1,The City Blues Specialty Archives/V.A. (Specialty) 1LP 550円
70年代に英Sonetが出していたSpecialty原盤のブルース・シリーズ、これはそのシティ・ブルース編。年季の入ったブルースファンには懐かしいシリーズでは。私もCD化が相次いだころに売り払ったものの忘れられないアルバムでした。
何といってもLA録音のロウダウンブルース、ハニーボーイの2曲、そしてマーシー・ディーのピアノにフランキー・リー・シムズ。ドロリとブルースが滴り落ちます。一般的にはSpecialtyのブルースというとニューオリンズ・ブルース/R&Bを想起しますが実は全然それには収まらない懐の深さを持つレーベル。このアルバムでも色々楽しめます。
本当に久し振りに聴きましたが、30曲も入ったCDで聴くのとLPで聴くのでは聴き方/有難味も変わってきますね。この手のコンピを聴くにはやっぱ慣れ親しんだLPが一番、とか今更ながら。
Side A
A1 –Roosevelt Sykes Homesick Blues
A2 –Bumble Bee Slim Strange Angel
A3 –Bumble Bee Slim Lonesome Trail Blues
A4 –Jesse Thomas Jack O'diamonds
A5 –Mercy Dee The Drifter
A6 –Mercy Dee Dark Muddy Bottom
A7 –Big Maceo Merriweather Just Tell Me Baby
Side B
B1 –Honeyboy Blood Stains On The Wall
B2 –Honeyboy My Time Ain't Long
B3 –Gus Jenkins Cold Love
B4 –Gus Jenkins Worries And Troubles
B5 –Frankie Lee Sims Yeh Baby
B6 –Mercy Dee & Thelma Rent Man Blues
B7 –Big Joe Turner Still In The Dark
Honeyboy - Bloodstains On The Wall - 1953
Honeyboy - My Time Ain't Long - 1953
Mercy Dee - Dark muddy bottom
Frankie Lee Sims - Yeh, Baby!
2,Rockin' An' Rollin'/Lil' Son Jackson (Liberty) 1LP 550円
70年売半ばに東芝EMIリリースしていたCapitol,Imperial,Bluesway原盤を使った「ブルース名盤シリーズ」の1枚で出たテキサスのブルースマン、リル・サン・ジャクソンの1950年~1953年にImperialに残した音源を集めたアルバムです。
しかしまぁこんなにも渋いブルースマンのフルアルバムを東芝さんも良く出したなぁ、と今更。驚くのは今もこの盤、中古屋さんのエサ箱でたまに目にする~つーことはそこそこ売れていた!?
かく言う私もこのシリーズで出ていたテキサス・ブルースのアンソロジーで2曲とArhoolieのアンソロジーで1曲は聴いていましたが、まとめて聴いたのはCDの時代になってからじゃなかったかな。
テキサス出身であのライトニン・ホプキンスとほぼ同世代、が、同じテキサスブルースでも趣は随分と違います、ひなびた枯れた味わいは一端知るとハマります、確実に。その典型がリル・サンお得意のイントロを持つ"Everybody's Blues"でありこのパターンは堪りません。再発見後のArhoolie録音でも歌っていた代表曲"Cairo Blues"もこのパターンでした。
このアルバムのタイトルとなった"Rockin' And Rollin'"はB.B.キングを初めスタンダード化している"Rock Me Babay"ですね、スリム・ハーポも"I'm a King Bee"として使ったあのパターンです。
Side A
A1 Everybody's Blues
A2 Travelin' Woman
A3 Aching Heart
A4 Mr. Blues
A5 Restless Blues
A6 Wondering Blues
A7 Thrill Me Baby
Side B
B1 Time Changes Things
B2 Rockin' And Rollin'
B3 Two Timin' Women
B4 Rocky Road
B5 New Year's Resolution
B6 Young Woman Blues
B7 Rock And Rollin' #2
Lil' Son Jackson - Everybody's Blues
LIL' SON JACKSON - ROCKIN' AND ROLLIN' - IMPERIAL
LIL' SON JACKSON - SAD LETTER BLUES - IMPERIAL
70年代に英Sonetが出していたSpecialty原盤のブルース・シリーズ、これはそのシティ・ブルース編。年季の入ったブルースファンには懐かしいシリーズでは。私もCD化が相次いだころに売り払ったものの忘れられないアルバムでした。
