Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Sam "The Man" Taylor

2011年07月30日 | ジャケ買い盤
1,Plays The Bad and The Beautiful/Sam "The Man" Taylor (Moodsville/Prestige) 1LP 100円
入手盤は60年代初めに日本ビクターからリリースされたペラジャケ盤。邦題「サム・テイラーとスクリーンの美女たち」。レーベルはPrestigeとなっていますが、オリジナルはその傍系レーベルのMoodsvilleからのMVLP-24。

このなかなかに素晴らしいジャケットはオリジナルかと思いきやジャケ裏に「ジャケット表紙/エヴァ・ガードナー「裸の伯爵夫人」より 提供:松竹株式会社」とありますので日本独自ジャケだと思います。

中身は美女が活躍する映画の主題曲ばかりを集めたイージー・リスニングもの。Prestigeのムーディー・ジャズ専門の傍系レーベルからの発売、編成はギターを入れアート・デイヴィスにエド・ショーネシーという腕っこきのリズム隊、録音もあのエディ・ヴァンゲルダー、と十分にジャズを感じさせてくれるバックグラウンドなのですが、サム・テイラーのサックスが余りに甘くムーディーでイージー・リスニングとしかいいようのないものに仕上がっております、ですがこれがこの人の真骨頂なわけでサム・テイラーさん、ある意味さすがです(笑)

Side A
A1,Ruby
A2,Love Song From Suzie Wong
A3,Laura
A4,Anastasia

Side B
B1,Gloria
B2,Barefoot Contessa
B3,The Bad And The Beautiful
B4,Anna

Sam Taylor (ts)
Lloyd Mayers (p)
Wally Richardson (g)
Art Davis (b)
Ed Shaughnessy (d)
Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, February 20, 1962


Sam Taylor




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2 コメント

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Sax (Sex?) on Prestige (Gravenites)
2011-07-30 11:50:33
Moodsvilleを含むPrestigeも意外に裏の顔を持っていることがわかるわけですが、同じサックスでもジョン・コルトレーンも録音したこのPrestigeというレーベル、ブルーノートよりうまく軟硬を使い分けています。
ちなみにリバーサイドもイージー・リスニング・レコードをたくさん作っていました。
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イージー・リスニング・レコード (Jahking@管理人)
2011-07-30 19:07:35
Prestigeは実に下世話なレーベルですね、ストイックなBNより私は断然こちらに惹かれます。今またあらためてこのサム・テイラーを聴いていますが、全体のサウンドはまさにヴァンゲルダーのあの音。同じヴァンゲルダーでもPrestigeとBNでは明らかに音が違います、面白いところですね。
しかし、何度も書きますけど50年代から60年代のイージー・リスニング・ミュージックの需要は凄いものがあったのですね。
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