイルの録音も残す。私はというとChessの「Drop Down Mama」で聴ける2曲、Vangardの「Chicago Blues Today Vol.3」での6曲、Muskadineの「On the Road Again」での2曲あたりが真っ先に思い浮かびます、それらはすべてバンドスタイルの録音ですが、今回購入の1972年のBiograph盤は弾き語り録音、ナショナルのスティールギター(ジャケットにはこう表記されていますが所謂リゾネイター・ギターでしょう、ジャケ写は違うギターを持っていますが)を使ったボトルネックのデルタ風。60年代のフォーク・ブルース以降は「ロバート・ジョンスンのスタイルを現代に伝えるブルースマン」として売られるようになったようで本盤もそんな一枚。バンド・スタイルでの魅力には勝てないと思うのですが。
アルバム・タイトルにもなった"Sittin' on Top of the World"は1930年のミッシシッピ・シェイクスのオリジナルで、ハウリン・ウルフのヴァージョンでも知られる曲ですが、我々の世代だともう文句なくクリーム、「Goodbye」に入っていたジャック・ブルースの激唱とのた打ち回るベースが忘れられず。ナン百回聴いたことか! 以上、蛇足でした。
Sitting On top Of The World ........Johnny Shines
2,The Guitar Wizard 1935-1953/Tampa Red (Blues Classics) 1LP 600円
3,1935-1942/Tampa Red (Old Tramp) 1LP 300円
4,Vol.2 1929-1940/Tampa Red (Old Tramp) 1LP 300円
まとめて仕入れたタンパ・レッド、所謂戦前のシティ・ブルースの代表ギタリスト/ボーカリスト、洗練されたしゃれたスタイルで大人気を誇った人で、1920年代終わりから50年代の終わり頃まで350曲以上の録音を残しているそう。この3枚で聴けるのは戦前から戦後すぐの頃までちょっとモダンになった一番の人気を誇ってた時期の録音。人柄も伺えるようなユニークな風貌をしていた人ですが、その音楽もこの風貌から伺えるようなスマートで洗練され流麗なシングル・トーンのボトルネックギターを聴かせてくれます。
Tampa Red - It Hurts Me Too
Tampa Red - You Missed A Good Man
5,Blind Boy Fuller 1936-40 (Old Tramp) 1LP 300円
この手の戦前ブルースものは安いとほぼ見境なく買ってしまいます。
戦前キャロライナ・ブルースの大御所、リゾネイター・ギターをかき鳴らして歌う有名な"ピッコロ・ラグ"や"ラグ・ママ・ラグ"は軽快そのもの。ラグのみならずボトルネックギターもこなして伝統的なバラッドや大衆受けをするようなボウディ・ソングも歌っているようです。
このLP収録曲は初LP化曲ばかりを集めたとのことでさきのラグ曲や"Step It Up and Go"といった有名曲は入っていません。そこら辺りはかつて取り上げたYazooの「Truckin' My Blues Away」とBCの「Blind Boy Fuller with Sonny Terry and Bull City Red」でバッチリです。
Piccolo Rag (Blind Boy Fuller, 1938) Ragtime Guitar Legend
「体が覚えている・・・」とかよく言いますが、かなり忘れていました。齢ですかね。思いのほか覚えていないので、ついでに高校生のときかなり練習した「天国への階段」弾いてみましたが、相当覚えていませんでした。ちょっとショックでした。
お互い頑張りましょう(笑)
店主曰く、ヤズー盤のジャケット・デザインが好きで一時集めたんだそうで、言われてみれば確かにヤズーのジャケットって独特の魅力がありました。
周りのお客さんの顰蹙をものともせず、とりあえず「ハウリン・ウルフ・ブルース」だけ聴かせてもらったんですが、やっぱ良いですねぇ。
そんな分けで、このヤズー盤を改めて入手すべくチラチラ中古盤屋のブルース棚をチェックしておりますが、今はヤズー盤そのものをあまり見かけないんですね。
しかし、近所にそんな店があるなんて羨ましいです、アナログ・プレイヤーのある店なんていーなぁ、ホントに。もう久しく経験したことが無いのですが、そんなお店で聴く戦前のブルース、いいのですね、これが。いやいや、本当に羨ましい。