The AnimalsほかRockiｎ' CDでも

おーっ、こんなのCDででていたの！　というアニマルズのCD、スプリングスティーン、スティーブ・トゥック、ジミー・ペイジのセッションものからビーチ・ボーイズまで。

1,Animals Blues Years/The Animals(Rock-in-Beat) 1,280円
デイヴ・クラーク５の米Epic盤を2in1にして続々リリースしていたドイツのレーベルからこんなのが出ていました。アニマルズ・ファンならご存知の通り、このジャケットは米MGMのみで出された"Animalism"です。本CDはこのアルバムに8曲のBBCのLive録音を加えたもの（これ間違い無く正規契約での発売ではありません）。
"Animalism"はドラマーがジョン・スティールからバリー・ジェンキンスに変わった所謂オリジナル・アニマルズ66年の最後のアルバムです（この後バリーだけを残してメンバーを一新、エリック・バードンとアニマルズとなります）。
で、内容は"Rock me Baby" "Smoke Stack Lightning" "Louisiana Blues" "Going Down Slow"等ブルースのカバーから"Shake" "Lucille" "Hit The Road Jack"等のR&Bカバーにフランク・ザッパによるアレンジ曲が2曲（ザッパ色は無し！）、初期の真っ黒なR&Bサウンドからは明らかに逸脱してきておりブルース曲をやっても明かに”ロック”に変化してきています。これは2曲のみロンドン録音、残りはバハマとニューヨーク録音ということも関係しているのでしょう。この頃のアニマルズはドラッグとアルコールでボロボロの状態だったそうですが、皮肉にもこのアルバムの出来は文句なく素晴らしいです。
このアルバムの数ヶ月前に英国で出されたアルバム"Animalisms"（当時日本ではシングル曲を加えて”孤独の叫び”としてリリースされました）とのダブリは1曲のみ。その曲はファンには大人気の"Outcast"。嬉しいことに別テイクが収録されています。
ということで、エリック＆アニマルズ・フリークの私としては嬉しいCD入手でした。

2,Express to England/Bruce Springsteen(Main Steam) 3CD 600円
Tunnel of Love Express Tour 1988から 88年6月21日英国はバーミンガムでのLive。オーディエンス録音としては並みの音質。この頃のボスは今ひとつ吹っ切れていない印象。この激安値はだからでしょうか。

3,Steve Took's Horns(Cherry Red) 300円
新品バーゲン品。ティラノザウルス・レックスにいたスティーヴ・トゥックのマーク・ボランの死後組んでいたというバンドの77年録音とそのセッションの02年リミックス集。T-RexとHawkwindをまぜ合わせたようなドロドロの爆裂サウンド。

4,The Brother Years 1970-1986/The Beach Boys(Brother) 500円
ブラザー時代のビーチボーイズって全部持ってはいながらもイマイチ聴きこなしていないアルバム多数。そんなことなのでこんなコンピをもっていてもいいかなと購入。
Capitol時代の"Made in USA" "Spilit of America"はドライブの友として結構聴いていたのですが、これもそうなるかな？

5,Hip Young Guitar Slinger/Jimmy Page(Sequel-Castle) 2CD 1,280円
ペイジの在籍していた63年のCarter-Lewis & Southernersからその後のセッション・ギタリストだった頃の音源を集めた2枚組。同じ趣向のCDは何種かある（有名なのはAIPからのSession Manでしょうか）がこれはPye,Immediate音源を集めたもの。Mayall-ClaptonのセッションとかClaptonとのギター・インスト・セッションとか散々ほかで聴いているものも入っていますが、それらを除けばペイジ参加ということを意識しなくても楽しめるＣＤでした。