Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Shelly Manne & His Men 1966

2014年02月02日 | Jazz
1,Boss Sounds! Shelly Manne & His Men At Shelly Manne-Hole (Atlantic) 1LP 600円
50年代から70年代に掛けて大活躍した西海岸屈指のドラマーがシェリー・マン。60年代に入ってハリウッドに自らジャズ・クラブ「Shelly's Manne Hole」をオープン、ここを根城に数々のライヴ録音盤を残してきたのも知られるところ。で 本盤は長らく在籍していたContemporalyレーベルを離れAtlanticに移籍して初リリースした66年盤。レギュラー・グループでの根城シェリーズ・マン・ホールでのライヴというシェリー・マンの当時の日常を記録した一枚。

実はウン十年前、私が初めて買ったジャズのレコードがこれなのです。非常にメロディアスで親しみ易いテーマの部分に耳を引かれ(中でも"そよ風と私~The Breeze and I"が大好きでした)何度も聴くうちに先ずはテーマで始まり次にメンバー各人のソロが続きまたテーマに戻って終わるというジャズの王道パターンを気付かせてくれその面白さを教えてくれた、チト大袈裟に云えば私にとってエポックメイキングな一枚なのです。
この時はまだアドリブの面白さにまでは耳が行かず....だったのですが、この直後に買った「サンジェルマンのアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」でその熱い熱いアドリブにぶっ飛んで、一気にジャズの世界にハマっていったのでした。今思えばこのシェリー・マン盤の各人のアドリブは当たり障りのない至極フツーのもので耳に残らなかったのも道理かなと思えます。

しかし、こんな有名でもないフツー盤を良くも初めてのジャズ盤として買ったなぁと今にして思いますが、答えは単純で「安かったから」だと思います(笑) 銀座ヤマハのバーゲンか数寄屋橋ハンターの中古盤かで多分500円!(この価格、当時としては破格中の破格です)

Side A
1.Margie
2.Idle One
3.The Breeze And I
Side B
1.Frank's Tune
2.Wandering
3.You Name It

Conte Candoli (tp)
Frank Strozier (as)
Russ Freeman (p)
Monte Budwig (b)
Shelly Manne (d)
Recorded at“Shelly’s Manne-Hole”, Hollywood, CA, June 20, 1966

Boss Sounds

Shelly Manne - The Breeze and I


Shelly Manne - Frank's Tune


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3 コメント

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jazzハジレコ (しみえん)
2014-02-02 15:38:31
は高校生の頃買った、ソニーロリンズの『Saxophone Colossus 』です。内容、タイトル、ジャケのどれをとってもカッコよくて、(たのきんトリオを聴いてる同級生たちを横目に)、「ちょっと大人っぽい音楽を聴いている俺」に酔ってと思います。入門盤としてはホント思いっきり定番ですが、やはり今でも愛着があります。
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jazzハジレコ (なる)
2014-02-02 17:35:55
は高校3年の時に買ったチャールス・ロイドの「ドリーム・ウィーバー」です。

目の前がパーッと開けていくような新鮮な感動を今でも記憶しています。
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ハジレコ (Jahking@管理人)
2014-02-02 21:38:51
色々な方のハジレコを伺うのは楽しいですね、有難うございます。

>しみへんさん
サキコロとは王道中の王道ですね。しかし、今の若い人たちのジャズハジレコの王道って何なのでしょう? よもやサキコロやブルー・トレインやクール・ストラッティンってことはないと思うのですが。興味深いですね。

>なるさん
チャールス・ロイド、私も聴き初めの頃に買った「フォレスト・フラワー」を聴いて以来、今でも大好きな人。ことさらエイトビートを使っているわけではないのですが、感覚がロックに近くロック小僧だった私にも親近感を抱かせる人でした。
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