
same title / Lee Clayton (MCA) 1LP 1973
ナッシュビル出身のSSWリー・クレイトンのファーストアルバムです。初めて買ったのは70年代も終わり頃だったか、武骨な低音で歌われるアウトローソング、カントリーの枠を超えたファンキーさまで併せ持った南部サウンドにやられて以来の愛聴盤。
15年ほど前にCDを取り上げたことがありますが、今回入手したのはリアルタイム1973年にビクター音産から出た日本盤。おーっ、はじめてお目にかっかった日本盤、嬉々として抱えました。タワーヴィニールで450円! 今じゃこんなものなのかな? チト悲しくなりました、正直なところ。
チップ・ヤングのプロデュースによるテネシー録音、"Carnival Balloon" "Lonesome Whiskey" "Ladies Love Outlaws" ....南部男が歌う無骨な放浪の歌。このアルバムの後は歌もサウンドも洗練されたものになっていきますが、ここではそれとは雲泥のピュアさが際立つものになっています。あの当時、SSW系の音楽を指して"ヒューマン・ソング"なんて謳い文句がありましたが、正にそんな言葉が浮かんでくる今聴いても素晴らしいアルバム、ですね。



Carnival Balloon
Lonesome Whiskey
Ladies Love Outlaws
1曲目が好きですね。あとB面の3曲目とかも。
それにしても安すぎですね。この手のSSWは人気ないのですかね?