1,Living The Blues/Canned Heat (Liberty) 2LP 300円
「Canned Heat」「Boogie with Canned Heat」に次ぐキャンド・ヒート1968年のサード・アルバム。満を持した感のある2枚組。それも2枚目は"Refried Boogie"と名付けられた40分を超えるライヴ録音のキャンド真骨頂ブギー。
キャンド・ヒートもこのブログではそれなりに取り上げてきていて「フューチャー・ブルース」がいいとか「ハレルヤ」だとか、やっぱ「ブギー・ウィズ」だよな、とかいろいろ好き勝手書いてきましたが、これ一枚というと思いれも含めてこの「リヴィング・ザ・ブルース」です、やはり。
そのその昔、東芝からこれが出たときのミュージライフの広告を見て涎を垂らしたのは忘れられません、2枚組で確か4,000円、鼻垂れロック小僧には夢のまた夢。結局入手出来たのは70年代も終わりころだったか高円寺の「アミナダブ」(ここも名店でしたね!)にてのボロボロの米盤、シングルヒットした"Going Up the Country"の黄色いステッカーが貼ってありましたね。90年ごろだったか比較的早くにCD化されたものでとうにLPは手放していましたが、久し振りに手にするとこのサイケジャケットの表裏、いいですねぇ、惚れ惚れです。
トミー・ジョンスンの"Canned Heat Blues"から頂いたバンド名、"Going Up The Country"はヘンリー・トーマスの"Bull Doze Blues"リメイクしたもの、本アルバムの1曲目"Pony Blues"はチャーリー・パットンのカバー、そんな戦前ブルースファンも小躍りのエピソードは山盛り、ながらもそんな学究的なことはまったく感じさせない解釈のブルース、戦後ものにしてもエルモアの"Dust My Bloom"や本盤に入っているジミー・ロジャースの"All by Myself"をこんなアレンジでふつうは演らないでしょ。カバーものもオリジナルも混然一体。これがアル・ウィルソンとボブ・ハイトの教義。"Refried Boogie"の40分間に身を任せてみましょう、たまには。
今もキャンドを継続して率いているはずのFito de la Parraのシャッフルドラム、これが私大好きで。
Side A
1. Pony Blues (Charley Patton)
2. My Mistake (Alan Wilson)
3. Sandy's Blues (Bob Hite)
4. Going Up the Country (Wilson)
5. Walking by Myself (Jimmy Rogers)
6. Boogie Music (L.T. Tatman III)
Side B
7. One Kind Favor (Tatman)
8. Parthenogenesis (Medley) (Canned Heat)
a) Nebulosity
b) Rollin' and Tumblin
c) Five Owls
e) Bear Wires
f) Snooky Flowers
g) Sunflower Power
h) Raga Kafi
i) Icebag
j) Childhood's End
Side C
1. Refried Boogie (Parts 1) (Canned Heat)
2. Refried Boogie (Parts 2) (Canned Heat)
Bob Hite – vocals
Alan Wilson – Slide Guitar, vocals, Harmonica
Henry Vestine– Lead guitar
Larry Taylor – Electric Bass
Fito de la Parra – drums
Guest Musicians
*Dr. John Creaux - Horn Arrangements, Piano (Boogie Music)
*Miles Grayson - Horn Arrangements (Sandy's Blues)
*Joe Sample - Piano (Sandy's Blues)
「Canned Heat」「Boogie with Canned Heat」に次ぐキャンド・ヒート1968年のサード・アルバム。満を持した感のある2枚組。それも2枚目は"Refried Boogie"と名付けられた40分を超えるライヴ録音のキャンド真骨頂ブギー。
キャンド・ヒートもこのブログではそれなりに取り上げてきていて「フューチャー・ブルース」がいいとか「ハレルヤ」だとか、やっぱ「ブギー・ウィズ」だよな、とかいろいろ好き勝手書いてきましたが、これ一枚というと思いれも含めてこの「リヴィング・ザ・ブルース」です、やはり。
そのその昔、東芝からこれが出たときのミュージライフの広告を見て涎を垂らしたのは忘れられません、2枚組で確か4,000円、鼻垂れロック小僧には夢のまた夢。結局入手出来たのは70年代も終わりころだったか高円寺の「アミナダブ」(ここも名店でしたね!)にてのボロボロの米盤、シングルヒットした"Going Up the Country"の黄色いステッカーが貼ってありましたね。90年ごろだったか比較的早くにCD化されたものでとうにLPは手放していましたが、久し振りに手にするとこのサイケジャケットの表裏、いいですねぇ、惚れ惚れです。
トミー・ジョンスンの"Canned Heat Blues"から頂いたバンド名、"Going Up The Country"はヘンリー・トーマスの"Bull Doze Blues"リメイクしたもの、本アルバムの1曲目"Pony Blues"はチャーリー・パットンのカバー、そんな戦前ブルースファンも小躍りのエピソードは山盛り、ながらもそんな学究的なことはまったく感じさせない解釈のブルース、戦後ものにしてもエルモアの"Dust My Bloom"や本盤に入っているジミー・ロジャースの"All by Myself"をこんなアレンジでふつうは演らないでしょ。カバーものもオリジナルも混然一体。これがアル・ウィルソンとボブ・ハイトの教義。"Refried Boogie"の40分間に身を任せてみましょう、たまには。
