Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Do You Believe in Magic?

2009年08月06日 | 60's,70's Rock
少し前に入手していたものですが、取り上げるのを忘れていました。
90年代の半ば頃だったでしょうか、突如として100枚近くが一気にリリースされたTendolarレーベルからの2枚です。
以前にこのレーベルから出たRascalsを取り上げたことがありますが、今回のラヴィン・スプーンフル、サー・ダグラスのほかイージービーツ、モビー・グレイプ、モット・ザ・フープル、ボンゾ・ドッグ、スピリット、パトゥ等々他のブートレッガーがあまり取り上げないアーティストのタイトルがあって安かったこともあって随分と買ったレーベルでした。まぁ、中身は未CD化のアルバム/シングルの復刻、TV/ラジオ音源がそのソースの大半でしたから今となっては....ですけど。

1,Do You Believe in Outakes??/Lovin' Spoonfull (Tendolar) 1CD 840円
ラスカルズのもそうでしたがラヴィン・スプーンフルのBootって後にも先にもこのTendolarからのものしか知りません。
まず驚くのはどこから流出したのか"Do You Believe in Magic?"のスタジオ・セッション、バックトラック制作時(リズム・ギターのダビング)のもので7テイク分が13分に渡り収録されています。同じくBell Studioでのセッションとクレジットされる"Darling Be Home Soon"が続きますが、こちらは一応3テイク/10分弱の収録ではありますが、ストリングスも入った完パケ・ヴァージョンっぽいもので怪しいですね、これは。更に云うとこの二つの音源、ピッチ狂ってます。

以下はお馴染み音楽番組の「Hullaballo」「Shindig!」「TNT Show」出演時の音源からザル・ヤノフスキーのシングル、スプーンフルのラスト・シングルまでが詰まっています。合わせて入っているのがジョン・セバスチャンの73年、カルフォルニアでのライヴとクレジットされた5曲。"Nashville Cats"から"Do You Believe in Magic?" "Darling Be Home Soon"も歌っていてこれは聴きもの。

ということでこのレーベルお得意の「ごちゃ混ぜぶち込み」ものですが、ファンには嬉しいものではありますね。


Spoonfull

The Lovin' Spoonful - Do You Believe in Magic- You Didn't Have



The Lovin Spoonful Darlin Be Home Soon





2,Rockin on Route 37/Sir Douglas Quintet (Tendolar) 1CD 630円
テックス・メックスの大物、サー・ダグラス・クインテットの84年のオランダでのライヴをメインに未CDアルバム曲を混ぜたコンピレーション。渋いなぁ、こんなセールスが見込めないものを良く出しましたね。このレーベル日本製とも云われているみたいですが、こんなもの日本人は出さないでしょ?

65年のビッグ・ヒット"She's About A Mover"からその迫力ある塩辛いボーカルはそのまんま、ファーフィサに哀愁味溢れるテックス・メックス/ボーダー・ミュージック、いいですね。いままでつまみ食いしかしてこなかった人ですが、ちょっとまとめて聴いてみようかと。

Sir Douglas


Sir Douglas Quintet - She's About A Mover


Sir Douglas Quintet - Austin City Limits





コメント (2)    この記事についてブログを書く
« Demian - Bubble Puppy | トップ | The Best of Austin City Limits »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Gravenites)
2009-08-07 13:24:59
いつもラビン・スプーンフル、バーズ、そしてバッファロー・スプリングフィールドを並べてしまうのですが、ライブ音源がほぼないに等しいのがスプーンフルなのです。
演奏はうまいのでしょうか?後期の作品なんてスタジオ録音しかないのでしょう。
ある意味では三グループの中では一番気楽に聞くだけで十分な連中なのかもしれません。
返信する
Spoonfull (Jahking@管理人)
2009-08-08 09:21:47
無理やり云うと、それぞれがフォーク・ロック、カントリー・ロック、オールド・タイミー/グッドタイム・ミュージックの先駆者ということになるのでしょうが、あくまでポップ・ミュージックを追及したスプーンフルはこの中では明らかに異端。確かに一番気楽に聴けるグループですね、ですが、ポップ・ミュージックのマジックを最大限に教えてくれたのもスプーンフルでした。
今、この夏の真っ盛りに聴く"Summer in the City"はエヴァーグリーンです。
返信する

コメントを投稿