Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

In the Beginning Pharoah Sanders & more.

2018年03月16日 | Jazz
このところ買い逃していて悔しい思いをしていたCDに相次いで中古で遭遇、ホイホイ買ってまいりました。まずはその第1弾を。


1,In the Beginning 1963-1964/Oharoah Sanders (ESP-Disk) 4CD 2,808円
コルトレーン亡き後、その意を継いでスピリチュアルジャズの権化と化したファラオ・サンダース、そのファラオの極初期の姿を捉えた4枚組CDセット。新生ESP-Diskが2012年にリリースしたもの。
Disc-2の初リーダー作となったクインテット録音、Disc-3と4のサンラのアーケストラに客演したジャドソンホールでのライヴ録音はファラオ、サンラ、ESPの創始者バーナード・ストールマンのインタビューを含め単体でCD化されていたものです。
ということで、初出音源はDisc-1に収められた1963年1月6日のNY録音のドン・チェリー・クインテットによる5曲、1964年5月25日NY録音のポール・ブレイ・クインテットによる5曲。

Disc-2に収められた「Pharoah'S First」、ジャズを聴き始めたころに耳にしてその朴訥ながら自由でスリリングな演奏にやられ今も時折引っ張り出しては聴いている愛聴盤、そんな人間には見逃せないセット。


paroah



ESP-4069 -- PHAROAH SANDERS -- IN THE BEGINNING -- 4 SET - DISC 1



ESP-4069 -- PHAROAH SANDERS -- IN THE BEGINNING -- 1963--1964 -- 4 SET - DISC 2



ESP-4069 -- PHAROAH SANDERS -- IN THE BEGINNING -- 1963--1964 -- 4 SET - DISC 3



ESP-4069 -- PHAROAH SANDERS -- IN THE BEGINNING -- 1963--1964 -- 4 SET - DISC 4








2,Ballads with Love/Pharoah Sanders (Venus) 1CD 550円
こちらはぐっと約30年飛んで1992年録音の日本制作バラード集、邦題はズバリ「愛のバラード」。
コルトレーンのオマージュ作品ということなのでしょう、1曲目からしてトレーンが「Ballad」で演っていた"Too Young To Go Steady"だし、最後の"In A Sentimental Mood"はエリントンとの共演盤で演っていた曲。如何にも日本人制作陣が狙いそうな企画だなぁと穿った見方をしてしまうへそ曲がりな自分がいます。勿論、演奏自体は悪くはないのですが、ね。


1 Too Young To Go Steady
2 Feelin' Good
3 Light At The Edge Of The World
4 Body And Soul
5 Misty
6 In A Sentimental Mood


pharoah




pharoa



Pharoah Sanders - Too Young to Go Steady

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2 コメント

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Pharoah Sanders (t-izu)
2018-03-17 06:04:18
ご紹介のVenus盤、当時よく通っていた出張先のジャズ喫茶で聴かせて貰いました。マスター曰「ここまでコルトレーンしなくても」とか、「Venusじゃこんなもん」等々およそ盛り上がらない会話をしたのを思い出しました。
 
ところがどっこい、これとほとんど同時期に録音されたカナダ人ドラマーFranklin Kiermyerとの連名作『Solomon's Daughter』(Evidence)なるCDを聴いてビックリ。キアマイアーの強烈なドラムに煽られてVenus盤とは別人の吹きっぷり。まだまだフリージャズが現在進行形であることを知らしめてくれた一枚でした。
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Re:Pharoah Sanders (Jahking@管理人)
2018-03-17 08:19:46
60~70年代のImpulseから80年代の Theresa吹き込みくらまでしかフォローしていないので大きなことは云えないのですが、自らの音楽性を自らプロデュースして突っ走て来たという印象があります。このVenus盤はそのところが曖昧だったのかなぁと思ってしまします。

70年代の終わり頃から80年代に金に飽かしてなのかどうなのか日本制作の海外アーティストのアルバムがやたらリリースされていましたが、どれもが余りに平均的な出来だったのを思い出ししてしまいました。

『Solomon's Daughter』は未聴ですが、Franklin Kiermyerと指向がぴったり合ったのでしょうね。
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