Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Louisiana & Southern Blues

2008年12月28日 | Blues,R&B,Gospel
1,The Best of Slim Harpo (Excello) 1LP 630円
ルイジアナのユルユルの・スワンプ・ブルースというとジェイ・ミラーのExcelloレーベル。スリム・ハーポ、ライトニン・スリムを初めとするそんなルイジアナのブルースをはじめて聴いたのが元々は70年代の初めに英Blue Hirizonが編集しその後Exello自らがリリースした「The Ecello Story」なる2枚組のLPでした。

そんなことで知ったルイジアナ・ブルース、中でも代表格のスリム・ハーポをはじめてまとめて聴けたのが正に本盤でした。入手したのは70年代ももう終わる頃だったでしょうか。

なんともレイジーでのどかでそしてダウンホームなユルーい、ブルースとR&B。一度ハマるともう泥沼(そう、正にSwamp!)。スリム・ハーポを聴くなら先ずはコレの10曲。当時は何度聴いたことか。

そんな思い出もたっぷりなLPにこんな価格で遭遇、矢も立ても堪らずまた買っちゃいました。白人女性とのツーショットのジャケ写がこれまたいーのです。

Side A
1,Mohair Sam
2,I'm gonna keep What I've got
3,Baby,Scratch My Back
4,Buzz Me Baby
5,I'm a King Bee

Side B
1,Rinin' in My Heart
2,Shake Your Hips
3,Te-Ni-Nee-Ni-Nu
4,I'm Your Bread Maker Baby
5,Tip on in

Slim Harpo-Im A King Bee




2,Wild Cherry/Leroy Washington (Flyright) 1LP 525円
70年代から80年代にかけて英Flyrightは「The Legendary Jay Miller Sessions」のタイトルでExcelloレーベルの音源を独自に編集し大量(多分50枚超)にリリースしていました。

本盤はその25枚目、シンガー/ギタリスト、リロイ・ワシントンの1957年から61年に掛けてジェイ・ミラーが制作しExello、Zinn、Rockoで発売された45'sを12曲集めたもの。

上記のスリム・ハーポ盤で書いたとおり、ルイジアナ・スワンプ・ブルースというとユルユルなレイジーなブルースが代名詞だったりするわけですが、実はこんなモダンなブルースマンもいたのね、という好編集盤。ルイジアナのB.B.キングといった面持ちのモダンなギターにボーカル、甘いバラードも交えそれはそれは芳醇な香り。60年代の半ばには若くして亡くなったようで録音はそう多くなく、本盤と以前取り上げたP-Vineからの編集盤「Swamp Blues Guitarists!」でほぼすべてが聴けるようです。

Leroy



3,Out West/Clifton Chenier (Arhoolie) 1CD 580円
ルイジアナの音楽というともうひとつ、ザデイコ(Zydeco)があります。ケイジャン・ミュージックにブルース/R&Bが合わさったアコーディオンがメインのダンス・ミュージック。

そのザディコの第一人者がKing of Zydecoことクリフトン・シェニエ。もう大好きな人でこのブログでも何回も登場しています。こちらとかこちらとかこちらとかこちらとか。

本盤はエルヴィン・ビショップとスティーブ・ミラー(あのシスコのギタリストとは同名異人の白人ピアニスト)を加えたLPでも出ていた1973年の13曲に自身のバンドRed Hot Louisiana Bandを率いた71年録音4曲の放送録音を加えたCD。
そのタイトル「Out West」通りいずれも録音はサンフランシスコ。

エルヴィン・ビショップ等が加わろうともS.F.で録音しようともまったく意に介さないのがシェニエ翁。Louisiana Two Stepでギンギンに疾走します。

Clifton West

Clifton Chenier



4,The Jig's Up/Jerry McCain (Atom Bomb) 1CD 1,280円
50年代から90年代まで一環して地元アラバマをベースに(今も?)活動しているサザン・ブルースの代表的なハーピスト/シンガーのその最初期50年代から60年代初めの録音を31曲集めたCD。

一言で云うとルイジアナ系とはまたひとつ違うユルくダウンホーム感覚溢れるサザン・ブルース。90年代にIchibanで立て続けに出したモダンなR&B感覚もあるアルバムがしられますが、この初期録音はまた格別です。

McCain

McCain



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2 コメント

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思わず (uni)
2008-12-28 12:53:48
ギターに見入ってしまいました。
ギブソン?エピフォン?

しかし一晩中蜂が出てくる歌が多いですね。

日本ではぶんぶんぶん蜂が飛ぶ  ぐらいかな?
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King Bee (Jahking@管理人)
2008-12-28 22:14:23
ギブソンES-330のかなり古いモデルじゃないでしょうか、形状は335ですがピックアップがシングルコイルのものです。


King Beeまたの名をKing Snake、お相手はQueen Bee若しくはLemon Teaでしょう。
キング・スネークもレモン・ティーも菊さんのサン・ハウスが歌ってましたね。キング・ビーはルースターズがカバーしていました。
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