The Lost Lennon Tapes Vol.8 / John Lennon (Bag) 1LP
「The Lost Lennon Tapes」、80年代の終わりころから90年代に掛けてWestwood Oneが制作配信したラジオ番組。その放送音源を使ったBootを最初にリリースしたのがBagレーベル。結局この「The Lost Lennon Tapes」のLPシリーズ、discogsを見るとVol.35まであるようです。
このラジオ放送は200回以上あったようで、今では幾多のレーベルから同タイトルのCDが山のように出ていて、中にはその放送音源すべてを収録するシリーズも出ているようです。
ということで、そんなロスト・レノン・テープス、今回入手したのはBagレーベルのLPシリーズからの8番。ロックンロールのカバー多数、ロックンロール・サーカス音源、ワントゥワンコンサート等々が何の詳細クレジットも無く収められています。
今となっては内容的にはだからどーしたの類のLPのような気もしますが、バックにピート・ベストが鎮座する写真を使ったこのジャケットは見過ごせません、正直、これで手が出てしましました(苦笑)
ドラムに関しては全く分からないのですが、昔CSでメタルバンドで出た事のある知人が「リンゴのドラムは凄い」といってました。
ピート・ベストのドラムの力量も良く分からないですが、ルックス的にピート・ベストはポップな感じがしなくて「濃いなあ」と言う感じで。
音楽的な事ではなく、リンゴとappleレーベルの関係はないことは流石に小学生当時でも分かっていましたが、その繋がりだけでも「なんだか」嬉しかった感じがあります。ピート・ベストには悪いですが、ビートルズ的にはリンゴで良かった、と。
こうして曲が並んでますがレノン&マッカートニー
の曲の秀逸さがよくわかります。
ピート・ベストというと思い出すのがSavageレーベルから出ていた「Best Of The Beatles」なるLPのこと。ジャケにはピートにスチュ・サトクリフもいる5人編成のハンブルグ時代の写真が。どこにもピート・ベストのグループのものとはクレジットは無くて、ジャケのピートのお顔に丸印があるというもうまるで便乗商法の典型のような一枚。これを買ったのは忘れもしないまだお茶の水に一店舗しかなかったDU、1971~2年頃。怪しいとは思いつつよもやこんなLP(ピートのリーダー作)があるとはつゆ知らずビートルズのぺート参加のアルバムかも購入。早速聴けばビートルズでもなんでもなく覇気のないR&Rのカバーばかりが聴こえてきてでもうガッカリ、ほとんど聴かずに処分したのを思い出します。以来、その印象が尾を引いてその後正規に出たピート・ベスト・バンドは一切聴いておりません。
https://www.discogs.com/release/4848805-Peter-Best-Best-Of-The-Beatles
と、いつもの戯言で失礼しました。ビートルズにあってはリンゴが唯一無二のドラマー、間違いないですね。
このリッケンいいですよね、このモデルを見るとジョンを思い出すほど頭に刷り込まれています。
このLP、何ともバラバラな選曲ですが確かに二人の作品が抜きんでているのが逆に分かったりしますね。
もう一枚のSavageからのThe Savage Beatlesは確かに彼等が演奏しているけれど、トニー・シェリダンとのポリドールからの曲のまんまコピーでこれまたビートルズ・ブームにかこつけた便乗商法でした。
ただDiscogにあるということはブートレッグとしては見なされていないようで、ギリギリのところに位置しているようです。
そうなのです、これ今じゃ高くなっていて即処分したのを悔やんでいますって、もう半世紀も前に手放しているんですけど(笑)
もう一枚の「The Savage Young Beatles」は2年ほど前にこちらで取り上げています。
https://blog.goo.ne.jp/jahking/e/623c84b6b34c50e2454d3129953bbc41