1,Ramblin' with Mose/Mose Allison (Prestige) 1LP 1,130円
カクタス、ブルー・チアー、ブルース・イメージ、ジョン・メイオール、ジョニー・ウィンター、ホット・ツナ、思いつくまま挙げてもコレだけ出てくる"Parchman Farm"をカバーしたバンド。その曲の作者がモーズ・アリソン。そんなことでモーズ・アリソンは昔のロックファンの間では「名前だけ有名人」、で ジャズ・ピアニストが作った曲が何故にこんなのもロックバンドに取り上げられるのかおおいに疑問でした。
その後はクラプトンやコステロ、ピート・タウンゼント等々がリスペクト発言をしたりヴァン・モリソンが全曲カヴァーのアルバムを出したり、ライノからはそんな視点から選曲された2枚組のベストCDが出たりでもう再評価バリバリ。
当然ジャズファンからのウケは悪かった人ですが、ジャズに留まらず要は黒人音楽(ブルース)を独自の解釈で昇華して後のS.S.W的な活動を50年代からやってきたところが評価されている(愛されている)所為のようです。
で 本盤。58年の録音で1曲だけ歌物があるものの全編小粋なジャズピアノ・トリオ。コレを聴いただけでは上記に書いたような個性は判りません。その辺りはPrestigeの後Atlanticで録音された諸作から鮮明になっていくようです。
と偉そうなことを書きましたがこの人を聴き込んでいるのかというとPrestigeでの「Local Color」、「Back Coutry Suite」、「Sings」(これでその"Parchman Farm"のオリジ録音が聴けます)を持っていた程度で実はお恥ずかしい次第です。
本盤もこの価格でPrestige黄レーベルのオリジ盤があったのでという不純な動機での購入でした。
Van Morrison & Mose Allisonはこちらで。
2,The Prisoner/Herbie Hancock (BN) 1CD 600円
何やら意味深なタイトルとジャケット、1曲目のタイトルはあのお方の有名な一言"I have a Dream"から取ったもの(ですよね?)。と中々に気負った1枚かと思いきやそんなことはなく6本のホーンを加えて芳醇なアンサンブルのなか真摯なソロが飛び交うという気持ちのいい一枚でした。耳を惹いたのはなんといってもジョー・ヘンダーソン。この頃(本盤69年録音です)のこの人はもう存在感バリバリ。凄いですわ。
なんか安かったなぁと思ってよく見ればボートラも付いていないCD初期の復刻ものでマスタリングも音圧も不満だらけ、安かろう悪かろうの一枚でした(悲)
3,The Herbie Hancock Trio (CBS Sony) 1LP 100円
フレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスという絵に描いたようなオール・スター・クインテットがV.S.O.P.とか名乗って出てきたのは77年頃でしたか。当時丁度ジャズから離れつつあった時期ということもあってなんでぇ、顔見世じゃねぇ-のかと冷ややかに見ていたのを思い出します。
本盤はそのリズム・セクション、つまり往年のマイルス・バンドのメンメンが77年のそのV.S.O.P.の77年全米ツアーの合間に吹き込んだという一枚。このメンツならこんなもんでしょ、という以外にコメント出て来ずですいません。マイルス・バンド時代のあのマジックは「無い」です。
V.S.O.P.のライヴ映像はこちら。
もうひとつこちらで。
4,Brilliant Corners/Thelonious Monk (Riverside) 1LP 100円
なんでこんなの今頃買ってんの? と云われそうな名盤ですね。買ったのは60年代初めに出たと思しきペラジャケ日本盤です。モンクのレコードってどれも強烈にモンクなワケですが、とりわけモンク度が高いのがロリンズにアーニー・ヘンリーをフロントにした本盤ではないでしょうか。ピアノ・ソロも1曲"I surrender dear"あり。
66年の"Blue Monk"をこちらでご覧ください。
カクタス、ブルー・チアー、ブルース・イメージ、ジョン・メイオール、ジョニー・ウィンター、ホット・ツナ、思いつくまま挙げてもコレだけ出てくる"Parchman Farm"をカバーしたバンド。その曲の作者がモーズ・アリソン。そんなことでモーズ・アリソンは昔のロックファンの間では「名前だけ有名人」、で ジャズ・ピアニストが作った曲が何故にこんなのもロックバンドに取り上げられるのかおおいに疑問でした。
その後はクラプトンやコステロ、ピート・タウンゼント等々がリスペクト発言をしたりヴァン・モリソンが全曲カヴァーのアルバムを出したり、ライノからはそんな視点から選曲された2枚組のベストCDが出たりでもう再評価バリバリ。
当然ジャズファンからのウケは悪かった人ですが、ジャズに留まらず要は黒人音楽(ブルース)を独自の解釈で昇華して後のS.S.W的な活動を50年代からやってきたところが評価されている(愛されている)所為のようです。
で 本盤。58年の録音で1曲だけ歌物があるものの全編小粋なジャズピアノ・トリオ。コレを聴いただけでは上記に書いたような個性は判りません。その辺りはPrestigeの後Atlanticで録音された諸作から鮮明になっていくようです。
