1,Images/Phil Woods with Michel Legrand and Orchestra (RCA) 1LP 648円
フィル・ウッズがミッシェル・ルグラン編曲/指揮のオーケストラと組んで1975年にロンドンで録音した一枚。なんでもグラミー賞受賞作だそう。
60年代後半からのヨーロピアン・リズム・マシーンでの熱い熱い演奏に参っていて、本作の前年に録音されたMuse盤もその路線だったわけで、その後に聴いた如何にもイージーリスニングな本盤に当時はもうまるでがっかり、如何にものジャケットデザインも輪をかけて当時は「まるで縁の無い一枚」、でした。
が、豪華絢爛目くるめくオーケストラサウンドに乗って歌いまくるフィル・ウッズ。今聴けばこれが気持ち良いのなんの、「歌うウッズ」が堪能できます。我ながら当時の狭量に呆れ、苦笑するばかりなり。最近ではあのカマシ・ワシントンも取り上げていたドビッシーの"月の光"、唯一の長尺曲でタイトル曲の"イメージス"の入ったB面は気持ち良いだけではない聴きものも。
Side A
1. 風のささやき
2, ソング・フォー・ユー
3, ニコール
4, おもいでの夏
5, 愛のプレリュード
6, アイ・ウォズ・ボーン・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
Side B
1, 月の光
2, イメージ
入手盤は米RCA盤ですが、収録曲は邦題の方がピンときますでしょ。
Phil Woods & Michel Legrand - The Windmills of Your Mind
Phil Woods/Michel Legrand & His Orchestra - A Song For You
Phil Woods & Michel LeGrand - Claire de lune
2,Round Trip/Phil Woods (Verve) 1LP 648円
これもヨーロピアン・リズム・マシーンを率いてバリバリに吹きまくっていた頃のフィル・ウッズに参っていた頃に出会った一枚。69年の録音ということでまさにその時期なのですが、クリス・スワンセンのオーケストラとの共演はまるで安っぽいサントラのよう。タイトルといいジャケットといい、期待するに充分だったのにこの中身にはがっかりでした。
で 今また久し振りに聴くと前掲盤とは大違い、やっぱりつまらない、2分台という短い演奏時間で当時のフィル・ウッズの魅力が発揮されるわけはなく、ジョニー・ペイトのプロデュース、宝の持ち腐れ、もったいなくも失敗でしょう。ただ、最高に乗っている時期のフィルですから、短いなかにもキラリのソロはそこかしこで聴けはします。
1, Round Trip
2, Here's That Rainy Day
3, Love Song For A Dead Che
4, I'm All Smiles
5, Solitude
6, How Can I Be Sure
Side B
1, Fill The Woods With Laughter
2, That Is All I Ask
3, Flowers
4, Come Out With Me
5, Guess What
Phil Woods - Round Trip.mov
フィル・ウッズがミッシェル・ルグラン編曲/指揮のオーケストラと組んで1975年にロンドンで録音した一枚。なんでもグラミー賞受賞作だそう。
60年代後半からのヨーロピアン・リズム・マシーンでの熱い熱い演奏に参っていて、本作の前年に録音されたMuse盤もその路線だったわけで、その後に聴いた如何にもイージーリスニングな本盤に当時はもうまるでがっかり、如何にものジャケットデザインも輪をかけて当時は「まるで縁の無い一枚」、でした。
が、豪華絢爛目くるめくオーケストラサウンドに乗って歌いまくるフィル・ウッズ。今聴けばこれが気持ち良いのなんの、「歌うウッズ」が堪能できます。我ながら当時の狭量に呆れ、苦笑するばかりなり。最近ではあのカマシ・ワシントンも取り上げていたドビッシーの"月の光"、唯一の長尺曲でタイトル曲の"イメージス"の入ったB面は気持ち良いだけではない聴きものも。
Side A
1. 風のささやき
2, ソング・フォー・ユー
3, ニコール
4, おもいでの夏
5, 愛のプレリュード
6, アイ・ウォズ・ボーン・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
Side B
1, 月の光
2, イメージ
入手盤は米RCA盤ですが、収録曲は邦題の方がピンときますでしょ。
Phil Woods & Michel Legrand - The Windmills of Your Mind
Phil Woods/Michel Legrand & His Orchestra - A Song For You
Phil Woods & Michel LeGrand - Claire de lune
2,Round Trip/Phil Woods (Verve) 1LP 648円
これもヨーロピアン・リズム・マシーンを率いてバリバリに吹きまくっていた頃のフィル・ウッズに参っていた頃に出会った一枚。69年の録音ということでまさにその時期なのですが、クリス・スワンセンのオーケストラとの共演はまるで安っぽいサントラのよう。タイトルといいジャケットといい、期待するに充分だったのにこの中身にはがっかりでした。
で 今また久し振りに聴くと前掲盤とは大違い、やっぱりつまらない、2分台という短い演奏時間で当時のフィル・ウッズの魅力が発揮されるわけはなく、ジョニー・ペイトのプロデュース、宝の持ち腐れ、もったいなくも失敗でしょう。ただ、最高に乗っている時期のフィルですから、短いなかにもキラリのソロはそこかしこで聴けはします。
1, Round Trip
2, Here's That Rainy Day
3, Love Song For A Dead Che
4, I'm All Smiles
5, Solitude
6, How Can I Be Sure
Side B
1, Fill The Woods With Laughter
2, That Is All I Ask
3, Flowers
4, Come Out With Me
5, Guess What
Phil Woods - Round Trip.mov
ジョージ大塚さんは当時は全盛期、その強気のお言葉が「らしい」ですね。
フィル・ウッズは2年前に見ましたが、呼吸ボンベ付きで座りながら吹いていても音色は衰えていませんでした。その翌年に亡くなるわけですが。
ジョージ大塚トリオ(ジャパニーズ・リズム・マシーン)との日本公演ライブは当時レコードも出て、確か去年CD化されました。ジョージ大塚さんによると共演相手がフィル・ウッズであろうと、クリス・コーナーであろうと自分たちのペースでガンガンやっていたそうです。
それって「Alive And Well In Paris」ではなかったでしょうか? 私はこれでやられました、特に1曲目の"若かりし日"これには完璧にノックアウトされました。もう一枚というと、ジーン・クイルとの「Phill Talks with Quill」これにもゾッコンでした。
初来日というと75年に単身で来て「ジャパニーズ・リズム・マシン」とかいって日本のミュージシャン(ジョージ大塚がいたような)と共演したときですよね、私自身は行けなかったのですが厚生年金で公演があったのは覚えています。