Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

あの頃に帰りたい三輪車

2017年12月05日 | 和物
このブログでたまに登場する「70年代お涙頂戴抒情派フォーク」。何度も書いていますが、当時はほぼ見向きもしなかった(が、耳だけは向いていた(笑))のですが、今となってはこれが結構好きで。
今回はやっと入手の三輪車のファーストにちゃんちゃこのセカンド。


1,午後のファンタジア/三輪車 (東芝Express) 1LP 550円
何ともコミカルで可愛く爽やかなポップな曲"水色の街"のヒットでお馴染み三輪車、1974年リリースのファースト・アルバム。ファースト・ヒットの"水色の街"とセカンド・ヒットの"黒いスーツ"をフューチャーしています。
このアルバムが聴きたくなって探し始めたのが2年ほど前か。店頭ではなかなか出会えずヤフオクで550円でやっと購入。と、その2週間くらい後、アルタのHMV100円箱で遭遇、こちらも帯は付いているは状態も悪くないはのブツ。勿論、これも救済したわけですが、やっと入手出来たと思ったら.....そんなものですね。
やはり"水色の街"が飛び向けているという予想通りの内容でしたが、その"水色の街"が別ヴァージョンだったのには驚き。
セカンド・アルバムも出ているのですが、こちらはファーストほどは売れていないでしょうから流石に入手は無理かな。かつて、2枚と紙ジャケCD化もされているらしいのですが、こちらも見ませんね。


三輪車


三輪車




水色の街 三輪車




三輪車 - 黒いスーツ - 1975









2,あの頃に帰りたい:ちゃんちゃこ セカンド・アルバム (Philips) 1LP 108円
1974~75年にちょっとコミカルな"飛ぶ鯨" "黄色いカラス"って曲をそこそこヒットさせた男性二人組のフォーク・グループがちゃんちゃこ。その2曲を入れたファースト・アルバムはかつてこちらで取り上げております。今度はそのセカンド・アルバムを見つけました。

ファーストアルバムでも詞を提供していた松本隆が作詞したサードシングル"あの頃に帰りたい"をフューチャーしたもの。当時のフォークグループに有りがちなお涙頂戴的なマイナーなところはあまりなくカラッとした明るさが好感のアルバムでした。


ちゃんちゃこ



ちゃんちゃこ/あの頃に帰りたい (1975年)


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4 コメント

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Unknown (uni)
2017-12-06 07:07:40
両方聞いたことがなかったです。
この頃こういう編成のバンドが星の数ほど
出ていたのでしょうね。
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Re:70年代お涙頂戴抒情派フォーク (Jahking@管理人)
2017-12-06 07:42:53
そうですか、uniさんはこの辺りは無縁だったのですね。思えば「銀座ナウ」「リヴヤング」「アング・インパルス」といったテレビ番組で知らずに目と耳に入っていたような気がします。
仰る通りで山のようにいましたね、この手のグループ。音楽的にはこの辺りが後の「ニューミュージック」につながっていくのでしょうが、殆どが70年代も後半くらいになると消えていきました。

そう考えるとユーミンとか達郎、大貫妙子とかは同じ時代に活動をしていて後にシーンを引っ張っていくわけですから別格だったのですね。

とはいえ、実はそんな泡沫グループのはかなさに惹かれて今また聴いていたりするのですが。
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フォーク1974年~1975年 (Gravenites)
2017-12-06 11:23:34
この当時、同じ日本のシーンで今回のような連中の対極にあったのがキャロルやダウンタウン・ブギウギ・バンドで、日本の音楽界の広さがわかります。共通しているのは英語日本語論争なんって過去の話の日本語で歌っているところですね。

とはいえ、今回のようなフォークの連中のなかだけでも、四畳半的だったり、挑発型だったり、歌謡的だったり、おしゃれ路線だったり、これまた細かく分かれているのですが、狭い日本でも音楽は多様性に富んでおりました。
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Re:フォーク1974年~1975年 (Jahking@管理人)
2017-12-07 09:10:49
思えば1975年、人気の頂点でキャロルは解散の年。一方でこんなヤンキーR&Rが支持され、一方では今回取り上げたような軟弱フォーク(極みは"22才の別れ"かな)が流行って、一方では山口百恵やジュリーが。
こうして俯瞰しても、Graさんの仰る通り60年代に比べるとその多様性が明らかですね。

繰り返しになりますが
そんな中、時代適合せず(出来ず)に見事に抜け落ちて行った泡沫フォーク・グループ。そのはかなさに何故か惹かれます。
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