Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Jimmy Smith 1965 - 1969

2019年04月03日 | Jazz
今年に入って入手したジミー・スミスのVerve盤を3枚。


1,Respect/Jimmy Smith (Verve) 1LP 850円
1967年2月にヴァンゲルダー・スタジオで録られたカルテット編成もの。セッションは二つでエリック・ゲイル、ロン・カーター、グラディ・テイトの編成と、ボブ・バシュネル、トーンネル・シュワルツ、バーナード・パーディーというカルテット。

演奏曲はご覧の通りオーティスにピケット、ソロモン・バークと67年当時バリバリに流行っていたR&Bヒットがズラリ。それにジョー・ザビヌル作の"Mercy, Mercy, Mercy"、キャノンボール・アダレイのヒット曲ですが、本盤がリリースされた1967年にはバッキンガムスが歌詞を付けてヒットさせていましたね。残る1曲"T-Bone Steak"はスミスのオリジナルでまったく同傾向のファンキー・スタッフ。この曲でのジミーのプレイが緩急付けて一番かな。

Side A
A1 Mercy, Mercy, Mercy
A2 Respect
A3 Funky Broadway
Side B
B1 T-Bone Steak
B2 Get Out Of My Life


jimmy smith


Jimmy smith "Respect", 1967




Jimmy Smith - Mercy, Mercy, Mercy




Jimmy Smith - T-Bone Steak.wmv






2,The Boss/Jimmy Smith (Verve) 1LP 650円
当時A&Mで人気を上げつつあったジョージ・ベンソンを起用したトリオ編成。1968年11月20日、アトランタはPascal's La Carouselでのライヴ録音。
ジャケ裏にfeaturing George Bensonの表記もあってことさらジョージ・ベンソンの参加をウリにしているようですが、さもありなんの奔放なプレイで耳を惹きます。

Side A
A1 Some Of My Best Friends Are Blues
A2 The Boss
A3 This Guy's In Love With You
Side B
B1 Fingers
B2 Tuxedo Junction

jimmy smith


George Benson (feat. Jimmy Smith) - The Boss




Jimmy Smith Some Of My Best Friends Are Blues








3,Organ Grinder Swing/Jimmy Smith (Verve) 1LP 650円
これは今年の正月、新年一発目のお買いモノだったもの。
ジャズを聴き始めた頃にジミー・スミスといったらコレでしょうと云われたことを思い出す本盤。
ジャズ喫茶で何回か聴いて上手いけどなんかクールなオルガンだなぁという印象を。ただその印象も後年「Root Down」を聴くに至ってその印象も変わってくるという思い出も。
ケニー・バレルにグラディ・テイトという1965年という時代にあって最強のトリオ編成。"Greensleeves"が昔から大好き、テイトの細かい気遣いのサポート、鮮烈なフレーズ連発でバッキングもかっこいいバレル、ジミーさんも大乗りですね。

Side A
1. The Organ Grinder Swing
2. Oh, No, Babe
3. Blues For J
Side B
1. Greensleeves
2. I'll Close My Eyes
3. Satin Doll

jimmy smith



Jimmy Smith The Organ Grinder's Swing




Greensleeves

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5 コメント

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Respect (しみへん)
2019-04-03 12:04:51
これはもうジャケ買いでもいってしまいますね。
選曲もいいなあ!
jimmy smithはどれも好きだけど、一番聴いたのは「Root Down」。
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Unknown (uni)
2019-04-03 14:51:08
ジャケ良いですねぇ。
この頃ベタ焼き風の写真が流行りましたね。
黒いところにコダックのロゴ
で試技はスミス本人でしょうか?
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Re:Respect (Jahking@管理人)
2019-04-03 20:52:04
>しみへんさん
そう、やっぱり「Root Down」ですかねぇ。ジミーさんのVerve時代のレコードはどれも比較的安価ですがこれだけは別。その昔手放したのを悔やんでいます。

>uniさん
昔聞いた話でうろ覚えですが、ジミーさんマジで空手にハマっていて空手の大会に出るためにも来日したことがあるそうです。
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Jimmy Smith (Gravenites)
2019-04-04 09:09:08
Verveのこの3枚強烈ですね。オーケストラがバックでも、コンボでも彼のオルガンがどんどん全体を引っ張って行きます。
偶然にも昨日"Root Down"からの"Let's Stay Together"と"Everything Under The Sun"を聞いておりました。
今回のアルバムでは"Organ Grinder Swing"が文字通りスィングしていますが、"Greensleeves"のノリはあのケニーバレルものせられて、原曲のメロディが火を噴いているような出来です。
ジミー・スミスはブルー・ノートだけではありません。
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Re:Jimmy Smith (Jahking@管理人)
2019-04-04 19:22:39
>ジミー・スミスはブルー・ノートだけではありません。

仰る通りですね、クリード・テイラーのプロデュースですから後年のCTIを予感させるポップさ/聴きやすさもあって、だからといってスイング感はまったく損なうことはなく、最高ですね。
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