今月の初めに鳴り物入りで渋谷にオープンしたHMV Record Shop、訪問記事をこちらに残しましたが、その際に購入したのが下記3枚のTwistもの。まぁ、半ばジャケ買いなのですが、1961年に突如降って湧いたTwistブーム、その勢いはすさまじく、頂点はチャッビー・チェッカーとジョイ・デイーとスターライターズでしたがブーム便乗盤が雨あられ、61年とその翌年にはあらゆるジャンルに渡っておびただしい量のTwistの名を冠したレコードが出ていました。
この日のHMVも恐らく現地買付ものでしょう、Twistの名を冠したLPが新入荷のエサ箱に10枚近くありました。これをすべて864円という均一価格にしてしまうところが如何にもの仕業ですが、不思議と云うか面白いことに、このTwist関連のレコード群以外には60年代半ばくらいまでの所謂オールディーズもののオリジナルLPは見た限りは皆無(再発ものはあっても)。この辺りをアメリカのジャンク・ショップで大量に仕入れてこんな価格で売ってくれれば定期的に通うのですが......。
1,Look Who's Twistin'.....Everybody!!/Oliver and the Twisters (Colpix) 1LP 864円
1曲目がツイストブームの先鞭をつけたあの"The Iwist"、これがバックの演奏もボーカルももうまるでチャビー・チェッカー。Oliver and the Twistersなんて如何にもの即席バンド見え見えの名前。まぁ実体のない覆面バンドなのでしょうが、全体の出来はとってもしっかりしています。プロデュースをしているドン・コスタはアレンジャ-/ギタリストとして恐ろしいほどの量の仕事をこなしてきた人、本盤もさすがの出来です。
2,Let's Twist/The Candymen Orchestra (Diplomat) 1LP 864円
60年代から70年代にかけて大量に作られドラッグストア等で安価で売られた廉価盤(Budget albums)、その専門レーベルその大手レーベルからだされた1枚。
The Candymen Orchestraなんて取って付けたような名前が如何にも胡散臭いのですが、いざ聴いてみれば半数の曲でなかなか上手いボーカリ入り。インスト曲も達者なギターが活躍したり意外にも聴き応えのある1枚でした。
3,Twist!/Danny Peppermint (Carlton) 1LP 864円
これはレーベル買い、Carlton Record Corporationというとあのジャック・スコットがアルバムも出していたレーベル。そのアルバムにかつて憧れていまして。
ダニー・ペッパーミントなんて如何にもの名前、ライナーを見るとツイストの聖地にしてジョイ・ディの本拠地N.Y.のパパーミント・ラウンジに因んで付けた名前だと。コーラス隊を従えたそのスタイルはモロにそのジョイ・ディとスターライターズ、ただ、いかんせん、そのボーカルは如何にも二流っぽかったり。
この日のHMVも恐らく現地買付ものでしょう、Twistの名を冠したLPが新入荷のエサ箱に10枚近くありました。これをすべて864円という均一価格にしてしまうところが如何にもの仕業ですが、不思議と云うか面白いことに、このTwist関連のレコード群以外には60年代半ばくらいまでの所謂オールディーズもののオリジナルLPは見た限りは皆無(再発ものはあっても)。この辺りをアメリカのジャンク・ショップで大量に仕入れてこんな価格で売ってくれれば定期的に通うのですが......。
1,Look Who's Twistin'.....Everybody!!/Oliver and the Twisters (Colpix) 1LP 864円
1曲目がツイストブームの先鞭をつけたあの"The Iwist"、これがバックの演奏もボーカルももうまるでチャビー・チェッカー。Oliver and the Twistersなんて如何にもの即席バンド見え見えの名前。まぁ実体のない覆面バンドなのでしょうが、全体の出来はとってもしっかりしています。プロデュースをしているドン・コスタはアレンジャ-/ギタリストとして恐ろしいほどの量の仕事をこなしてきた人、本盤もさすがの出来です。
2,Let's Twist/The Candymen Orchestra (Diplomat) 1LP 864円
60年代から70年代にかけて大量に作られドラッグストア等で安価で売られた廉価盤(Budget albums)、その専門レーベルその大手レーベルからだされた1枚。
The Candymen Orchestraなんて取って付けたような名前が如何にも胡散臭いのですが、いざ聴いてみれば半数の曲でなかなか上手いボーカリ入り。インスト曲も達者なギターが活躍したり意外にも聴き応えのある1枚でした。
3,Twist!/Danny Peppermint (Carlton) 1LP 864円
これはレーベル買い、Carlton Record Corporationというとあのジャック・スコットがアルバムも出していたレーベル。そのアルバムにかつて憧れていまして。
ダニー・ペッパーミントなんて如何にもの名前、ライナーを見るとツイストの聖地にしてジョイ・ディの本拠地N.Y.のパパーミント・ラウンジに因んで付けた名前だと。コーラス隊を従えたそのスタイルはモロにそのジョイ・ディとスターライターズ、ただ、いかんせん、そのボーカルは如何にも二流っぽかったり。
ツイストものではキング・カーティスやベンチャーズもやっていましたね。日本では中尾エミとか.....。上の”Let's Twist"ジャケットの2人のダンサーが本当にツィストしたイラストは最優秀賞ですよ。
なぜか当時の踊っている連中の写真やイラストを見ると、男女とも正装しているのが多いですね。男がきちんとネクタイを締めているのがおかしい。社交ダンスの延長なのでしょうか。
当時のスイム、モンキー、チャールストン、スワイ(たっだか)、何か踊ってみたくなりました。ビーチ・ボーイズのマイク・ラブのモンキーなんて半ばヤケクソ的でしたが、面白かったです。
云われてみればColpixも自由の女神を使っていたのですね、見過ごしていました。この後Colpixはレーベルロゴを映画のフィルムを使ったデザインに変更しますが、よーく見るとそれにも女神様はちゃんと入っているのですね、もうまったく気が付きませんでした!
ツイストが流行った60年代初頭時期はダンスと云えば(少なくとも大人の世界では)まだまだ正装しての社交ダンスが主流だったのでしょうかね、一方でアメリカングラフィティ的なティーンの世界もあったのでしょうから、世代の乖離って面白いですね。
ツイストが大ブームになったのをきっけかに次から次へニュー・ステップが現れたのが60年代、多分にレコード会社の仕掛なのでしょうが追っかけてみるとこれも面白そうです、ルーファス・トーマス翁なんかはDogからChicken、仕舞いにはRobotにまでいっちゃってましたね。
>uniさん
スマイリー小原とスカイライナーズ、フジテレビでやってた「ザ・ヒットパレード」ですね!