Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

King Solomon

2008年03月04日 | Soul, Funk
1,King Solomon/Solomon Burke (Atlantic) 1CD 1,050円
昨年のはじめどっとリリースされたAtlanticソウルシリーズの1枚です。今頃それも中古で買ってすいませんというようなソロモン・バークの代表作。

その昔日本グラモフォン(現ユニバーサル・ミュージック)からAtlantic系列の作品がリリースされていた時代を含めて本盤が日本発売されるのが今回はじめて。日本グラモフォン時代~ワーナー・パイオニア時代にあれだけ様々なアルバムが出されていたのにライナーを書かれた鈴木さんではないですが本当に意外ですね。

偉大なシンガーと云われている割には聴かれていないという典型的な人というイメージ。オーティスは別格としてもウィルソン・ピケットと比較してもその馴染み度は雲泥でしょう。

日本人にも好まれるキャッチーなヒット曲が無い → 日本盤が(売れそうも無いので)出ないということで、ソウル・ミュージックが日本に定着しだした60年代後半から70年代に掛けてAtlanticの諸作が日本グラモフォン~ワナ・パイ時代に無視されたのは今思えば不当評価の原因ではないかとも思います。

かくいう私も聴き馴染んだのは例のAtlanticのベスト盤とBellでの「Proud Mary」くらい。今回出された「King Solomon」と「I Wish I Know」が当時から日本発売されていて当時から聴いていれば(この2枚、輸入盤もほとんど見かけませんでしたしね)自分のなかでのこの人の評価(というかイメージ)も大きく変わっていたことと思います。

てなことをいいつつも、本国では80年代から今に至るまでコンスタントにアルバムは出しているし、特にここ数年の評価は物凄いものなので何をか云わんやだったりするわけですけどね。

で 本盤。先ずは鈴木啓志さんのライナーを読みつつセッション毎にサーチして聴くとその面白さも格別。毎度のことながら氏のライナーは本当に勉強になります。キング・ソロモンの名の通り絶好調の楽曲目白押しの中、私のイチオシは66年11月にN.Y.で録られた豪快無比な"Present for Christmas"。ソウルのクリスマスものでオーティスの"Merry Christmas Baby"、クラレンス・カーターの"Back Door Santa"と並んで大好きな1曲。こりゃーサンタクロースも裸足で逃げ出すわなという絶唱。
この曲Apollo時代の再演だそうでオリジナル録音を聴いてみたい!(CD化されているのでしょうか?)

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2 コメント

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Unknown (chitlin)
2008-03-10 01:03:42
そう言えばまんまと買い逃しています、これ。
この国内盤シリーズにはほかにもありますね、見落としてるのが。

懐が寂しいのを通り越して痛いくらいなのですが、興味津々です。
参考にいたしますっ。
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Re:Atlantic (Jahking@管理人)
2008-03-10 21:34:35
アトランティックのあのシリーズ、持っていないものも数枚あって買おう買おうと思いつつ結局このソロモン以外買っていません。レギュラー盤(これは一応限定かな)で出るとついいつでも買えると思ってなかなか手が出なかったするんですよね。少なくとも同じソロモンの「I wish I Knew」は買わねばと思うとります。
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