と偉そうなことを書きましたがこの人を聴き込んでいるのかというとPrestigeでの「Local Color」、「Back Coutry Suite」、「Sings」(これでその"Parchman Farm"のオリジ録音が聴けます)を持っていた程度で実はお恥ずかしい次第です。
本盤もこの価格でPrestige黄レーベルのオリジ盤があったのでという不純な動機での購入でした。
Van Morrison & Mose Allisonはこちらで。
2,The Prisoner/Herbie Hancock (BN) 1CD 600円
何やら意味深なタイトルとジャケット、1曲目のタイトルはあのお方の有名な一言"I have a Dream"から取ったもの(ですよね?)。と中々に気負った1枚かと思いきやそんなことはなく6本のホーンを加えて芳醇なアンサンブルのなか真摯なソロが飛び交うという気持ちのいい一枚でした。耳を惹いたのはなんといってもジョー・ヘンダーソン。この頃(本盤69年録音です)のこの人はもう存在感バリバリ。凄いですわ。
なんか安かったなぁと思ってよく見ればボートラも付いていないCD初期の復刻ものでマスタリングも音圧も不満だらけ、安かろう悪かろうの一枚でした(悲)
3,The Herbie Hancock Trio (CBS Sony) 1LP 100円
フレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスという絵に描いたようなオール・スター・クインテットがV.S.O.P.とか名乗って出てきたのは77年頃でしたか。当時丁度ジャズから離れつつあった時期ということもあってなんでぇ、顔見世じゃねぇ-のかと冷ややかに見ていたのを思い出します。
本盤はそのリズム・セクション、つまり往年のマイルス・バンドのメンメンが77年のそのV.S.O.P.の77年全米ツアーの合間に吹き込んだという一枚。このメンツならこんなもんでしょ、という以外にコメント出て来ずですいません。マイルス・バンド時代のあのマジックは「無い」です。
V.S.O.P.のライヴ映像はこちら。
もうひとつこちらで。
4,Brilliant Corners/Thelonious Monk (Riverside) 1LP 100円
なんでこんなの今頃買ってんの? と云われそうな名盤ですね。買ったのは60年代初めに出たと思しきペラジャケ日本盤です。モンクのレコードってどれも強烈にモンクなワケですが、とりわけモンク度が高いのがロリンズにアーニー・ヘンリーをフロントにした本盤ではないでしょうか。ピアノ・ソロも1曲"I surrender dear"あり。
66年の"Blue Monk"をこちらでご覧ください。
後年モーズ氏のオリジ・ヴァージョンを聴いたときの肩透かし感は忘れられず。どーしてこんな曲(ヴァージョン)があんなにロッカーに好まれたのか? 今でも疑問です。理由のひとつが歌詞に?
昔チラッと聴いたAtlantic盤ではGravenitesさんの仰る「親しみさが沸かないのと、白人なのにアクが意外と強かったりします」通りの印象でした。
「Back Coutry Suiteの青」確かにオリジっぽいですね、深溝RVG刻印+イエローレーベルでもセカンド・プレスが存在するのか? いやホントやっかいですね。
小生入手の「Ramblin' with Mose」も正に深溝RVG刻印+イエローレーベル。やっぱこの価格は破格でしたね。ラッキーでした。
因みに以前ほぼ同価格で入手した「Local Color」も深溝RVG刻印+イエローレーベルでした。何故かMose氏とは縁があるよーで、こんな戯言を云っていないでもっと聴き込まねばならないのかなぁと思う今日この頃です(笑)
濃紺のレーベルだと2ndイシューですね。
このモーズ・アリスンという人、結構難しいです。編成はピアノ・トリオが中心ですが、そのジャズ・シンガーとしての歌なのか、ブルーズ・シンガーなのか、伴奏ピアニストなのか、おそらく全部が彼の正体でしょう。大学の英文科卒というのも親近感と意外感があります。
その他、ピアノを中心の小編成でもいろいろな試みをやっています。組曲形式とか、オルガン、ジャック・ブルースを入れたり、ケニー・バレルが客演したり、アンバランスなブラスを加えたり、彼自身の世界を作り上げてはいるんですが、親しみさが沸かないのと、白人なのにアクが意外と強かったりします。
アトランティック・レコード創立60周年で、さまざまな名盤がCD化されていますが、アリスンやハービー・マンがどの程度までこれを機会に再認識されるか?
アトランティンクの2in1のCDにこの二人のアルバムがよく出されています。
とにかく、私としてはオスカー・ピタースンよりもモーズをかいます。
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r35859317
深溝RVG刻印+イエローレーベル...こっちがオリジナル?
プレスティッジはレコード番号変えないで複数のジャケ、色違いジャケが存在するのでやっかいですね。
ロック側の最初のリスペクトがThe Whoがとりあげた(このアルバムの)「Young Man Blues」らしいのでiTuneで試聴しましたが...よくわからずでした。
>「Back Coutry Suite」は黄色でなくブルーも
初耳です。セカンド・プレスものでしょうか。「Soul Trane」も通常ブルーですが、私オレンジのを持ってます、黄レーベルではなくセカンド・プレスの紺レーベルでした。