Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Ken Henderson

2013年01月11日 | Blues,R&B,Gospel
1,Ken/Ken Henderson with Bill Maxwell (Fredlo) 1LP 900円
ストラトを持った黒人のおっちゃんが写った如何にも時代を感じさせるこのジャケット、2千円なら買いませんがこの値なら手が出る.....ということでの衝動買い。

いざ聴いてみると、ウッドベースのみをバックにした甘いポピュラー曲を優雅にソフトに歌うギター弾き語りものでした。このケン・ヘンダーソンなる御仁、ネットを調べてみてもほとんど情報は無くこのアルバムは61年に発売されたもので、これを出しているアイオワ州はDavenportにあるFredloなるレーベルは自身のレーベルで他にも自身名義の数枚のLPと45'sが出ているということが判ったくらい。
時にジャージーに時にブルージーに実に達者なギターを弾く人でその歌声は黒人臭をほぼ消したソフトな語り口(ただ、そのギターからはブルース~R&Bを演っていたという出自が伺えるよう)。地元のクラブを回ってステージをこなし、作ったレコードを手売り販売をするという活動を行っていた人なのでしょう。

Ken


Fredlo

Ken

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2 コメント

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Unknown (なる)
2013-01-11 22:32:41
え、誰それ?な人でもちろん知りませんが、こういうレコードは愛着が湧きますねぇ。

ポピュラー路線、レパートリーにちょこっとカリプソと来ればハリー・ベラフォンテあたりを連想しますが、全然違いますか?
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Ken Henderson (Jahking@管理人)
2013-01-12 09:03:50
この手の盤としては珍しいものなのですが、誰にも相手にされず安価で転がっているレコードは大好きで(確かにそれを愛着と言い換えてもいいかもしれません)、出会えばついつい手が出ます。
ハリー・ベラフォンテ、確かにこの時代の大スターですから意識はしているのでしょうね。このKen氏は基本はたぶんギタリスト(実に達者です)で元々ジャズ、ブルース、R&Bを演っていたのが、持前のエンターテイナー指向とソコソコ歌もイケるので弾き語りでも........とそんなことで活動をしていた人ではないかと妄想します。
歌は黒人臭さを消したクルーナー・タイプでナット・コールとかジョニー・ハートマンに近いような気がします。
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