Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Demian - Bubble Puppy

2009年08月04日 | Psychedelic,Garage-Punk
1,Demian & Bubble Puppy (Buy or Die) 1CD 1,480円
1969年にアルバム「A Gathering of Promises」をリリースしたBubble Puppy、メンバーはそのままにバンド名をDemianに改名して71年にセカンド・アルバムをリリース。その2枚のアルバムを2in1にしたCDです。それぞれ単独のCDとしてもいくつかのレーベルからCD化されていますね。

あのthe 13th Floor Elevatorsとかthe Red KrayolaのアルバムをリリースしていたテキサスのInternational ArtistsからアルバムをだしていたのがBubble Puppy。シングルでリリースした"Hot Smoke & Sassafras"が69年に全米トップ20に入るビッグ・ヒット。今ではその濃厚なサイケ風味から各種のサイケコンピにも収められテキサス・サイケの代表曲とも云われているようです。
サイケ風味は濃厚なのですが、その後のハードロックに通ずるリフチューンが多かったり、コーラスが思いのほか決まっていたりとズブズブのサイケとは一味違う聴き応えのアルバムとなっています。
テキサス・サイケの総本山International Artistsからリリースされていたこともあってアナログ時代から何度もリイシューされていて私も80年代半ば頃から親しんでいる一枚でもあります。

でそのBubble Puppyが4人のメンバーはそのままに西海岸に進出したのを期にバンド名をDemianに改名、1971年ABCからリリースしたのが「Demian」。
サイケ風味は後退するもかっこいいギター・リフで驀進するハードロックはこれまた結構格別。2曲ほど如何にものバラードがあったりするのが好みの分かれるところでしょうが、サンフランシスコのバンドにも影響を受けたかのようなサウンドに出自のサザンロック風味も加わったメロディアスなハードロック。B級の味ながらも愛着を覚えるもの。

実はこのDemian、71年当時キングから日本盤がでておりました。ヘルマン・ヘッセの小説の題名に因んだバンド名が妙に印象に残っています。

Bubble Puppy

Hot Smoke and Sasafrass - Bubble Puppy (1968)



Demian - Windy City


Demian - Face the Crowd



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2 コメント

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> ヘルマン・ヘッセの小説の題名に因んだバンド名 (通りすがり)
2009-08-05 21:27:08
何と言っても、
Steppenwolf (荒野のおおかみ) でしょう。
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Demian (Jahking@管理人)
2009-08-06 08:47:53
Bubble PuppyがDemianに改名するキッカケはステッペン・ウルフとツアーをしたときに知り合ったウルフのベーシストNick St. Nicholasの助言によるものだったとのことです。その関係もあってDemianはABC/Dunhillの所属となるのでしょう。

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