Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

デイヴ・クラーク・ファイヴ・デラックス

2013年02月03日 | 60's,70's Rock
1,デイヴ・クラーク・ファイヴ・デラックス (Odeon) 1LP 680円
67年に東芝が出した日本独自の編集盤。同年8月にリリースされた"青空からちょっぴり~A Little Bit Now"がこのアルバムに収められた最新シングルとなります。
A面の7曲は正にベリー・ベストですが、B面はちょっと面白い選曲となっています。63年の英Columbiaでのデビュー曲"マルベリー・ブッシュ"、"目かくしの恋~Look Before You Leap"日本のみシングルカットされた"忘れ得ぬ君~When"等は今の感覚からすると出てこないかなぁと。してみると当時の日本では初期のラウドなR&Rポップナンバーより、甘めなポップナンバーが好まれたのかもしれませんね。とどのつまり"ビコーズ"だけのバンドだったのかも?

シャウトしまくるマイク・スムスの超絶ボーカルにズッコン・ズッコンと独自のビートを刻むデイヴ・クラークのドラムスが最高に映えるR&Rナンバー、"Do You Love Me" "Reelin' & Rockin'"、あまたあるカバー・ヴァージョンの中でも最高峰の出来。このマイク・クラーク、今更ですがシャウトするR&R曲ばかりでなくスローなナンバーも実に上手くて"ビコーズ"は云うに及ばず、" Forever and a Day" "Come Home" "When"等々、でこの手のスロー・ナンバーで一番なのが"I'll be Your My Love"。
はてさて、デイヴ・クラーク氏、その原盤権を全面公開するということはいつの日にか有り得るのでしょうか?
Side A
1.グラッド・オール・オーバー
2.ビコーズ
3.ドゥ・ユー・ラヴ・ミー
4.オーバー・アンド・オーバー
5.若さをつかもう
6.ビッツ・アンド・ピーセス
7.リーリン・アンド・ロッキン

Side B
1.青空の恋
2.青空からちょっぴり
3.ビューティフル・ベイビー
4.ナインティーン・デイズ
5.忘れ得ぬ君
6.マルベリー・ブッシュ
7.目かくしの恋

英guardian紙のサイトが公開した英国のBritish Pathe社が製作したニュース映像のアーカイブで、64年北ロンドン公演の非常に鮮明な映像がこちらのサイトで見れます。

DC5


The Dave Clark Five/ドゥ・ユー・ラヴ・ミーDo You Love Me


Reelin' And Rockin - Dave Clark Five リーリン.アンド.ロッキン

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14 コメント

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> デイヴ・クラーク・ファイヴ (通りすがり)
2013-02-03 20:21:25
版権の問題は不明ですが、2008 年頃に以下のように 7 枚セットのアルバムが出ています。
以前出ていた、ドイツ (?) だったかのとは別みたいです。
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=8315622
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Dave Clark (Gravenites)
2013-02-03 21:41:39
私もこのベスト盤を持っており、昔から愛聴しています。B面の「忘れえぬ君~When」を入れているのがセンスがいいです。あれは彼等主演の映画「5人の週末」でもとても効果的に使われていました。

ところでこのアルバムの中にある写真がDC5以外のものが使われています。おそらく東芝担当者の間違えでしょうが、ではそれがどのバンドなのか不明なのです。マインドベンダーズかもしれませんが、自信はありません。

米国エピックからもベスト・アルバム出ていましたが、25分足らずの短さでした。それに比べるとこの日本独自編集のこのアルバムは的を得ているというか、良心的です。

まだディブ・クラークはベストものでないオリジナル・アルバムのCDリリースのための許可をなぜ出さないのが不明ですが、7年ほど前にドイツのブート・レッガーが米エピックのアルバムのCDRを平気でオン・ラインで正式リリースのような体裁で売っていました。同レーベルからジョージィ・フェイムのを買いましたが、途中で切れてしまう低品質で購入失敗に終わりました。

それはそうとして彼等の米エピック・アナログLPの相場はあまり上がっていませんね。
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Unknown (なる)
2013-02-03 22:33:02
珍しい彼らの映像に感激しました。楽屋での楽しげな様子、地元トッテナムでのライブ(口パクなのが残念ですが)にはただただビックリ。

いつも貴重な情報をありがとうございます。
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DC5 (Jahking@管理人)
2013-02-03 22:42:25
>通りすがりさん
ご紹介のBits & PiecesからのCDはVol.3~7の5枚持っています。印刷はインド、制作はチェコというクレジットの入ったこれまた怪しいものですね。以前でていたもののというのはUltraが帯に解説を付けて日本仕様として出したRock-In-Beatからの8枚もののシリーズだと思うのですが、こちらのクレジットは1999~2001年になっていて実際買ったのもその頃だと記憶します。で、その後に入手したのが先のBits & Pieces盤。確かに仰る通り2008年ごろのような気がします。が 引っ張り出してクレジットを見たら1994年になっていてこっちのほうが先に出ていたようですね。


>GRAさん
>このアルバムの中にある写真がDC5以外のものが使われて......
私が入手したものの見開きジャケットの内側には左端に1枚だけ写真が載っていて、この写真はシングル盤にも使われているまさしくDC5の写真なのですが....?
米Epic盤は20年くらい前まではそれなりの値が付いていたのですが、仰る通りこのところは驚くほど安価になっていますね。それに引き替えUK盤の高いこと! これはDC5に限らずなのですが。
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DC5 (Jahking@管理人)
2013-02-03 22:48:19
>なるさん
この映像は凄いですよね、内容といい、画質の良さといい。こんな形で公開されたってことは公式なものなのでしょうね。かっこいい、実に!
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お久しぶりです。 (バッキンガム爺さん)
2013-02-04 11:11:20
お久しぶりです。

懐かしくなって、DC5の BEST盤LPを
押し入れから引っ張り出して聴いています。
『 DC5 Deluxe 』は大好きなアルバムです。

CDの2枚組『 HISTORY OF THE DC5(.50 CLASSIC......) 』も悪くありませんが、ヤッパリLPの存在感がいいですね。
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Unknown (uni)
2013-02-04 11:22:33
バッキンガム爺さん お元気でした?
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Unknown (バッキンガム爺さん)
2013-02-04 11:43:42
Uni さん、おひさです。

定年後は ロックを聴きながら囲碁をしています。

DC5は 60年代に、NHKのエド・サリバンショーでやったとき、
TVのスピーカーの前にマイクをおいて、テープレコーダーで録音したのが、忘れられません。
あの時の ”ビッツ&ピーセスは最高でした。
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あっ! (Jahking@管理人)
2013-02-04 21:45:31
バッキンガム爺さん! 
いやぁ、お久しぶりです、何年振りでしょうか、ようこそおいでくださいましてありがとうございます。
ロックを聴きながらの囲碁とは如何にもバッキンガムさん「らしい」ですね、お元気のようでなによりです。
今後ともよろしくお願いします。

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Unknown (しみへん)
2013-02-05 14:16:47
また関係のないコメントで済みません。

http://diskunion.net/rock/ct/news/5

これの内容はどんなもんでしょうか?
気になりますが、価格が価格ですので。
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