Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Specialty Doo-Wop

2007年05月17日 | Doo-Wop
1,Doo-Wop Sound of Specialty Era Vol.1(1951-1954) (Specialty) 1LP 630円
2,Doo-Wop Sound of Specialty Era Vol.2(1955-1958) (Specialty) 1LP 630円

80年にVividから出たSpecialtyレーベルのDoo-Wopを集めた2枚。
鈴木啓志さんのライナーが面白いのでちょっと無断引用しますと「ブームというのは思いがけないところからやってくるものでシャネルズの"ランナウェイ"の大ヒットで小学生までがドゥ・ワップという言葉を口にするようになって...まったく不意な出来事なのでいささかあわてている有様」と、まぁ、そんな時代に出されたLPです。もう25年以上も前の話なんですねと遠い目になってしまいます。

で Vol.1はライナーにもありますがそんなシャネルズからDoo-Wopに馴染んだ人にはちょっと辛いものかも。ウエストコースト系のバラード系のムーディなものとブルージーなノベルティなナンバーがずらり。所謂Doo-Wop以前の黒人R&Bコーラスグループものです。
54年の過度的な時期を経て55年にロックンロールが生まれたことも関係したか黒人コーラス・グループのスタイルが一変します、それまでのブルージーR&B、ムーディーなバラードからよりストレートなR&Bとダイナミックなバラードに姿を変えDoo-Wopの黄金時代に突入します。そんな時代を押さえたのがVol.2。正にDoo-Wopの典型的なスタイルを聴くことが出来ます。
Specialtyというとリトル・リチャード、ラリー・ウィリアムス、ドン&デューイ等を思い浮かべるレーベルでそのいったロックンロール系に比べるとDoo-Wop系は大ヒット曲/有名グループはいなかったようです。勿論だからといって同じウェストコーストのアラジン、モダーン、ドゥートーンといったDoo-Wopで売ったレーベルの作品に劣るものではまったくありません。

Specialty Doo-Wop

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2 コメント

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Atlantic Doo-Wop (Jahking@管理人)
2007-05-19 11:12:51
おーっ、そう云えばと本当に久し振りに棚から出して今聴いております。アーリー・ソウルの味わいもある「60's」を一番多く聴いておりました。Chuck Jacksonの1曲目とかThe High Keyesとかやっぱり素晴らしい、久し振りに堪能しております。

「Special」は、1,500円シリーズの一枚でしたね。同時に出た「Blues Special」共々こんなレアな曲ばっかりが入ってのこの価格には大いに感謝したものです。

仰る通りこれらが出たのは80~81年頃、シャネルズの恩恵だったのでしょう。(因みにシャネルズ結構好きでした、鈴木さんの容貌も含め日本人とは思えぬ歌唱には結構引き込まれたものです)
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> Doo-Wop Sound of Specialty Era (通りすがり)
2007-05-18 22:00:41
これは、懐かしい。
当時普通に購入しました。

(たぶん) 前後して、
Atlantic Doo Wop 50's (P-6186A)
Atlantic Doo Wop 60's (P-6190A)
Atlantic Doo Wop Special (P-4590A)
というのが、中村とうよう、桜井ユタカ両人の監修で
ワナパイから出ていました。
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