Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

ノルウェイの森

2011年01月15日 | 60's,70's Rock
ということで映画「ノルウェイの森」を何の予備知識も無しに見てきたわけなのですが、一番印象に残ったのが挿入されたサイケ風味のバンドによる音楽。(ということで今回は漁盤日記から離れますが駄文を連ねてみます)

エンドロールの音楽のクレジットを見て思わず「そうかぁ」。CANだったんです。挿入されたのは5曲。
Mary, Mary So Contrary 「Monster Movie」 1969
Bring Me Coffee or Tea 「Tago Mago」 1971
Don't Turn On the Light Leave Me Alone 「Soundtracks」 1970
Deadlock 「Soundtracks」 1970
She Brings The Rain 「Soundtracks」 1970

暗く沈んだ映像に絶妙にはまっていて映像を盛り上げただけでなくカンの音楽自体からも新たな魅力を覚えてしまいました。
中でも印象的だったのが主人公がバイトするレコード店(店主は細野晴臣)のBGMで"She Brings The Rain"が掛かっているという設定の部分。因みにこのレコード店の壁には「パワー・ハウス」「エイプル・フール」「ペット・サウンド」等々のレコードが飾られていて「おやまぁ!」(時代設定は67年~69年)

帰ってきて早速そのカンの3枚を引っ張り出して久し振りに聴いてしまいました。いや、なんか惚れ直しです。

MonsterMovie

Soundtrack

TagoMago

また、こんな曲も挿入されています。
Indian Summer/Doors 「Morrison Hotel」 1970

サウンドトラック盤も出ています。基本的にはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが手掛けた叙情的な楽曲がメインです。カンの挿入もジョニー・グリーンウッドのアイデアのようです。

(1)もう少し自分のこと,きちんとしたいの
(2)草原,風,雑木林
(3)Mary,Mary,So Contrary(CAN)
(4)また会いに来るからね
(5)時の洗礼を受けていないものを読むな
(6)レイコ
(7)Bring Me Coffee Or Tea(CAN)
(8)直子が死んだ
(9)いい子だから黙ってて
(10)あてもなく歩き回った
(11)クォーター・トーン・ブルーム
(12)Don’t Turn The Light On,Leave Me Alone(CAN)
(13)私をとるときは私だけをとってね
(14)激しい幻聴

Can - She Brings The Rain


CAN - Bring Me Coffee or Tea


Can - Mary, Mary So Contrary


映画「ノルウェイの森」予告編 Norwegian Wood Trailer

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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2011-01-16 10:47:41
普段よりいつもタイトルクレジットを全く見ずに音楽を聴いてますので、特にCANは(「Mushroom」以外は)曲名見てもさっぱり曲が思い出せません。(1~5枚目までは結構好きなんですけど)
それにしてもまさかCANの曲が使われているとは。
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Can (Jahking@管理人)
2011-01-16 11:10:15
実は私もカンは「Future Days」まではそれなりに聴いているつもりだったのですが、映画を見ているときは流れている音楽は今のミュージシャンがソレっぽく演っているものと思い込んでいました。よってエンドロールを見たときは驚きと納得で思わず声が出そうになりました。
今も「Monster Movie」を聴いています。本末転倒でしょうが、カンを再び聴き直すキッカケを与えてくれたというだけでも見て良かった映画でした。
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