1,same/Merryweather (Capitol) 1LP 630円
カナダ出身のベーシスト、ニール・メリーウエザー率いるメリーウエザーの69年のファースト・アルバム。
当時Capitolでの2枚目の2枚組アルバム「World of Mouth」が東芝からスーパー・セッション・アルバムとして鳴り物入りで広告されていたのを鮮明に覚えています。当時は例のアルとマイクのスーパー・セッションが大当たりの時代でそれに便乗してのものだったのでしょう。実はスーパー・セッションといってもデイヴ・メイソン、チャーリー・マッスルホワイト、バリー・ゴールドバーグ、ステーヴ・ミラーが参加したというスーパーというにはいささか地味なものでした。これには続編(?)もあって、マッスルホワイトとゴールドバーグが参加した「Ivar Avenue Reunion」(RCA)がそれ。
この2枚でメリーウエザーは消滅、以後ニール・メリーウエザーはKent、RCA、Mercuryと渡り歩いて私の知っている限り7枚のアルバムを制作。その他ガール・フレンドの女優でもあったリン・ケアリーと結成したママ・ライオン(これも日本盤出ていましたね、リン嬢がライオンの赤ちゃんに授乳をしているというジャケットでご存知の方も多いでしょう)で2枚、そしてリン抜きのヘヴィー・クルーザー名義でもアルバムを出しています。
で 本盤、シカケは色々あるものの基本的にはオルガン入りでギターも暴れるブルース・ロック。ニールのボーカルも迫力に満ちたものであの時代のアメリカン・ブルース・ロック・ファンなら絶対に楽しめるものになっています。上記のニールが参加したアルバムは基本的には路線は同じ、未聴のブルース・ロック・ファンの方は機会があったら是非お試しを。なかでもリン・ケアリー嬢とのママ・ライオンはジャニスばりのシャウトが迫力満点。
2,Takin' My Time/Charlie Musselwhite (Arhoolie) 1LP 350円
上記のニール・ウエザー盤にも参加していた白人ブルース・ハーピストのボス、チャーリー・マッスルホワイトの71年録音盤。ポール・バターフィールドと同じくリトル・ウォルターの影響が濃いハーピストですが、ポール同様明らかに自分の音を持ち得た人でこのArhoolie盤でもその個性的なハープはナマ音もアンプリファイドもタップリ聴けます。ギター、ピアノ、ベース、ドラムスという編成のバックですが、オーソドックスながら安定した非常にいい演奏、大いにチャーリーを盛り上げています。この辺りはクリス・ストラクウィッツのプロデュースも一役かっているものと想像します。
尚、ギターはRobbin Fordなる表記になっていますが、その後ジャズ~フュージョン界で名を上げるRobben Fordです。
カナダ出身のベーシスト、ニール・メリーウエザー率いるメリーウエザーの69年のファースト・アルバム。
当時Capitolでの2枚目の2枚組アルバム「World of Mouth」が東芝からスーパー・セッション・アルバムとして鳴り物入りで広告されていたのを鮮明に覚えています。当時は例のアルとマイクのスーパー・セッションが大当たりの時代でそれに便乗してのものだったのでしょう。実はスーパー・セッションといってもデイヴ・メイソン、チャーリー・マッスルホワイト、バリー・ゴールドバーグ、ステーヴ・ミラーが参加したというスーパーというにはいささか地味なものでした。これには続編(?)もあって、マッスルホワイトとゴールドバーグが参加した「Ivar Avenue Reunion」(RCA)がそれ。
この2枚でメリーウエザーは消滅、以後ニール・メリーウエザーはKent、RCA、Mercuryと渡り歩いて私の知っている限り7枚のアルバムを制作。その他ガール・フレンドの女優でもあったリン・ケアリーと結成したママ・ライオン(これも日本盤出ていましたね、リン嬢がライオンの赤ちゃんに授乳をしているというジャケットでご存知の方も多いでしょう)で2枚、そしてリン抜きのヘヴィー・クルーザー名義でもアルバムを出しています。
で 本盤、シカケは色々あるものの基本的にはオルガン入りでギターも暴れるブルース・ロック。ニールのボーカルも迫力に満ちたものであの時代のアメリカン・ブルース・ロック・ファンなら絶対に楽しめるものになっています。上記のニールが参加したアルバムは基本的には路線は同じ、未聴のブルース・ロック・ファンの方は機会があったら是非お試しを。なかでもリン・ケアリー嬢とのママ・ライオンはジャニスばりのシャウトが迫力満点。
2,Takin' My Time/Charlie Musselwhite (Arhoolie) 1LP 350円
上記のニール・ウエザー盤にも参加していた白人ブルース・ハーピストのボス、チャーリー・マッスルホワイトの71年録音盤。ポール・バターフィールドと同じくリトル・ウォルターの影響が濃いハーピストですが、ポール同様明らかに自分の音を持ち得た人でこのArhoolie盤でもその個性的なハープはナマ音もアンプリファイドもタップリ聴けます。ギター、ピアノ、ベース、ドラムスという編成のバックですが、オーソドックスながら安定した非常にいい演奏、大いにチャーリーを盛り上げています。この辺りはクリス・ストラクウィッツのプロデュースも一役かっているものと想像します。
尚、ギターはRobbin Fordなる表記になっていますが、その後ジャズ~フュージョン界で名を上げるRobben Fordです。
スーパー・セッション・アルバムのメンバーもシカゴからサンフランシスコに移った例の連中が多く、思わずニタリとさせられますが、ミュージック・ライフでもレコード紹介だけでなく記事もありました。ディブ・メイスンは表の通りで「ナンパ」してスタジオまで引き釣り込んだとか。彼もドラムズにいる写真がありました。スーパー・セッションのチャーリー・マッセルホワイトのHello Little Girlでしたか、おそらくハープ用のマイクから録ったボーカルがサイケで素晴らしいです。
マッセルホワイトを語るには多くのスペースを要しますが、こちらで取り上げたアルバムとか、「ルイジアナ・フォグ(チェリー・レーベル)」がいい作品です。
彼等のファーストアルバムにはポスターが付いていましたね。
かつては殆ど持っていたのですが、手放してしまっていてまた買い集めようと思っております。