1,Stand Back! : Here comes Charley Musselwhite's South Side Blues Band (Vanguard) 1LP 500円
近年アナログで再発されたり芽瑠璃堂のOldaysから廉価紙ジャケCDが出たりで、やっぱりこの手は今でも聴く人がいるのね、と、ほくそ笑んだ管理人。ということで、オリジナルVanguard盤のLPが安価で打ち捨てられていれば何度でも救済します。今回の入手盤は盤質もジャケの状態も悪くないのですが、唯一ジャケット上部が裂けている.......これで安価になったのでしょう。実は本盤これでこのブログ3度目の登場です。
ということで、チャーリー・マッスルホワイト1967年のソロ・デビュー作です。時にチャーリーさん、22歳。
規範はバターフィールド・ブルース・バンドのファーストとセカンド・アルバム。ギターがマイク・ブルームフィールドに対してハーヴェイ・マンデル、オルガンがマーク・ナフタリンに対してバリー・ゴールドバーグ、ドラマーはシカゴ・ブルース界では名の知れた黒人ドラマー、サム・レイに対してこちらもシカゴブルースを代表する名ドラマー、フレッド・ビロウとメンバーのスタイルも見事に符合します。プロデュースはあの高名なブルース研究家/プロデューサーのサム・チャーターズ。
バリー・ゴールドバーグのオルガンの音色の安っぽさが惜しい、インストが5曲もあってもっと歌ものが聴きたかった、更に折角名手フレッド・ビロウを入れたのだからドラムスのミックスをもう少し大きくして欲しかった、という気になる点はあるもののすでに貫禄のマッスルホワイトのボーカル/ハープは縦横無尽、絡みつくハーヴェイのギターはスネークのニックネーム面目躍如のウネウネ具合、全体の出来は素晴らしいですね。
ちょっと面白い曲が1曲、ピアニスト、デューク・ピアソンがドナルド・バードに提供して1963年にシングルヒットとなった"Cristo Redentor"(アルバム「A New Perspective」(Blue Note)に所収)。バター・バンドがナット・アダレイの"Work Song"を取り上げていたのに符合するような気が。
Side A
A1 Baby Will You Please Help Me
A2 No More Lonely Nights
A3 Cha Cha The Blues
A4 Christo Redemptor
A5 Help Me
A6 Chicken Shack
Side B
B1 Strange Land
B2 39th And Indiana
B3 My Baby
B4 Early In The Morning
B5 4 P.M.
B6 Sad Day
Charlie Musselwhite-Baby Will You Please Help Me
Charlie Musselwhite-No More Lonely Nights
Charlie Musselwhite-Help Me
Charlie Musselwhite-Sad Day
Charlie Musselwhite-Early in the Morning
Charlie Musselwhite-Christo Redemptor
近年アナログで再発されたり芽瑠璃堂のOldaysから廉価紙ジャケCDが出たりで、やっぱりこの手は今でも聴く人がいるのね、と、ほくそ笑んだ管理人。ということで、オリジナルVanguard盤のLPが安価で打ち捨てられていれば何度でも救済します。今回の入手盤は盤質もジャケの状態も悪くないのですが、唯一ジャケット上部が裂けている.......これで安価になったのでしょう。実は本盤これでこのブログ3度目の登場です。
ということで、チャーリー・マッスルホワイト1967年のソロ・デビュー作です。時にチャーリーさん、22歳。
規範はバターフィールド・ブルース・バンドのファーストとセカンド・アルバム。ギターがマイク・ブルームフィールドに対してハーヴェイ・マンデル、オルガンがマーク・ナフタリンに対してバリー・ゴールドバーグ、ドラマーはシカゴ・ブルース界では名の知れた黒人ドラマー、サム・レイに対してこちらもシカゴブルースを代表する名ドラマー、フレッド・ビロウとメンバーのスタイルも見事に符合します。プロデュースはあの高名なブルース研究家/プロデューサーのサム・チャーターズ。
バリー・ゴールドバーグのオルガンの音色の安っぽさが惜しい、インストが5曲もあってもっと歌ものが聴きたかった、更に折角名手フレッド・ビロウを入れたのだからドラムスのミックスをもう少し大きくして欲しかった、という気になる点はあるもののすでに貫禄のマッスルホワイトのボーカル/ハープは縦横無尽、絡みつくハーヴェイのギターはスネークのニックネーム面目躍如のウネウネ具合、全体の出来は素晴らしいですね。
ちょっと面白い曲が1曲、ピアニスト、デューク・ピアソンがドナルド・バードに提供して1963年にシングルヒットとなった"Cristo Redentor"(アルバム「A New Perspective」(Blue Note)に所収)。バター・バンドがナット・アダレイの"Work Song"を取り上げていたのに符合するような気が。
Side A
A1 Baby Will You Please Help Me
A2 No More Lonely Nights
A3 Cha Cha The Blues
A4 Christo Redemptor
A5 Help Me
A6 Chicken Shack
Side B
B1 Strange Land
B2 39th And Indiana
B3 My Baby
B4 Early In The Morning
B5 4 P.M.
B6 Sad Day
Charlie Musselwhite-Baby Will You Please Help Me
Charlie Musselwhite-No More Lonely Nights
Charlie Musselwhite-Help Me
Charlie Musselwhite-Sad Day
Charlie Musselwhite-Early in the Morning
Charlie Musselwhite-Christo Redemptor
作品的にはチャーリーのブルース・ハープとマイクのギターが唸りを上げてますね。素晴らしい。もちろんバリー&ハーヴェイも。
この辺りはいつまで経っても評価されませんね(悲)。昨日ハーヴェイのBaby Batterを買いました(ジャケット&タイトルが違う独盤を持ってましたが、ついつい)。これも良かったです。初期のチャーリー、マイク、バリー&ハーヴェイは、自分にとって全て”買い”です。
「Baby Batter」は米Janus盤とUK盤はジャケットが違っていて、そのUK盤の赤ちゃんがうようよ居るイラストジャケでCDもあってわたしが持っているのCDもそれでした。
Goldberg, Mandel, Musselwhite周辺はチェックの対象です。
Harvey Mandelに関して言えば"Baby Batter"とデビュー作の””Cristo Redentor”が代表作でしょう。
Vanguard時代はもちろんですが、75年にCapitolから一枚だけ出した「Leave The Blues To Us」が気に入っていました、当時東芝が「ブルースよ永遠に」とかいうタイトルで出していたのを記憶します。
自身のサイトhttps://www.charliemusselwhite.com/
を見ると凄いですね、67年のデビューから2018年までずーっとコンスタントに自身のアルバムを作っているのですね。コロナ禍ででしょう今年の10月の公演予定しか載っていませんが、今もバリバリ現役のご様子、素晴らしい!