Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Sun Ra 1956

2019年06月30日 | Jazz
1,New Horizons/Sun Ra and his Arkestra (Fresh Sound) 1CD 650円
これを出しているスペインのFresh Soundレーベルは思い出深いですね。80年代の頭頃からだったか、こんなの誰が買うんだ?という50年代のレア(と云えば聞こえはいいが要は無名盤)なジャズ系のレコードをオリジナル通りにコピーしてバンバンリリースしていた(日本人向けという噂も)奇特な会社。勿論中には誰もが望む盤もあったものの何故にここまで闇雲に....、呆れながらもポツポツとは買わせていただいてはおりました。と そんなFresh SoundレーベルもCDに時代に入ってからは方針を変えたようでリー・モーガンの晩年のライヴとか中々の注目作も多数リリースするようになったようです。

というFresh Soundレーベルからリリースされているサン・ラー盤に中古で遭遇、一も二もなく買ってきました。
中身はサン・ラーのデビュー・アルバム(この時サン・ラーは御年42歳!)でTransitionから1957年にリリースされた「Jazz by Sun Ra」(Transition TRLP-10)の10曲にオムニバス「Jazz in Transition」(TRLP-30)に入っていた1曲、それに自らのSaturnレーベルから出ていた「Sun Ra Visits Planet Earth」(Saturn LP-207)と「Super-Sonic Jazz」(LP-0216)から8曲を入れたもので、いずれも1956年に録音されたもの。

10人前後の中規模コンボで既に後のアーケストラの中核をなすジョン・ギルモア、パット・パトリック、チャールズ・ディヴィス等々が在籍、1956年と云うことで後のソーラー・ミスティック・サウンズではなく結構フツーのハード・バップ・サウンド、が ただじゃ起きないのがラー師、ティンパニをブョンブョウ云わせての宇宙遊泳サウンドがあったりし興味は尽きません。この曲名を見ても土星人に率いられた宇宙ジャズを奏でる集団というコンセプトは既に確立していたようです。

1 Brainville
2 Call For All Demons
3 Transition
4 Possession
5 Street Named Hell
6 Lullaby For Realville
7 Future
8 Swing A Little Taste
9 New Horizons
10 Fall Off The Log
11 Sun Song
12 Reflections In Blue
13 Two Tones
14 El Viktor
15 Saturn
16 Kingdom Of Not
17 Blues At Midnight
18 Super Blonde
19 Sof Talk



sunra




Jazz By Sun Ra (1957) (Full Album)




Sun Ra And His Arkestra - Super-Sonic Jazz (1957) (Full Album)




"Kingdom Of Not" by Sun Ra And His Arkestra

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