何といってもLA録音のロウダウンブルース、ハニーボーイの2曲、そしてマーシー・ディーのピアノにフランキー・リー・シムズ。ドロリとブルースが滴り落ちます。一般的にはSpecialtyのブルースというとニューオリンズ・ブルース/R&Bを想起しますが実は全然それには収まらない懐の深さを持つレーベル。このアルバムでも色々楽しめます。
本当に久し振りに聴きましたが、30曲も入ったCDで聴くのとLPで聴くのでは聴き方/有難味も変わってきますね。この手のコンピを聴くにはやっぱ慣れ親しんだLPが一番、とか今更ながら。
Side A
A1 –Roosevelt Sykes Homesick Blues
A2 –Bumble Bee Slim Strange Angel
A3 –Bumble Bee Slim Lonesome Trail Blues
A4 –Jesse Thomas Jack O'diamonds
A5 –Mercy Dee The Drifter
A6 –Mercy Dee Dark Muddy Bottom
A7 –Big Maceo Merriweather Just Tell Me Baby
Side B
B1 –Honeyboy Blood Stains On The Wall
B2 –Honeyboy My Time Ain't Long
B3 –Gus Jenkins Cold Love
B4 –Gus Jenkins Worries And Troubles
B5 –Frankie Lee Sims Yeh Baby
B6 –Mercy Dee & Thelma Rent Man Blues
B7 –Big Joe Turner Still In The Dark
Honeyboy - Bloodstains On The Wall - 1953
Honeyboy - My Time Ain't Long - 1953
Mercy Dee - Dark muddy bottom
Frankie Lee Sims - Yeh, Baby!
2,Rockin' An' Rollin'/Lil' Son Jackson (Liberty) 1LP 550円
70年売半ばに東芝EMIリリースしていたCapitol,Imperial,Bluesway原盤を使った「ブルース名盤シリーズ」の1枚で出たテキサスのブルースマン、リル・サン・ジャクソンの1950年~1953年にImperialに残した音源を集めたアルバムです。
しかしまぁこんなにも渋いブルースマンのフルアルバムを東芝さんも良く出したなぁ、と今更。驚くのは今もこの盤、中古屋さんのエサ箱でたまに目にする~つーことはそこそこ売れていた!?
かく言う私もこのシリーズで出ていたテキサス・ブルースのアンソロジーで2曲とArhoolieのアンソロジーで1曲は聴いていましたが、まとめて聴いたのはCDの時代になってからじゃなかったかな。
テキサス出身であのライトニン・ホプキンスとほぼ同世代、が、同じテキサスブルースでも趣は随分と違います、ひなびた枯れた味わいは一端知るとハマります、確実に。その典型がリル・サンお得意のイントロを持つ"Everybody's Blues"でありこのパターンは堪りません。再発見後のArhoolie録音でも歌っていた代表曲"Cairo Blues"もこのパターンでした。
このアルバムのタイトルとなった"Rockin' And Rollin'"はB.B.キングを初めスタンダード化している"Rock Me Babay"ですね、スリム・ハーポも"I'm a King Bee"として使ったあのパターンです。
Side A
A1 Everybody's Blues
A2 Travelin' Woman
A3 Aching Heart
A4 Mr. Blues
A5 Restless Blues
A6 Wondering Blues
A7 Thrill Me Baby
Side B
B1 Time Changes Things
B2 Rockin' And Rollin'
B3 Two Timin' Women
B4 Rocky Road
B5 New Year's Resolution
B6 Young Woman Blues
B7 Rock And Rollin' #2
Lil' Son Jackson - Everybody's Blues
LIL' SON JACKSON - ROCKIN' AND ROLLIN' - IMPERIAL
LIL' SON JACKSON - SAD LETTER BLUES - IMPERIAL
別にCDだからって不都合はない訳ですが、聴き馴染んだアナログ盤で聴くと一曲一曲が愛おしくって(苦笑)。
何て言ってると、若人諸君にオヤジはおろかジジイのノスタルジアだって一笑にふされそうですけど。
因みにリル・サン・ジャクソンですが、同タイトルを80年代に仏パテ・マルコーニ盤で入手しました。東芝盤が出た時はここまで手が回らなかったんだと思います。
これまたCDに時代に入って手放しているのですが、今また欲しいものです。
アイポッドやらで聴いていれば別ですけど、空気を震わせてスピーカーで聴いていれば、このアナログで聴く"一曲一曲が愛おしくって"って感覚は世代を超えて....,いや、聴く音楽が違うか(笑)
先日渋谷DUの地下で明らかに20代と思われる女性がリトル・ウォルターの「Hate to See You Go」を抱えているのを見ました、まぁ、こんな信じられない光景が見れるのも昨今のアナログブームのおかげでしょうか、いや、今の若者も捨てたもんじゃないぞ、と(笑)