Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Travelin' the Astronauts 1967

2017年07月03日 | 60's,70's Rock
1,Travelin' Man/The Astronauts (RCA Victor) 1LP 719円
アストロノウツの代名詞といえば"太陽の彼方に"を始めとするリヴァーヴギターがバリバリ響き渡るサーフィン・サウンド。が 実際にそんなサウンドが聴けるのはファーストアルバム「Surfin' With The Astronauts」に次作「Competition Coupe」のみ、以降は品行方正なロックンロールバンドに。

そんなアストロノウツ、1967年の最終作が本盤です。大きく変わったのはデヴュー時から前作までプロデュースを務めてきたアル・シュミットが降りて、スナッフ・ギャレットにバトンタッチ、アレンジはレオン・ラッセルになったこと。これを受けてキラッキラのシティポップスがアストロノウツの元にも。中で一番の聴きものは日本でもシングルカットされていた"Main Street"とそのB面に置かれた"In My Car"。この2曲のみプロデュースがレオン・ラッセルとスナッフ・ギャレット(他はスナッフ・ギャレット単独)でしょう。ゲイリー・ルイス&プレイボーイズの諸作で聴けたあのサウンドがアストロノウツに乗り移ったかのよう。コーラス主体のボーカルからしてあのアストロノウツの顔はどこに行っちゃったの? という素朴な疑問もないでは無いのですが。

mainstreet

ということで、本質は黒人音楽も好きなコロラド州はデンヴァーのローカル・ロックンロール・バンドだった彼等。サーフィン・バンドから品行方正なR&Rバンド、そして時代に呼応したポップバンドにと変遷させられていったアストロノウツ、オリジナルメンバーはリッチ・フィフィールドとジム・パターソンの二人になって1967年、ここで役目を終えます。

解散後、華麗なリードギターを弾いていたリッチー・フィフィールドは時代に呼応し
Hardwaterを結成しCapitolからアルバムを出します。

Side A
A1 In The Midnight Hour
A2 She's Just My Style
A3 Let's Go Get Stoned
A4 Main Street
A5 The Birds & The Bees
A6 Laugh Laugh
Side B
B1 Count Me In
B2 I Know You Rider
B3 In My Car
B4 Travelin' Man
B5 Out Of Limits
B6 Better Things


The Astronauts - Main street


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4 コメント

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Unknown (uni)
2017-07-03 13:52:21
私もボロボロですがこのLP持ってます。
アンチェインマイハートが大好きで
少し追いかけました。
このシングルは珍しいですね
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Re:アストロノウツ (Jahking@管理人)
2017-07-03 21:16:07
アンチェインのレイ・チャールズを初めとしてこのバンドは黒人アーティストの曲を多くカバーしていていますね。これが変にオリジナルを意識せず自分たち流に演っていて、これがいいのですね。アンチェイン、私も大好きです。

ですが 彼らのスタジオ録音、来日したときにビクターのスタジオで録音した2曲「チェッ・チェッ・チェッ (Che Che Che) / 恋をするなら」以外、果たしてどこまで彼らが演奏しているのでしょう? 聴けば聴くほど判りません。
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Unknown (miles601)
2017-07-05 11:06:29
このアルバムは好きですがインストのOut Of Limitsが場違いの感じです。これも本当に彼らが演奏してるんですかね。違う感じですよね。曲が足りなくてオマケですかね(^-^)
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Re:Astronauts (Jahking@管理人)
2017-07-05 20:14:37
確かにこの流れで"Out Of Limits"は明らかに浮いていますよね、どうしたんだ!?って感じです。

プロデューサーはスナッフ・ギャレット、レオン・ラッセルがアレンジャーで、まるでゲイリー・ルイス&プレイボーイズのサウンド、ってことははる・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル....でしょうか? いずれにしても、本盤もアストロノウツは演奏していないと私も思います。
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