Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

AnimalsⅡ (1997)

2024年01月22日 | Eric Burdon (& the Animals)

Greatest Hits / Animals Ⅱ (Valstebar) 1CD 1997

ジョン・スティールとヒルトン・ヴァレンタインが一時期組んでいたアニマルズⅡ、その元はコンサート会場だけで販売されていたというCDです、タイトルを変えた同内容盤がいくつか出ているようですが本盤がその最初に販売されたもののではないでしょうか。中古でやっと入手しました。

エリック・バードンのいないアニマルズはニュー・アニマルズ時代のメンバー、ダニー・マッカロッチが結成したものを初めイロイロあってそのCDはかつてこのブログでも取り上げていますが、一時期バンド名の使用権を持っていたジョン・スティールが一番色々やっていて、このアニマルズⅡの後も、録音は無いのですがホンの一時期アニマルズに在籍していたミック・ギャラガーと組んでAnimals and Friendsなるバンドを組んでいました。5年ほど前だったか来日するとかニュースがありましたね、あれはどうだったののでしょうか? 実際に来日したのかしらん?

と、まぁ、イロイロあったのですが、面白いのは(つーか、当然のことか)どのバンドもレパートリーはアニマルズのカバー、ボーカリストはエリックに似せていました。ということで、このアニマルズⅡも一緒、ただ、アニマルズのレパートリーをただストレートにカバーするのではなくそれなりにアレンジを加えているのは好感、1曲目"朝日のあたる家"もヒルトン・ヴァレンタインが考案したといわれるあの特徴的なギターアルペジオで当然始まるかと思いきや、アルペジオではなくエレアコのストロークでスタートするのです。ボーカリストも明らかに似せてはいるもののさして無理はせずでこれも先ずは好感。

ジョン・スティール、ヒルトン・ヴァレンタインがいるので往年のアニマルズのサウンドが少しでも......とか思うのが昔からのファンの人情(笑)、が、リードギターは別にいるしドラムスは埋もれているし、コーラスは入るもののオリジナル・アニマルズのあの特徴的なコーラスはチャス・チャンドラーが担っていたわけで、こっちはまったく個性無しコーラス。と云うことで、アニマルズを意識して聴けばまるでペケ、が、エリックに似たボーカリストが居るバンドがアニマルズのカバーをやっていると思って聴けばそれなりには楽しめるかな、と。

Hilton Valentine (guitar)
John Steel (drums)
Robert Kane (lead vocals)
Steve Dawson (guitar)
Steve Hutchinson (keyboards)
Martin Bland (drums)

 

 


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