Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

フォークは生きている 1980

2012年03月19日 | 和物
1,フォークは生きている:京都音楽祭入賞グループによる記念レコード/V.A. (ISKR) 2LP 100円
Inter Space Kyoto Records Inc.(ISKR)(中川秀雄代表)が企画制作し1980年にリリースされた2枚組アルバム。
1974年から開催していたというアマチュアのフィークソングの発表の場「京都音楽祭」、本盤はその優秀グループを集めたものだそう。
ISKRはそれ以前は京都レコードと名乗っていてこちらに詳細が。
1980年というとロックが産業化しだして所謂ニュー・ミュージックが台頭、要は音楽があらゆる局面で商売に成り得ることが判ってきた時期。そんな風潮に反旗を翻すが如く活動をしていたのが、ここに収められているようなアマチュア集団。かつてのフォーク・ブームを原点とするこういった集団は80年当時まだまだ全国に存在していたのでしょう。ただ、それも殆んどが装飾を重ねて数年後にはニュー・ミュージックと意匠を変えていくのですが。その意味では過渡期のシーンを捉えた貴重な音盤とも云えるのかもしれません。


Folk Song

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4 コメント

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誰も (uni)
2012-03-20 10:01:42
名前を聞いたことがありません。
74’だとシンクロしているはずなのに
もうフォークは下火だったのか.....
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京都音楽祭 (Jahking@管理人)
2012-03-20 10:35:21
ちょっと言葉が足りなかったようです。音楽祭は74年から開催されていて、ここの集められた人達は79年と80年の優秀グループだった由。
いずれにしても極めてローカルな活動だったのでしょうね。
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Folk songs (Gravenites)
2012-03-21 11:35:23
1979年だとフォーライフ、四畳半フォーク、ニューミュージック、さだ・まさし(笑)なども一応落ち着いたディスコ時代にこのようなフェスティバルが模様され、しかもわざわざ2枚組のLPまで献上されているところからして、何か無視できないものがありますね。

曲目を見る限り四畳半っぽいところもありますが、取りようによってはいろいろな意味に解釈できるのもあります。

しかも一曲がけっこう長い....8分なんていうのもありますね。即興詩でもやっているのでしょうか。

そこにはバンド・ブームとは別の世界で進行しているイベントとでも言うところでしょうか。
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京都音楽祭 (Jahking@管理人)
2012-03-22 07:26:57
80年というのは今思うと非常に微妙な時期ですよね。「フォークは生きている」ってタイトルからしてそれを表しています。実際に聴いてみても、所謂関西フォークの流れのものからニュー・ミュージック風のものまで。
このイベントがいつまで続いたものなのか興味深いのですが、想像するともうこの時期は終焉に近かったのでは? それほど、「フォークは生きている」といいつつもフォークなる枠では収まりきれなくなってきている時期の様な気がします。
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