1,All in Your Hand/Hilton Valentine (Capitol) 1LP 300円
某レコ屋の本盤のプライス・カードに大きく「???」と書いてありました、そしてこの価格。そうか、今となってはヒルトン・ヴァレンタインの名前を知る人も少ないか.....。あまりに可哀相なので救済しておきました。
オリジナル・アニマルズのギタリスト、アニマルズを脱退した3年後の1969年に出したソロ・アルバムです。アニマルズ・フリークとか云っておきながら恥ずかしいのですがこのアルバムの存在を知ったのは随分後になってから、多分70年代後半頃かな。某レコ屋で偶然遭遇、よもやヒルトンがソロ・アルバムを出しているとは夢にも思わなかったので驚いたのなんの。
アニマルズ時代のヒルトン(最大の功績はあの"朝日のあたる家"でのイントロ・アルペジオの考案)はチャック・ベリーに影響を受けた典型的なR&Rギターを弾く無骨かつツブシの利かない不器用なギタリスト(これ賛辞です)でしたので、はてソロ・アルバムだとどーなるのか、興味津々で聴いたのを思い出します。
全曲自作で固めてプロデュースとアレンジは後期アニマルズのヴィック・ブリッグスに任せた本盤、出てきた音楽はチャック・ベリー派のギタリストは何処へ? のシンガー・ソングライター風味の優しく穏やかなものでした。今回本当に久し振りに聴きましたが69年という時代からサイケの匂いでもするかと思いきやそれもなくソフトなフォーク風味の作品という印象。思えば散々R&R、R&Bを演ってきて一段落、とすれば演りたい音楽は自然とソフトなものになるという有り勝ちなパターンなのでしょうかね(ヤードバーズのキース・レルフもしかり)。
今も現役で活動中、この夏はエリック・バードンのバンドにてツアーのようです。
オフィシャル・サイトはこちらです。
リッケンバッカーを抱えたヒルトンが格好良い1965年「NME POLLWINNERS CONCERT」での素晴らしい映像をこちらでご堪能ください。
2,The Complete Animals (EMI) 2CD 1,350円
1990年に出たミッキー・モストがプロデュースした作品を41曲収録した編集盤。未発表曲は3曲'Baby What's Wrong'(ヤードバーズでお馴染みのジミー・リードのカバー) 'F-E-E-L'('Talkin' 'About You'の改作) 'Don't Want Much'('Just a little bit'の改作)。それに未発表だった'Talkin' 'About You'の7分を超えるフル・ヴァージョンが目玉で出た当時は結構話題になったもので、日本盤も出ていました。永らくアナログ2枚組で親しんできたのですが、安かったので今頃になってCDを購入しました。
コンプリートと謳ってあても実は何曲かあるテイク違いが入っていなかったり、本テイク収録のはずが別テイクが入っていたりと実は不完全なもので、数年前に東芝EMIが出したファーストとセカンド・アルバムの紙ジャケCDがよりコンプリートに近い内容になっています。
とは云え、細かいことは云わず初期アニマルズを堪能したい方はこんな価格で中古で転がっていたら、あまたあるベスト盤CDよりは買いのCDだとは思います。
某レコ屋の本盤のプライス・カードに大きく「???」と書いてありました、そしてこの価格。そうか、今となってはヒルトン・ヴァレンタインの名前を知る人も少ないか.....。あまりに可哀相なので救済しておきました。
オリジナル・アニマルズのギタリスト、アニマルズを脱退した3年後の1969年に出したソロ・アルバムです。アニマルズ・フリークとか云っておきながら恥ずかしいのですがこのアルバムの存在を知ったのは随分後になってから、多分70年代後半頃かな。某レコ屋で偶然遭遇、よもやヒルトンがソロ・アルバムを出しているとは夢にも思わなかったので驚いたのなんの。
アニマルズ時代のヒルトン(最大の功績はあの"朝日のあたる家"でのイントロ・アルペジオの考案)はチャック・ベリーに影響を受けた典型的なR&Rギターを弾く無骨かつツブシの利かない不器用なギタリスト(これ賛辞です)でしたので、はてソロ・アルバムだとどーなるのか、興味津々で聴いたのを思い出します。
全曲自作で固めてプロデュースとアレンジは後期アニマルズのヴィック・ブリッグスに任せた本盤、出てきた音楽はチャック・ベリー派のギタリストは何処へ? のシンガー・ソングライター風味の優しく穏やかなものでした。今回本当に久し振りに聴きましたが69年という時代からサイケの匂いでもするかと思いきやそれもなくソフトなフォーク風味の作品という印象。思えば散々R&R、R&Bを演ってきて一段落、とすれば演りたい音楽は自然とソフトなものになるという有り勝ちなパターンなのでしょうかね(ヤードバーズのキース・レルフもしかり)。
今も現役で活動中、この夏はエリック・バードンのバンドにてツアーのようです。
オフィシャル・サイトはこちらです。
リッケンバッカーを抱えたヒルトンが格好良い1965年「NME POLLWINNERS CONCERT」での素晴らしい映像をこちらでご堪能ください。
2,The Complete Animals (EMI) 2CD 1,350円
1990年に出たミッキー・モストがプロデュースした作品を41曲収録した編集盤。未発表曲は3曲'Baby What's Wrong'(ヤードバーズでお馴染みのジミー・リードのカバー) 'F-E-E-L'('Talkin' 'About You'の改作) 'Don't Want Much'('Just a little bit'の改作)。それに未発表だった'Talkin' 'About You'の7分を超えるフル・ヴァージョンが目玉で出た当時は結構話題になったもので、日本盤も出ていました。永らくアナログ2枚組で親しんできたのですが、安かったので今頃になってCDを購入しました。
コンプリートと謳ってあても実は何曲かあるテイク違いが入っていなかったり、本テイク収録のはずが別テイクが入っていたりと実は不完全なもので、数年前に東芝EMIが出したファーストとセカンド・アルバムの紙ジャケCDがよりコンプリートに近い内容になっています。
とは云え、細かいことは云わず初期アニマルズを堪能したい方はこんな価格で中古で転がっていたら、あまたあるベスト盤CDよりは買いのCDだとは思います。
私は、TONY LIDDLE BAND JAPAN FAN PAGEというBLOGを開設していますが、実は、Tony LiddleはTHE ANIMALSのVocalだった時期があるんです。
宜しければ、その作品を紹介していますので、チェックしてください。
ヒルトン達がエリックを除いたメンバーでアニマルズを名乗って活動をしていたとは聞いていましたが、こんな音盤が出ているとは知りませんでした。情報有難うございます。
Tony Liddleからプレゼントされました。
Tonyの参加時期は、2000年前後が正しいようです。
DAVE RowberryもDVDで元気に弾いています。
こちらはライブ盤です。
ま、Tony LiddleにとってはTL & The Animalsというのが本当でしょう。
ただこの選曲なら音ツクリのメインはヒルトンだったのではないでしょうか。聴いてもないのにナンですが。
DVDも非売品ですが見て欲しいです。