Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Larry Coryell 1969 - 1976

2021年08月06日 | Jazz
1,Coryell/Larry Coryell (Vangard) 1LP 400円
本国では1969年にリリースされたラリー・コリエルの「Lady Coryell」に次ぐ2枚目のリーダー作。
入手盤は翌1970年にキングが出した日本盤、ライナーは木崎義二さんで、コリエルというギタリストが如何にユニークな存在かを様々な事象を挙げて説いていてそれこそが最近人気の秘密だろうと将来を見通すような卓見を披露しています。

バーナード・パーディのドラムスにチャック・レイニー、ロン・カーター惜しくは旧友アルバート・スティンソンのベース、同じく旧友マイク・マンデルのピアノにジム・ペッパーのフルートがバックを。
ファーストアルバムではエルヴィン・ジョーンズにジミー・ギャリソンが入った歌心溢れるジャズギターを聴かせたかと思うと、ボーカル入りのロックナンバーからカントリーナンバー、センチなインストまで演りたいことを目一杯演った印象でしたが、この2枚目ではその後の繋がるジャズロック/クロスオーバーに絞れてきた感。

Side A
A1 Sex
A2 Beautiful Woman
A3 The Jam With Albert
Side B
B1 Elementary Guitar Solo #5
B2 No One Really Knows
B3 Morning Sickness
B4 Ah Wuv Ooh


coryell


Larry Coryell - Sex




Larry Coryell - Elementary Solo #5




Larry Coryell,The Jam with Albert




Larry Coryell - Morning Sickness









2,The Lion and the Ram/Larry Coryell (Arista) 1LP 180円
上掲盤以降コリエルはジョン・マフラフリンとの共演等を経て自己のグループ「イレヴンス・ハウス」を結成して益々ジャズロック/クロスオーバー路線を邁進します。75年からはAristaに移籍、今回取り上げるのはその移籍後2作目76年作になります。それまでもアコースティックギターを駆使する曲も手掛けてきましたが、ここではほぼ全面アコギの演奏します。以降もアコギアルバムを何作も作っていくことになりますが、本作はその先駆けになったもの。正直云えばこの辺りからコリエルに対する私の興味は離れていきます。

入手盤は東芝EMIからの日本盤、邦題は「獅子座と牡羊座」でサブキャッチは「友人ジョー・ベックを迎えた全編アコースティック・ギターで持てるテクニックの限りを尽くしたコリエルの野心作」と。

前掲盤にも登場していた奥様ジュリー・コリエル、ヴィレッジゲートでのライヴ盤でも写っていたし、ミュージックパートナーとしても重要な存在なのでしょう。因みに作曲もやる人ですが、ここでは各面の最後に入っているボーカル曲の作詞をしています。


Side A
A1 Larry's Boogie 3:31
A2 Stravinsky 3:17
A3 Toy Soldiers 7:40
A4 Short Time Around 4:01
Side B
B1 Improvisation On Bach Lute Prelude 2:00
B2 Song For My Friend's Children 2:45
B3 Bicentennial Head Fest 3:19
B4 The Fifties 3:26
B5 Domesticity 2:12
B6 The Lion And The Ram 4:26


coryell


Larry Coryell - Larry's Boogie



Larry Coryell - Improvisation On Bach Lute Prelude




Larry Coryell - Toy Soldiers




Larry Coryell - Bicentennial Head Fest




Larry Coryell - The Lion And The Ram



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2 コメント

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Unknown (uni)
2021-08-07 07:56:59
ジャケットはヌーディスト
この時代の流行りでした。
今だと.....(苦笑)
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Re:ジャケットはヌーディスト (Jahking@管理人)
2021-08-07 08:52:09
キーワードは「解放」?
ジョンとヨーコからユーヤフラワーズまでやってましたね。確かに時代の流行りだったようで。
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