今もキャンドを継続して率いているはずのFito de la Parraのシャッフルドラム、これが私大好きで。
Side A
1. Pony Blues (Charley Patton)
2. My Mistake (Alan Wilson)
3. Sandy's Blues (Bob Hite)
4. Going Up the Country (Wilson)
5. Walking by Myself (Jimmy Rogers)
6. Boogie Music (L.T. Tatman III)
Side B
7. One Kind Favor (Tatman)
8. Parthenogenesis (Medley) (Canned Heat)
a) Nebulosity
b) Rollin' and Tumblin
c) Five Owls
e) Bear Wires
f) Snooky Flowers
g) Sunflower Power
h) Raga Kafi
i) Icebag
j) Childhood's End
Side C
1. Refried Boogie (Parts 1) (Canned Heat)
2. Refried Boogie (Parts 2) (Canned Heat)
Bob Hite – vocals
Alan Wilson – Slide Guitar, vocals, Harmonica
Henry Vestine– Lead guitar
Larry Taylor – Electric Bass
Fito de la Parra – drums
Guest Musicians
*Dr. John Creaux - Horn Arrangements, Piano (Boogie Music)
*Miles Grayson - Horn Arrangements (Sandy's Blues)
*Joe Sample - Piano (Sandy's Blues)
あの声が当時「こんなブルースもあるんだ」と
しゃがれ声に慣れた身には。。。。。。
CANNED HEAT - GOING UP THE COUNTRY
https://www.youtube.com/watch?v=nBhpiUFSYWI
まったく、当時は驚きでしたね。
因みに原曲はこれです。
Henry Thomas - Bulldoze Blues
https://www.youtube.com/watch?v=K1yhaBsD8Vw
もう彼が歌うしか無かった.....
しかしベンチャーズ、ウッドストックも相まって
注目したグループです。
今じゃヘンリートーマスは簡単に聴けますが、アルウィルソンはSPで聴いていたはず。これを68年にヒットチヤートに挙げちゃったのですから!
ごく普通の音楽ファンである当方としては、復刻されたLP盤やCDで「ノイズまじりのアメリカ」(日暮泰文)に思いをはせることとします。
「愛しのラナ/ヴェルベッツ」「燃ゆる瞳/ジャミー・クー」「カム・バック・トゥ・ミー/ロイ・オービソン」「ラッキー・リップス/クリフ・リチャード」「サマー・ホリディ/クリフ・リチャード」「恋のスーパー伯爵/ジーン・チャンドラー」「恋の痛手/ジーン・ピットニー」「恋のエア・メイル/ジーン・ピットニー」「思いでの冬休み/コニー・フランシス」「プリティ・ブルー・アイズ/」スティーブ ローレンス「ラバー・ボール/ボビー・ヴィー」「スイムで行こう/エルヴィス」「ドゥ・ワ・ディ・ディ/マンフレッド・マン」「アット・ザ・シーン/DC5」「ブーン」・ブーン/アニマルズ」「可愛い小鳥/ナッシュヴィル・ティーンズ」「409/BB5」「ハロー・メリー・ルゥ/リッキー・ネルソン」「悲しい恋の物語/ダイオン(ディオン)」「花さく街角/デル・シャノン」「この世の果てまで/ブレンダ・リー」etc.....etc.
今はもうほとんど手元にありませんが、多分50枚くらいは買っていたはず、これを死ぬほど聴きました毎日毎日。これが現在の血となり肉、となったのかな。
その後にエリック・バードンとアニマルズに打ちのめされ、クリーム、ジミ・ヘンドリクス、ヴァニラ・ファッジに衝撃を受け、オーティスやピケットを知り、ジャズやブルースにも.......。
欧米から遠く離れた極東の島国に生まれ育った音楽ファンは所詮こんなもんでしょ。
t-izuさんのコメントからついこんなことを....。
失礼しました。
キャンド・ヒートはポール・バターフィールドとともに米国の生んだ代表白人ブルーズ・バンドの一つだと思います。もちろん無理に黒人ブルーズを越えるようなことはせずに、自分たちのブルーズへの愛情をそのまま表したバンドです。
どういうわけか英国ブルーズの代表選手のジョン・メイオールは両方のバンドに絡んでいました。
レコードで聞く「ゴーング・アップ・ザ・カントリー」は独特の軽さが特徴ですが、ウッドストックのハービー・マンデルをギターにした演奏はヘビーでした。
こうしてみるとキャンドもバターフィールドも共にモンタレーにもウッドストックにも出ていたんですね。リード・ボーカリストも共に亡くなっているのも共通しています。
オリジナル盤にはクレジットはないのですがジミー・ロジャースのカバー"Walking By Myself"でのピアノはジョン・メイオールだそうですね、そう思って聴いてもほとんど聴こえないので何ともですが。 アル・ウィルソンと意気投合しての客演なんて如何にもありそうですが、どこでつながったのでしょうね。
オールマンズのファーストって、オールヌードで沼に浸かっているあれですね、確かにこっちは森ですけど、あるいは、ですね。
ブッチ・トラックス、銃で頭を打ちぬいての自殺との話もあるようで、なんとも痛ましい限りです。
Jahkingさんのブログを拝見して小生も久しぶりにCanned Heat(キャンドヒート)が聴きたくなりました。
うん十年ぶりにターンテーブルに載せましたが、なかなか良かったです。
これからも楽しみにブログ拝見させていただきます。
ではでは・・。