Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Ornette Coleman 1962

2015年06月23日 | Jazz
1,Town Hall 1962/Ornette Coleman (ESP) 1LP 756円
オーネット・コールマンが今月11日亡くなりました、享年85歳。
最初に買ったのは70年代の半ば日本ビクターから出ていた日本盤、いつのまにか手元から離れていたことに気づき再購入したのですがその直後、その訃報に接することになるとは....。



「アメリカのジャズミュージシャンで、従来のジャズの演奏スタイルを覆す「フリージャズ」を生み出したアルトサックスプレイヤーのオーネット・コールマンが死去した。85歳だった。ロイターなどが報じた。
オーネット・コールマンはテキサス州フォート・ワース生まれ。アルトサックスを独学で学び、50年代はロサンゼルスで40年代のジャズのスタイルだった「ビ・バップ」をデフォルメしたジャズで注目を浴びた。
1959年にはニューヨークデビューを果たし、従来の奏法にとらわれぬ自由な表現を追求した「フリージャズ」の原点となるアルバム「ジャズ来るべきもの」を発表し、賛否両論を巻き起こした。以降も「フリージャズ」(61年)、「ゴールデン・サークル」(65年)といった名作を発表した。」



このタウンホールでのコンサートはこのトリオでのお披露目、ですが当時このトリオには演奏する場が無くやむなくオーネットの自費でのコンサートだった由。そんな状況だからなのかどうなのか悲哀曲の極み"Sadness"が素晴らしい。アヴァンギャルドでありながらもドシャメシャのフリー・ミュージックとは対極の美しい音楽を描いたオーネット・コールマン、そんなコールマンを象徴する一曲"Lonely Woman"と並び昔から心惹かれる曲/演奏がこの"Sadness"。

そういえば、新潮文庫から出ている村上春樹さんの「ポートレイト・イン・ジャズ」でもこの「タウンホール」が取り上げられていた記憶があります、探して再読してみよう。

R.I.P.




Side A
1.Doughnut
2.Sadness
3.Dedication To Poets And Writers
Cello – Kermit Moore
Viola – Julian Barber*
Violin – Nathan Goldstein, Selwart Clarke

Side B
1.The Ark

Alto Saxophone – Ornette Coleman (tracks: A1, A2, B)
Bass – David Izenzon (tracks: A1, A2, B)
Percussion – Charles Moffett (tracks: A1, A2, B)
Track A3: String Emnsemble only

Recorded live Dec. 21 1962


Ornette Coleman - Sadness




Ornette Coleman - Town Hall, 1962 (1965)

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