Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Mal Waldron 1971

2017年05月07日 | Jazz
1,Mal:Live 4 to 1/Mal Waldron (Philips) 2LP 1,160円
マル・ウォルドロン、1971年3月銀座のヤマハホールでのライヴを収めた2枚組LPです。
A面はジャッキー・マクリーン役を峰厚介が務めたカルテット、B面はトリオ、C面は菊地雅章とのピアノデュオ、D面はピアノソロ、という構成。

まぁカルテットとトリオの「Left Alone」、ソロの「All Alone」を聴きすぎている身からするとそれ以上の感動を味わおうというのはいささか無理な注文、ということもあって一番の聴きものはプーサンとのピアノデュオ、プーサンとマルのオリジナル曲を1曲づつ、緊張感溢れる素晴らしい演奏です。トリオもの2曲も10分以上にわたるマルの当時最新のオリジナル曲、これもリズミックに沈んでいくマルの資質がよく出た演奏ですね。

Side-A
1.Left Alone
2.Straight No Chaser
Side-B
1.Right On
2.Thoughts
Side-C
1.Little Abi
2.Blood And Guts
Side-D
1.Willow Weep For Me
2.You Don't Know What Love Is
3.Don't Explain
4.Yesterdays
5.All Alone

Mal Waldron — piano
Kohsuke Mine — alto saxophone
Masabumi Kikuchi — piano
Isao Suzuki — bass
Yoshiyuki Nakamura — drums

Recorded at Yamaha Hall, Tokyo, on 2 and 3 March 1971.


Mal Waldron Left Alone

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3 コメント

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Live In Japan (Granvenites)
2017-05-07 22:35:15
いや、これは珍しい。初めて見ます。
彼の日本録音は1969年に日本ビクターが行って、猪俣猛、荒川康男を従えたトリオがありますが、今回のは2枚組でピアノ・デュオやサックスを加えたもので、やはり菊池、峰との関わりに興味が行きます。

ケッセルでも触れましたが、ジャズ、ブルーズ、ロック、ソウルなどスタジオやライブの日本録音というのは数多くあり、それだけでも大きな量のコレクションを築き上げたいです。やはり世界的に売れたのはチープ・トリックでしょうけど。
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Mal Waldron (t-izu)
2017-05-08 06:51:42
ウォルドンの日本人ミュージシャンとの録音はご指摘盤の他に比較的近年のもので山下洋輔や森山威男とのデュオ作があったと記憶していますが、この録音は不明にして知りませんでした。当然CD化されてないんでしょうね?
ジャパン録音の音源は権利関係の故か、CD化されていないものも多くて確かにコレクト欲が刺激されます。
私の貧弱なコレクションの内で宝物と言えば、ドノヴァンやバーバラ・リンのライヴ・イン・ジャパンかな。
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Re: Mal Waldron (Jahking@管理人)
2017-05-08 09:06:08
>Graさん
60年代の終わりころから80年代に掛けてはてマルは何度来日しているのでしょう、日本録音も相当数ありますね。ご指摘の69年「Tokyo Bound」、71年の当時日本に滞在していたゲイリー・ピーコックとの「First Encounter」、翌72年日野皓正との「Reminicent Suite」,かつて取り上げたことのある新宿DUGでのライヴ盤「Meditations:Live at DUG」
http://blog.goo.ne.jp/jahking/e/eff386f920effb8457b06749ca54c687
これくらいしか思いうかびませんが、この後もまだまだ録音しているはずです、とにかく当時は人気ありましたものね。

内外にエポックメイキングな「Live in Japan」といえば、ベンチャーズ、パープル、チープ・トリック、ですかね。

>t-izuさん
そうなんですね、この頃(に限らずかな)のマルの日本制作もののCD化は皆無ではないでしょうか、もったいないですね。まぁ、何故かそれほどは高くないのは救いですけど。確かに日本制作盤って購入意欲を掻き立てられますね。
当時を知りもしなのに何故か私は60年代ものに惹かれてベンチャーズ、アストロノウツ、ハニーカムズ、ヒューマン・ベインズ、ビーチ・ボーイズ(Bootです)、とかとか、よく残してくれたと感謝しています。

バーバラ・リンの公演はフェントン・ロビンソンの公演と並んで、理由あって行けなかった痛恨の見逃し日本公演です、あぁ、悔しい! と、今でも引きずっています(苦笑)
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