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Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Paul Winter Sextet 1963

2016年07月29日 | Jazz
1,New Jazz on Campus/Paul Winter Sextet (Columbia) 1LP 614円
入手盤は65年7月に日本コロンビアから発売されたペラジャケ日本盤で邦題は「ニュー・ジャズ・オン・カレッジ」、何故か「キャンパス」が「カレッジ」に変更されています、当時我が国ではまだ「キャンパス」なる言葉が一般的ではなかったのでしょうね。オリジナルは米Columbiaから1963年に発売されたもの。

ポール・ウィンターはシカゴのノースウエスターン大学に在学中に自己のセクステットを結成、1961年認められてColumbiaと契約しジョン・ハモンドのプロデュースでデビュー、本盤は1963年リリースの3枚目のアルバム。ベースにチャック・イスラエル、ドラムスにベン・ライリーという猛者を配してのトランペット、アルト、バリトンの3ホーンのセクステット。3管のハーモニーを生かしたボッサ風味を入れた軽めのハード・バップとでもいいましょうか、後年ポール・ウィンター・コンソートを率いてフュージョン~ニュー・エイジ・ニュージックで名を上げる布石はすでにここに伺えます。

Side A
1,Cupbears
2,Childhood's End
3,Ally
4,Quem Quizer Encontrar O Amor
Side B
1,Marilia
2,The Sheriff
3,With Malice Toward None
4,All Members

Recorded in three 1963 concerts at the Universities of Colorado, Kansas and Kansas City


白レーベルの見本盤でもしっかり「360 Sound」と入っているのが面白いところ。
PW






2,Jazz Premiere: Washington/Paul Winter Sextet (Columbia) 1LP 614円
で こちらは1963年リリースのセカンド・アルバム。入手盤は米Columbia盤。
こちらもボサやラテン・リズムを取り入れたどこかクールで爽やかな演奏、こんなオシャレっぽいサウンドが当時の大学生にはウケたのでしょう。
Side A
1,Pony Express
2,Casa Camara
3,The Thumper
4,The Hustling Song
5,Them Nasty Hurtin' Blues
Side B
1,Papa Zimbi
2,A Bun Dance
3,Shenandoah
4,Blue Evil
5,Count Me In

Recorded in Washington, DC and Chicago, Dec. 1961-Jan. 1962.

PW


PW



Paul Winter Sextet "Saudade da Bahia"



The Story of the Paul Winter Sextet

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4 コメント

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Campus Concert (Gravenites)
2016-07-29 11:48:00
同じ米国コロンビアでキャンパス向けのジャズで売っていたのにディブ・ブルーベックがいました。コロンビア・レーベルというと、グリ―シなゴテゴテ路線でなく、より知的な連中を対象にしていたせいか、マイルス・ディビスを除けば、ハードなコレクター間ではちょっと~でしょうか。しかし、じっくり聞きこみたくなるジャズが多いです。
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Re:Campus Concert (Jahking@管理人)
2016-07-29 21:34:46
確かに60年代のColumbiaレーベルのジャズものにはブルーベック、ポール・ウィンターのほかポール・ホーンとか、チャーリー・バード、ボブ・ブルックマイヤーとか品行方正というか洗練されたというか聴きやすいものがマイルスとかモンクとかの一方で多かったですね。仰る「知的な連中を相手にしていた」と考えればなるほどとうなづきます。
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ボサノヴァ (シュミット)
2016-07-31 21:08:29
こんばんは、シュミットです。このポール・ウィンターというプレイヤーはジャズをやってると、もうひとつガツンとくるものがないのですが、ボサノウァとの相性は抜群ですよね。
彼がブラジリアンたちと共演した「RIO」と「SOUND OF IPANEMA」というアルバムは米国人が参加したボサノヴァの中では最高峰じゃないでしょうか。
それと、このころの日本コロンビアのペラジャケ盤というのはけっこう好きです。盤も音もわりとしっかりしていますし、マイルスの日本コロンビア独自ジャケなんかはいいですね。
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Re:ボサノヴァ (Jahking@管理人)
2016-07-31 22:15:02
シュミットさん、こんばんは。その2枚のColumbia盤は未聴のため何ともですが、ポール・ウィンターはアメリカでブームになる前にいち早くボサノヴァを取り上げていたようですね。流石先駆者というところでしょうか。

日本コロンビアのペラジャケ盤に関してはまったく同感です。「天国への七つの階段」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「カインド・オブ・ブルー」等々の独自ジャケは最高です。
かつては二束三文だったペラジャケ国内盤もここ数年随分と値を上げてきていますね、コレクターの視点も変わってきたなぁと実感します。
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