
1,Projections/The Blues Project (Verve Forecast) 1LP 550円
ブルース・プロジェクトを初めて聴いたのは忘れもしない日本グラモフォンからのシングル「泣かずにいられない b/w シェリルズ・ゴーイン・ホーム」。近所の新星堂には在庫が無く取り寄せてもらって買ったものでした。穴が開くほど聴いたのでこの2曲を聴くと今も当時の情景が頭をよぎります。その後数寄屋橋のハンターで入手したのが「Tommy Flanders, Danny Kalb, Steve Katz, Al Kooper, Andy Kulberg, Roy Blumenfeld Of The Blues Project」なる編集盤、中身はこの「Projections」とほぼ同じ内容でこれまた死ぬほど聴きました。ということで、思い入れもひとしおのブルース・プリジェクトです。このところはCDで楽しんでいましたが米盤LPが安かったのでついまた手が出てしまいました。
で 本盤。カフェ・オ・ゴー・ゴーでのライヴ盤に続く2作目。次の3作目もタウンホールでのライヴ盤で結局オリジナルメンバーでのスタジオ録音としては唯一の盤となりました。4作目「Planned Obsolescence」はスタジオ録音ではあるもののアル・クーパー、スティーブ・カッツ、ダニー・カルブというフロントの3人が脱退しもう別バンドの様相となります。
同時期の白人のブルースバンドというとポール・バターフィールド・ブルース・バンドが思い浮かびますが、そちらがシカゴのサウスサイドで黒人のブルースマンにもまれた中で生まれたバンドで見も心もシカゴブルースそのものでデビューしたのに比して、こちらブルース・プリジェクトはその名の通りブルースの拡大解釈、メンバーの出自がN.Y.のコーヒーハウスのフォークシーンだったりすることもあってゴリゴリの黒人ブルースとは一線を画くものとなっています。バンドの支柱になっていたのは恐らくギターのダニー・カルブ、エキセントリックな音色のギターを弾きますがその実はフォーク・ブルース的な資質を持った人でこれにブルースからポップまでをカバーするオルガンで彩を加えたのがアル・クーパー、更には初期メンバーだったトミー・フランダースのフォーク/ポップ資質を引き継ぐスティーブ・カッツのボーカル、ジャズのイディオムをカバーするベースのアンディ・カルバーグが加わって、ブルースをベースにしつつも当時としては類を見ない広い音楽性を持ったバンドになったのでした。
"I Can't Keep From Crying"があって、ジャージーな"Flute Thing"があって、極め付けポップな"Fly Away"がある、これがブルース・プロジェクトです。
Side A
A1 I Can't Keep From Crying
A2 Steve's Song
A3 You Can't Catch Me
A4 Two Trains Running
Side B
B1 Wake Me, Shake Me
B2 Cheryl's Going Home
B3 Flute Thing
B4 Caress Me Baby
B5 Fly Away
Blues Project-I Can't Keep From Crying (1966) HD
Blues Project - Wake Me, Shake Me (1966)
Blues Project - Fly Away 1967- Projection
Blues Project - Steve's Song (Live 1967)
The Blues Project - A Flute Thing - 06-18-1967 - Monterey Pop Festival - Monterey, Ca
ブルース・プロジェクトを初めて聴いたのは忘れもしない日本グラモフォンからのシングル「泣かずにいられない b/w シェリルズ・ゴーイン・ホーム」。近所の新星堂には在庫が無く取り寄せてもらって買ったものでした。穴が開くほど聴いたのでこの2曲を聴くと今も当時の情景が頭をよぎります。その後数寄屋橋のハンターで入手したのが「Tommy Flanders, Danny Kalb, Steve Katz, Al Kooper, Andy Kulberg, Roy Blumenfeld Of The Blues Project」なる編集盤、中身はこの「Projections」とほぼ同じ内容でこれまた死ぬほど聴きました。ということで、思い入れもひとしおのブルース・プリジェクトです。このところはCDで楽しんでいましたが米盤LPが安かったのでついまた手が出てしまいました。
で 本盤。カフェ・オ・ゴー・ゴーでのライヴ盤に続く2作目。次の3作目もタウンホールでのライヴ盤で結局オリジナルメンバーでのスタジオ録音としては唯一の盤となりました。4作目「Planned Obsolescence」はスタジオ録音ではあるもののアル・クーパー、スティーブ・カッツ、ダニー・カルブというフロントの3人が脱退しもう別バンドの様相となります。
同時期の白人のブルースバンドというとポール・バターフィールド・ブルース・バンドが思い浮かびますが、そちらがシカゴのサウスサイドで黒人のブルースマンにもまれた中で生まれたバンドで見も心もシカゴブルースそのものでデビューしたのに比して、こちらブルース・プリジェクトはその名の通りブルースの拡大解釈、メンバーの出自がN.Y.のコーヒーハウスのフォークシーンだったりすることもあってゴリゴリの黒人ブルースとは一線を画くものとなっています。バンドの支柱になっていたのは恐らくギターのダニー・カルブ、エキセントリックな音色のギターを弾きますがその実はフォーク・ブルース的な資質を持った人でこれにブルースからポップまでをカバーするオルガンで彩を加えたのがアル・クーパー、更には初期メンバーだったトミー・フランダースのフォーク/ポップ資質を引き継ぐスティーブ・カッツのボーカル、ジャズのイディオムをカバーするベースのアンディ・カルバーグが加わって、ブルースをベースにしつつも当時としては類を見ない広い音楽性を持ったバンドになったのでした。
"I Can't Keep From Crying"があって、ジャージーな"Flute Thing"があって、極め付けポップな"Fly Away"がある、これがブルース・プロジェクトです。
Side A
A1 I Can't Keep From Crying
A2 Steve's Song
A3 You Can't Catch Me
A4 Two Trains Running
Side B
B1 Wake Me, Shake Me
B2 Cheryl's Going Home
B3 Flute Thing
B4 Caress Me Baby
B5 Fly Away
Blues Project-I Can't Keep From Crying (1966) HD
Blues Project - Wake Me, Shake Me (1966)
Blues Project - Fly Away 1967- Projection
Blues Project - Steve's Song (Live 1967)
The Blues Project - A Flute Thing - 06-18-1967 - Monterey Pop Festival - Monterey, Ca
この頃に付きます。
この2枚とシングルは今でも宝物です。