Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Root Down

2011年02月06日 | Jazz
1,Root Down/Jimmy Smith (Verve) 1CD 250円
本盤を買うのはウン10年前にLPを買って以来3回目。
2000年にCD化された際には3曲が編集無しヴァージョンになって更に1曲未発表ヴァージョンが入るというヴォリューム・アップ盤になっていて喜んだのも記憶に新しかったりします。そのCDもクルマのCDトレイに引っ掛かって大キズ! 先日ブックオフでこんな値で転がっていたので喜んで再購入。ですが、今AMAZON見たらなんとが新品が954円だと!。

Jimmy Smith(Organ (Hammond))
Arthur Adams(Guitar)
Buck Clarke(Percussion)
Paul Humphrey(Drums)
Wilton Felder(Bass)
Buck Clarke(Conga)
Steve Williams(Harmonica) Track3 only

1. Sagg Shootin' His Arrow - unedited version
2. For Everyone Under the Sun
3. After Hours
4. Root Down (And Get It) - unedited version
5. Let's Stay Together
6. Slow Down Sagg - unedited version
7. Root Down (and get it) - alternative version

ジミー・スミスの活動を大雑把に分けると50年代のBlue Note時代、60年代のVerve時代、60年代後半から70年代のVerve後期からのファンク時代、70年代後半以降のフュージョン時代、そして80年代中盤以降という感じでしょうか。
云うまでもなく商業的に一番成功したのは60年代Verve時代で、中でも「The Cat」はヒット作としては随一もので、ジャズファンには名作と謳われる「Organ Grinder Swing」とかウエス・モンゴメリーとの共演盤をも凌ぐ売れ行きだったのではなかったでしょうか。
なんてことをかつて「The Cat」を取り上げた際に書きました。

マイルス、コルトレーン、ロリンズになりたかったBlue Note時代~Verve初期、そしてその「The Cat」が大ヒットしてポップ・フィールドまで名が知られるようになるもことオルガンについては不満が残るVerve中期。人気の翳りと共に縛りから逃れ一気に好きなことに走り腕っこきに囲まれてバクハツしたのが72年の本盤。そんな気がします。何はともあれジミー・スミスを聴くならまずはコレです。

Rootdown

Jimmy Smith - Root Down (Part1)

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5 コメント

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Unknown (しみへん)
2011-02-06 18:58:34
今でこそソウルジャズなどと言われ、垣根も低くなりましたが、当時のこの日本盤のライナーには「アーサーアダムス(大好き)、ポールハンフリー(これまた大好き)ウィルトンフェルダー・・・との異色の組み合わせ、などと書かれておりましたので、あまり評価は芳しくなかったんでしょうね。

私は古い日本盤しか持っていなかったので、ついこの前このAMAZONのCDのヤツを購入しました。
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guiter (uni)
2011-02-06 19:02:57
ジミースミス大好きですが
こういうギターが入っていると
ついそちらに....
性ですね(苦笑)
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Jimmy Smith (Jahking@管理人)
2011-02-06 22:51:00
60年代Verveのオリバー・ネルソン・アレンジのビッグバンドが付いたような「The Cat」系列のLPは今でも中古で安く良く見かけますが、「Root Down」等70年に入った頃からのアルバムはトンと見かけません。当時はそれほど売れなかったのでしょうね。
レアグルーヴとか云われ再評価されこんな無編集ヴァージョンが聴けてまったく万々歳ですね。
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Root down, root down...... (Gravenites)
2011-02-14 03:32:25
......とジミー・スミスがレコードの中で紹介しているこのアルバム、彼の最高傑作と常に思っています。もしかしたら「ザ・サーモン」以上かも。

このアルバムはDJのご用達にもなっており、アナログ・オリジナルは最近見かけません。

しかしポール・ハンフリーの強烈にスィングするドラムズとジミー・スミスの触ると手が切れそうなオルガンのスピード感あふれるフレーズは、彼がそれまで培ってきたビートと1970年代に入って取り入れたファンクを十分に醸造させた結果かと思います。

もちろん一流アレンジャーが交代で手がけた彼のバーブからの他のオーケストラものもいいですが、このコンボ演奏に比べると先ほど言いましたが、ブルーノートでの作品はひとたまりもありません。

アーサー・アダムズのギターはスミスのいつもの相棒のケニー・バレルに比べると一見するともたつき気味に思えますが、彼がこのバンドのブルース臭さを一手に引き受けていると思うと納得が行きます。実に味わいのあるギターです。

このアルバムを聞いてポール・ハンフリーのものも集めようと思いました。
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Root Down (Jahking@管理人)
2011-02-14 21:45:45
実は私もこのアルバムでポール・ハンフリーにやられたクチです。勇んでBlue Thumbでのリーダー作を買いに行ったのを思い出します。マーヴィン・ゲイの「Let's Get It On」もこの人のドラムスじゃなかったでしたっけ。
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