Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Temptations

2008年04月05日 | Soul, Funk
1,Psychedelic Shack/The Temptations (Gordy) 1LP 300円
そのその昔、最初に買ったテンプスのLPがたぶんこれだったはず。今思えば随分と凄いのを最初に買ったものだと思いますが、エドウィン・スターの"黒い戦争~War"が好きでそのカバーが入っていて中古で安かったからというのが購入理由だった気がします(今も昔もPsychedelicなる言葉にトキメキを覚えるというのもあったかも)。そんなことでテンプスのアルバムのなかでもとりわけ思い入れのある一枚でもあります。

好き嫌いが分かれるようなノーマン・ホィットフィールドのサイケ/ファンク路線ですが、私は大好き。引き締まったリズムに考え抜かれたアレンジ、分厚いコーラスにぶっといリード、かっこいいことこの上なし。と、今では思いますが、買った当時は何が悲しくてあの"My Girl"のテンプスがワウ・ギターを入れて歌わなきゃいけないの?とおもったのも事実。そんな中1曲だけまったく異質な浮いた曲が。それが"It's Summer"。ロマンチックに語りかけるようなメルヴィン・フランクリン(かな?)のリード、正に初夏を思わせる爽やかな逸品曲。これだけは今も昔も胸がトキメキます。

Temptations - medley - Psychedelic Shack & Runaway Child



2,Psychedelic Shack & All Directions/The Temptations (Motown) 1CD 1,291円
上記のLPはこのCDの到着を待っている間に見つけてしまって思わず買っちゃったもの。で こっちは70年の「Psychedelic Shack」と72年の「All Directions」の2in1 CD。
ノーマン・ホイットフィールドとテンプスの組んだファンク路線の最終到達点が「All Directions」に収録されている"Papa Was a Rolling Stone"。12分近くに及ぶ長尺曲、コキコキしたリズムに甘さを排除したクールなストリングスが流れるインスト・パートが約4分続いて出てくるデニス・エドワーズの素晴らしいボーカルに分厚いコーラス。さすがにこなれて来ています。LPでいうB面のスロウ曲も情感ばっちりの素晴らしさ。コーラスの面白さはないもののロバータ・フラックが歌った"The First Time Ever I Saw Your Face"の浮遊感が沁みます。

Temps All Psyche Psyche All 





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