Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

モロモロ LP's

2010年05月10日 | 60's,70's Rock
1,same/Vanilla Fudge (Atco) 1LP 150円
レイトプレスながら350円の捨て値、これが更に200円off。この手の有名盤のレイトプレスLPはもうゴミ同然なわけですね。ウーム、判らないではないですが.....なんとも...。
格別の思い入れ盤なもので思わず救済してしまいました。

私の「洋楽産湯」はビートルズにベンチャーズに寺内タケシなわけですが、その後のエポックメイキング・アルバムはクリームの「Wheels of Fire」金盤、ジミの「Smash Hits」に「Electric Ladyland」、エリック・バードン&アニマルズの「Love is」そしてこの「Vanilla Fudge」。ここからまっしぐらの人生が始まったわけです。

初めて買った盤は勿論日本グラモフォンからリリースの日本盤。これはジャケット表面こそ米盤と同じでしたが、裏面は日本語ライナーというものでした。数年後(いや、10年くらい経っていたか?)にオリジナルの米盤のジャケット裏面を見たときの驚きといったら! 良く知るムサイ容貌のヴァニラ・ファッジとは似ても似つかぬ好青年達の姿が....。その音楽とまるでヤング・ラスカルズを想起させるその容姿のギャップは余りありました。

ファッジは結局このファースト・アルバムを超えるものを作ることは出来ず低迷の末分裂しますが、このファーストが英米ロックシーンに及ぼした影響は計り知れないものがあったはずですね。


右側の好青年はマーク・ステインとカーマイン・アピスです。
Fudge

V A N I L L A F U D G E - You Keep Me Hanging On


VAN ILLLA FUDDGE - I Need Love (8/7/1969)





2,same/Jellyroll (Kapp) 1LP 450円
後にRCAからスワンプ風味に溢れるソロアルバムをリリースするシンガー/ベーシストのロジャー・トロイが結成していたバンドの1971年の唯一盤。
4年前にこちらで取り上げている盤ですがブラスロック好きの友人に譲ってしまっていました。先日またまた安価でまるでキレイな盤に遭遇し再購入。

BS&T、シカゴ、チェイスの大ブレークを受けて柳の下のなんとかを狙って出てきたブラスロック・バンドの一つで、"Illustration" "Gass Mask" "The Second Coming"なんてブラスバンドと同様一発で消えていきました。


Blue Mink

Blue Mink




3,Real Mink/Blue Mink (Philips) 1LP 100円
ブルー・ミンクはソングライターとしても名を馳せるロジャー・クックと黒人女性歌手のマデリン・ベルの男女2人のヴォーカリストをメインにしたイギリスのポップロック・バンド。本盤はその1970年リリースのセカンドヒット"Good Morning Freedom"をフューチャーした米でのセカンド・アルバム。

ロジャー・クックがソングライター・チームとして組むロジャー・グリーナウェイとの共作曲がここでもめちゃくちゃキャチーに響きます。70年前後のブリティッシュ・ポップスのもっとも良質な部分が聴けるアルバムかと思います。

Blue Mink

Blue Mink Good morning freedom 1970



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4 コメント

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偶然 (uni)
2010-05-10 11:09:26
私もMIXIの話題はバニラ・ファッジでした。
このアルバムいいよねぇ!
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ファッジ (Jahking@管理人)
2010-05-10 21:40:20
今でもそこかしこで話題になるのがヴァニラ・ファッジ。それもこれも、あのファースト・アルバムがあるからでしょう、ね。
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Jellyroll (Gravenites)
2010-05-14 12:29:56
このバンドにいたロジャー・トロイは1974年のエレクトリック・フラッグの再結成にベースとソウルフルな歌で参加して、マイケル・ブルームフィールドのサークルに参加していましたね。スケールの大きなシンガーでした。

ジェリーロールとかガス・マスク(トランペットのエンロコ・ラバ)とかブラス・ロックの世界って結構深いです。MIXIで「ブラス・ロック」のコニュニティを作りました。
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Gas Mask (Jahking@管理人)
2010-05-15 09:45:58
>ガス・マスク(トランペットのエンロコ・ラバ)とか

えっ? と思って取り出してみたら確かにEnrico Rava born in Italyのクレジットが! いや、恥ずかしながら今の今まで知らなかったです、こんな時代からエンリコ・ラヴァがアメリカで活動していたとは。
更にこれプロデュースがテオ・マセロだったんですね、ウィリアム・ガルシオのシカゴに対するテオ・マセロからの回答がガス・マスクだったのかな(その割にはまったく売れなかったのですが)。思わず10数年振りに針を落しちゃいました。
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