
1,Himig Natin/Juan De La Cruz (Walhalla) 1CD 1,680円
2,Maskara/Juan De La Cruz (Walhalla) 1CD 1,680円
フィリピンのハードロック/ヘヴィサイケ・バンドの2ndと3rdアルバムの復刻CDです。ドラムスのジョーイ・スミスは60年代の終わりくらいから日本に滞在、あの陳信輝、ルイズルイス加部とスピード・グルー&シンキを組んでいたことでも知られますね。
実はこの2枚に1stを含めた3枚の復刻CDはこのブログをはじめた直後の頃に購入しております。その後にはギターのウォーリー・ゴンザレスのソロ作も購入しておりました。
フード・ブレイン~スピード・グルー&シンキ、成毛シゲルのフライド・エッグ、大沢博美が歌っていた頃のブルース・クリエイション、布谷文夫のDEW、Too Much、等々、日本のニュー・ロック胎動期の匂いが感じられるこの2枚はとにかく大好きで、今回入手のWalhalla盤はそれぞれに「Manila Concert 1973」のクレジットのあるライヴ音源が3曲づつ計6曲ボートラとして入っているということもあって再購入した次第です。
2nd「Himig Natin」はスピード・グルー&シンキの時にも演っていた"Take You Home"(実はこの曲1969年に米UNIからアルバムを出しているFieldsのオリジナル)、ヘヴィ・ブルースの"Blues Train"、そしてかつて出ていたBoot LPのタイトルにもなっていた"Shake Your Brains"、が白眉のヘヴィロック・アルバム、"Round and Round" "Big Boss Man"のカバーもあり且つ英語で歌われる曲が多く次作ほどの土着性はありません。が 最後に入っているタガログ語で歌われるアルバム・タイトルにもなったバラード"Himig Natin"には泣かされます。
3rd「Maskara」はほぼ全曲がタガログ語で歌われ、ハードにヘヴィーに迫るだけでなく、ストリングスを入れたバラードが2曲、波のSEを入れストリングスを被せたアコギ・インストまであって多彩な内容。
前作のギターがほぼマーシャルのアンプにレスポールをつないででるような典型的なヘヴィーな音でしたが、コチラではそれだけでなくシングル・コイルの明るいアメリカン・テイストのギターも聴け1974年という時代を感じさせるかなぁと。
肝心のボートラですが、いずれもスタジオ録音に歓声を被せた擬似ライヴ。アルバム収録曲をそのまま使ってあったりの落胆もの。ただ2ndに入ってる10分を超える長尺の"Langit"はマイナー・コードのスロウなヘヴィナンバーで聴きものでした。

以前にも書いたのですが、この「Maskara」のフィリピンSunshine Records盤(TSP-5127)をウン10年前に中古屋(多分当時都立大学前にあったハンター)の3枚千円セールで購入しておりました。これがオリジナルだと思うのですが、ジャケットは黒地で中央上に下記のロゴがあるだけのシンプルなもの。CDに使われている化粧を施したメンバーの写真は見開きジャケの内側に載っているものです。

2,Maskara/Juan De La Cruz (Walhalla) 1CD 1,680円
フィリピンのハードロック/ヘヴィサイケ・バンドの2ndと3rdアルバムの復刻CDです。ドラムスのジョーイ・スミスは60年代の終わりくらいから日本に滞在、あの陳信輝、ルイズルイス加部とスピード・グルー&シンキを組んでいたことでも知られますね。
実はこの2枚に1stを含めた3枚の復刻CDはこのブログをはじめた直後の頃に購入しております。その後にはギターのウォーリー・ゴンザレスのソロ作も購入しておりました。
フード・ブレイン~スピード・グルー&シンキ、成毛シゲルのフライド・エッグ、大沢博美が歌っていた頃のブルース・クリエイション、布谷文夫のDEW、Too Much、等々、日本のニュー・ロック胎動期の匂いが感じられるこの2枚はとにかく大好きで、今回入手のWalhalla盤はそれぞれに「Manila Concert 1973」のクレジットのあるライヴ音源が3曲づつ計6曲ボートラとして入っているということもあって再購入した次第です。
2nd「Himig Natin」はスピード・グルー&シンキの時にも演っていた"Take You Home"(実はこの曲1969年に米UNIからアルバムを出しているFieldsのオリジナル)、ヘヴィ・ブルースの"Blues Train"、そしてかつて出ていたBoot LPのタイトルにもなっていた"Shake Your Brains"、が白眉のヘヴィロック・アルバム、"Round and Round" "Big Boss Man"のカバーもあり且つ英語で歌われる曲が多く次作ほどの土着性はありません。が 最後に入っているタガログ語で歌われるアルバム・タイトルにもなったバラード"Himig Natin"には泣かされます。
3rd「Maskara」はほぼ全曲がタガログ語で歌われ、ハードにヘヴィーに迫るだけでなく、ストリングスを入れたバラードが2曲、波のSEを入れストリングスを被せたアコギ・インストまであって多彩な内容。
前作のギターがほぼマーシャルのアンプにレスポールをつないででるような典型的なヘヴィーな音でしたが、コチラではそれだけでなくシングル・コイルの明るいアメリカン・テイストのギターも聴け1974年という時代を感じさせるかなぁと。
肝心のボートラですが、いずれもスタジオ録音に歓声を被せた擬似ライヴ。アルバム収録曲をそのまま使ってあったりの落胆もの。ただ2ndに入ってる10分を超える長尺の"Langit"はマイナー・コードのスロウなヘヴィナンバーで聴きものでした。

以前にも書いたのですが、この「Maskara」のフィリピンSunshine Records盤(TSP-5127)をウン10年前に中古屋(多分当時都立大学前にあったハンター)の3枚千円セールで購入しておりました。これがオリジナルだと思うのですが、ジャケットは黒地で中央上に下記のロゴがあるだけのシンプルなもの。CDに使われている化粧を施したメンバーの写真は見開きジャケの内側に載っているものです。


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